学生のころから大好きだったイラストレーター和田誠さんの原画が見られるということで、芳澤ガーデンギャラリー(市川市)の「和田誠展」に行ってきました。
◆芳澤ガーデンギャラリー入口
以前行った「北鎌倉葉祥明美術館」のように、住宅街の中にある小じんまりとした建物で館内もきれいですが、その名のとおり庭がとても素敵です。
◆よく手入れされた庭
2部屋に分けられた展示室にはポスター、本の装丁や挿絵、絵本などの原画、珍しい立体作品(紙粘土)、そして子供の頃のマンガや似顔絵などがテーマ別にズラリと並べられており、和田誠さん好きには感涙モノ。
どうしてあんなシンプルな画面と簡潔な線でなんでも描き表せてしまうのでしょうか?恐らく線や点が1ミリいや0.5ミリ違ってもダメなんでしょうね。必要なものだけ、そして、ここしかない、というところにすべてが置かれている。。。天才です。まさしく「Wadaland」。
和田さんが小学校3年生の時に描いたマンガ(上手!)、高校生の時の似顔絵時間割、大学時代のレコードジャケットやポスターの原画など貴重な作品も多く、思わず館内を2周。じっくり観ました。惜しむらくはこの展覧会の図版目録があればよかったのになあ、と思いました。
ロビーには和田さんの著作がたくさん積まれていて、「モノクロ画作品集」という分厚い作品集を最後に買おうと思っていたらなんと売り切れ!
◆入館した時はあったのに。。。
やっぱり熱心なファンがいるんですね。代わりに和田さんのエッセイとJazzメンのミニグッズを記念に買って帰りました。 (2013.05.23)