乙姫の気まぐれ日記

アメリカのおせち

静寂

2010年05月12日 07時20分00秒 | 日記
昨日は雨、今日は燦々と柔らかい五月の陽光が輝き風ひとつなく静まり返っている。
そんな昼下がり家の中も空気までが死んだかのように静寂な時が流れて行く。
二匹の猫は重なるようにして眠って居り、浦島殿は本を抱えて白川夜船。

何の変化も、刺激も無く、ニュースも無い、そしてOCNの日記さえ種のない静かすぎるアフタヌーンです。

日本の朝を待って又姉達とお話でもして過ごす事にしよう。
いくら話しても尽きない姉たちのお話しは何時でも同じ話の繰り返し、八十歳をを越えて行き先短いであろう姉たち、私はただただ聞いてあげるだけ。
姉曰く、ああ、お話し出来て良かったと言うが、八十年の人生を黙って聞いて上げるには
こんなのんびりした日でないと気長には聞いて上げられないから。


私の過ぎ来し方は誰が聞いてくれるのだろうか。
いや、誰に話さなくても乙姫の今迄の人生は消化されてしまったのかも知れない。
終わり良ければ全て良しの心境だ。
明日には何が来るか解らないがそれは明日になって考えるとしよう。

裏庭の石楠花が満開です。
photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド

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母の日

2010年05月10日 09時30分00秒 | 日記
*(カーネーション)**(カーネーション)**(カーネーション)*

今日は母の日、サンフランシスコの街は風の冷たい一日だった。

子供たちが一人前になって母の日を祝って貰うようになって何年になるだろうか。

朝一でハッピーマザースディーと言って電話だけで済ます子、前日から花屋さんを通して花を送ってくる子、又何事につけやっぱり長女はその責任を負っているのか今日もブランチに招待してくれた、とは言っても娘も孫たちの母親である。
婿さんと孫たちで一生懸命作ってくれたのは何んとメキシコ料理だった。
不味いとも思わないが、美味しいとも思わない料理だった。(内緒)
でも息子夫婦が持って来たペストリーそれは初めて食べる美味しさだったので嬉しかった。

それから息子のインド旅行のムビーを観、次は皆で映画を観に行ったがティケットが売り切れて入れなかった。
入れなかったことを浦島殿は喜んで帰ってきた。
ささやかだが円満な一日だったことに感謝です。


母の日に息子夫婦から
photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド


娘から
photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド

仲良き事は美しきかな

2010年05月05日 12時29分00秒 | 日記
*(ニヤ)**(ニヤ)**(ニヤ)*
さすがに五月、燦々と降り注ぐ陽の光に

みずみずしい新緑が輝いて居ます。

ようやく本来のカリホルニアの空が果て

しなく広がるようになりました。

然し、乙姫は特別の刺激も無く、ただ

ゆったりと時の流れに身を任せたような

時間を過ごしています。

何時も行動を起こして居ないと何か物足

りなさを感じてしまう乙姫ですが心底か

ら解放されたこんな時間も又いいものだ

なあとぼ~としています。

裏庭の石楠花が満開に咲き誇って居るの

で、その下にあるテーブルでティタイム

でもしようと浦島殿を誘ってはみたが

何んともロマンチックさには欠けてい

るけど穏やかに時間は流れて行きました。
お互いに本を抱えて心は別世界???

私は文芸春秋の ”愛子さまの登校拒

否”を読みながら色んなことを考えさせ

られました。


浦島殿と乙姫、トトロとルイーズ共に仲良き日でした。
photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド*(ニヤ)***(ニヤ)*

貼り紙

2010年05月01日 09時45分00秒 | 日記
*(ショック)**(ショック)**(ショック)*
乙姫は娘からの召集令状で二泊して帰ってきた。
娘が一週間ニューヨークに行ったからで、残った五年生の孫息子と婿さんの為にバアバとじいじいは出張を命じられた次第である。

そこで滞在中に目にしたのが娘の家の門前に嫌な貼り紙を見てしまった。
誰が書いたのかはっきりと書いてあるが
隣家からのものらしい。

内容は娘の犬が隣家の前の木におしっこをしたらしい。
そして言うには自分の家の前の木におしっこをさせてその木を殺し、自分たちで嫌な臭いを嗅ぐが良いと書いて貼ってあった。
私はその書き方の無礼さに驚いた。
人間性の問題か、国民性の違いか分からないが、私は直ぐに自分の故郷に想いを馳せて考えてしまう。
私には都会の事は解らないが田舎だったら挑戦状を突きつけられたようなものである。
もう少し柔らかく書くか、お互いに静かに話しても解る事と思うのに都会とはこうも冷たいものなのだろうか。
娘の通りはプラタナスの大木が市の街路樹になって居て犬のおしっこを一寸されたくらいでは枯れ死することはあり得ないだろうに。
確かに嫌なことは解るけれど、もっと柔らかく話してみる術があるように思った。
婿さんに話したら、彼もまたアメリカ人のためか大して意にも止めて居ない。
おお、マナーの無い書き方だよ、と言ってけろりとしたものである。
乙姫のように気の小さい気まじめな者は
この国に暮らすには何時も神経をすり減らして行かなければならないのかもしれない。