玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します。

新しい柵についてのアンケート

2022-05-15 22:09:44 | 日記
5月1日の観察会で、小平小橋から西中島橋に設置された柵について意見交換をし、アンケートを取りました(こちら)。アンケート内容は次の通りで、記名でしたが、ここでは氏名を伏せて紹介します。なお、この柵を見た人はこのサイトの最下部にある「コメント」の欄から回答を送ることができます。意見が多いほど、この柵の見直し、延長抑止の力になりますので、ご協力ください。ただしアンケートの信頼性のため、記名が必要です。

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回答者19名(5/18現在)

お住まいは小平市の人が多く、そのほかに小金井、東大和、三鷹の人がおられました。



質問1.上水小橋~西中島橋に昨年度新設された柵を見て、どう感じましたか。

(よい 0 よくない 19 どちらともいえない 0)

その理由の記述から意見分布を示しました。これは一人ひとつとは限りません。また「威圧感がある」と「景観を損なう」は同じことの別の表現と見ることもできます。個別の記述は下方をご覧ください。

よくないとして理由

一番多かったのは「威圧感を感じる、玉川上水とはなじまないから」という理由でした。また「自然観察がしにくいから」という意見も多くありました。

質問 2.上水小橋~西中島橋に新設された柵をさらに下流に広げることについてどう思いますか。

(よい 0 よくない 19 どちらともいえない 0)

 この理由としては、この場所は特によい林が残っていることもあって観察会などが盛んに行われているので、同じ規格の柵にしないで観察がしやすくしてほしいというものでした。また現状でも老朽化しているとは思えないし、安全性にも特に問題はないので、よくない柵にするのに大きな予算を使うのは税金の使い方としてもよくないという意見もありました。

東側に延長するのはよくないとした理由

+++++ 以下は理由の欄に書かれた個別の記述です +++++

質問 1.上水小橋~西中島橋に昨年度新設された柵を見て、どう感じましたか。

(よい 0 よくない 19 どちらともいえない 0)

その理由
- 見た目に威圧感があり、色・高さ共に自然との協調(調和)がされてないと感じる。子どもの安全性も大切だが子どもが柵に頭を突っ込む事故は、実際にあるがもう少し、なじむものにした方がよい。

- 威圧感。植物観察が出来にくい。緑の回廊でなくなる

- 活用計画に基づいたとしても、もっと生物多様性に配慮して欲しい。間隔が狭すぎる。

- 黒は威圧感があるのでほかの色に。観察のためにカギを付けて入れる場所をつくれないか。キンラン、ギンランがとられないように。

- 威圧感があり、市民が玉川上水に親しむことにマイナス。自然観察がしにくい。

- 威圧感がある。自然観察がしにくい。
- 中がみえづらい。景色の中で違和感がある。
- 背が高く、プラスチックの光沢が目立つ柵が自然になじまないと感じた。少し斜めから見ても連続する黒い壁ができたようで、威圧感があった。さまざまな種類の木があって紅葉の美しい区域に調和しない柵が設置されてしまって残念だ。
柵の縦棒の間隔が狭く、柵の中が観察しにくいのを実感した。写真も撮りにくい。
柵の下があいていないので、小動物等の移動を妨げるのではないか。
転落防止柵は、玉川上水での転落事例を調べ、実状に合わせたものか。乗り越える意志があって乗り越える場合、足場がなく、背が高い柵のほうが、乗り越える際にバランスを崩して危ないように感じた。
- 近くで見るとさほどでもないが、遠くから見ると「黒い壁」のようで威圧感があり自然環境にそぐわない。もっと低くして、色や柱の間隔をあけて自然環境に融合した柵にして頂きたい。上水内に侵入されることの防止が重視されすぎていて、あまりにも人間不信を感じる 。防止は告知などを工夫して誰が見ても納得のできる温かみのある方法を考えてもらいたい。
- 玉川上水が分断されていると感じましました。カモやタヌキやカエル等、自然の生き物が出入りできなくなるのは問題だと思います。
- まるで川から拒絶されているような、非常に威圧感を感じます。このような柵を前にして、人は、玉川上水に対して親しみや愛情を感じられるのでしょうか?せめてもっと細い柵ならば、中の植物をゆっくり見ることも出来るかもしれません。また、この幅の狭さでは、タヌキも通れないだろうなぁ…とも思いました。 
- 景観の破壊になっているから。美しい景観を安全管理を考えながらより美しくする原則に反しているから、人と自然を分断する壁にしか見えないから。
- 子どもの目線レベルで見てみると黒壁が立ちはだかっているようになり、小学生の植物観察、郷土史などの学習教材資源としてふさわしくないから
- 景観を壊してしまう。自然を大切にする気持ちが見られない。
- こちらのゾーンにこの柵が現れてから、ウチの年寄りには大変不評です。
景観上、黒を使うべきではありません。土の色、緑に溶け込む色でないと柵が主役になってしまいます。尚、役所が黒を採用したのは最近の建築の流行色だからと思われます。
- 身長150?cmの者には高過ぎて中が見え難いです。縦棒の間隔ももっと広くして欲しいです。誰が決めたのか知りませんが110 cm以上という規定があるそうで、計ってみたら110 cmでした。
- 安全管理上、この高さが必要な所もあるかもしれませんが、安全な所もこの形状なのは困ります。

質問 2.上水小橋~西中島橋に新設された柵をさらに下流に広げることについてどう思いますか。

(よい 0 よくない 19 どちらともいえない 0)
その理由

- 自然を親しむことがしにくい

- この場所以外に増やしてほしくない。工事計画の見直しを

- 親しみのある景観を楽しめるものとしたい。先生が言われた縦割り行政問題にも共感しました 水口さんの活動も共感しました。緑地事務所への意見を伝える活動。
市境でデザインを統一性をもたせるのは大事

- 小平市の鷹の台辺りはよい自然があり、散策者、観察者も特別多いので絶対やめて欲しい。場所ごとに玉川上水の意味も違う。

- 今の柵の方が玉川上水がよく見えて楽しめる。
- 野草を見て散歩する人の楽しみを損ねる。今の柵に問題があるとは思えない。老朽化しているという根拠が知りたい。
- 鷹の台周辺は、観察する人も保全活動も活発で、歩きに来る人も多い。自然に親しみやすい環境を第一に考えてほしい。
玉川上水全域で同じ柵に統一する必要はないと思う。地域ごとに利用の仕方も異なる。住民や利用する人たちの意見を聞いて、地域ごとに決めてほしい。今年度設置予定の新小川橋〜久右衛門橋左岸では、柵から法面までスペースがあり、転落防止柵の設置の必要性に疑問に感じる。転落防止柵は転落のおそれがあるような箇所のみにとどめるべき。
中央公園南側の鉄の柵は観察しやすく、老朽化を感じない。予算の使い方として、まだ十分使える柵を撤去して新しい柵を設置するのでなく、柵の老朽化等の調査を行い、必要なところから取りかかるべきではないか。
- 一律にこの柵をひろげることには不賛成。各地域に即してそこに応じたふさわしい柵を考えて頂きたい。またその柵にした理由なども掲示して歩行者が納得して理解を深めるような工夫をしてもらいた。
- 観察会をしている方がおっしゃっていたように、小さな人などが、草花や虫や他の生き物を目にする機会を失ってしまうと感じます。これ以上、広げないで欲しいと思いました。出来れば、今現在あるプラスチックの黒い無粋な柵を撤去して欲しいと思いました。
- このような威圧的な柵がさらに広がっていくと考えると恐怖すら感じます。出来ればすでに設置されたこの柵も作り直してほしいくらいです。安全性のためとはいえ、ここまでにする必要はないのでは?これまでの柵の形態でどのような不都合があるのか理解できません。もっと深く検討する必要があると思います。
- 西中島橋上流(新しい柵)からこの橋の下流(従来の柵)へ歩を進めた時風景が一変するのを感じました。それは視野が一挙に広がったからだと思います。邪魔な柵が無くなったからだと思います。
- 柵のデザインを一律に統一するのではなく、危険度の高い場所、公園的要素のある場所などを考慮して実施してほしい。
- 柵ではなくオリの中となってしまう。

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