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北斎とジャポニズム 展

2017-10-26 | アート&クラフト

開催されたばかりの「北斎とジャポニズム」展へ。

◆北斎の「富嶽三十六景」とモネの「ポプラ並木」

 

上野公園は小雨が降り肌寒い天気。

◆10/25(水) 13時入場(待ち時間なし)

◆会場入り口のフォトスポット なんだか笑ってしまいます

 

ひとことで言うと、思った以上に面白かった!

ジャポニズムについてはモネやゴッホなど色々な展覧会で大まかな説明や部分的な紹介を見かけましたが、今回はひとつひとつ北斎と西洋の画家たちの作品を対にして比較展示しているので、たいへんわかりやすくなっています。しかもその数300点以上。

北斎の作品をそのまま使ったもの、明らかにヒントを得たと思われるもの、そう言われればそうかな?というもの、う~んそれはちょっとこじつけ?というもの(笑)まで様々ですが、絵画、彫刻、ポスター、工芸品まで広範囲にわたって北斎の影響があったということがよくわかります。

◆クローデルの「波」と北斎の「神奈川沖浪裏」(パンフレットより)

 

それにしても北斎は作品数、守備範囲、発想、画力、構図、やはり凄い人だったんだなあと今さらながら感心。有名な「北斎漫画」や「富嶽三十六景」などをあらためてじっくり見てみたくなりました。

※「富嶽三十六景」の複製画展覧会の記事は→こちら

 

また、この展覧会のために各国の美術館や個人蔵の作品が集められていて、それを見るだけでもなかなか楽しめます。ガレの木工芸とか意外なものも。

個人的に思わぬ掘り出し物だったのは、ドビュッシー作曲の交響詩「海」のスコア(1905年)。本物を見られて感激。

◆交響詩「海」のスコア(オーストリア国立図書館蔵)

 

会場内は普通の混み具合?でしたが、作品が小さくかつ細密なため、列の後ろからだとほとんど見えません(特に最初の部屋は1列に並ばないと全く見えず、行列もなかなか進まない)。各部屋は「動物」「植物」「人物」「浪と富士」などにまとめられているので、先にお目当ての部屋に行くのがいいかもしれません。

 

◆この「浪」のスタンプかハンコがほしい 笑

(2017.10.25)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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