乙姫の気まぐれ日記

アメリカのおせち

*(晴れ)*花摘み*(晴れ)*

2010年05月13日 12時09分00秒 | 日記
花摘みなどと優雅な響きのタイトルですが
どうでして、どうでして単に咲き終えた花の摘み取り、ツツジや石楠花は咲き終わっても中々往生際が悪くべったりと木にしがみついて離れない。
このまま放って置くと翌年の花に影響があるとテレビで観たことがある。
それ以来乙姫は毎年手を掛けて綺麗に取って手助けをしている。
最初は丁寧に取っているが取ってもとっても
中々終わらない、そのうち仕事も荒くなって来る。
咲き終えた花を摘みながら乙姫の脳裏に浮かんできたのは長く寝たっきりの老人たちの姿だった。
人間も花も潔く散っていかないとやっぱり周りは大変になり、優しさも延々とは続かなくなるのではないだろうか。
それに比べ桜ほど散り際の美しいものはない、いや、あの桜吹雪に舞いながら散る姿は満開にも増して美しい。
願わくば乙姫も桜の如くありたいなあ~
などと思いながらしっこく貼りついて居る花の終わりを介護してやった。
柔らかい陽射しの中の今日の一齣でした。