玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します。

「噂の!東京マガジン」

2021-04-18 22:32:44 | 最近の動き
2021年4月18日にBSのTBSの「噂の!東京マガジン」で玉川上水のことを取り上げてくれました。番組では、まず私たち「自然派」が意見をいいました。小金井での伐採の写真を見てスタジオのゲストは一様に「これはひどい」と伐採反対の雰囲気になりました。
 次に「桜派」が登場して、江戸時代から続く文化遺産だということで桜並木が必要、雑木は不要と主張しました。ゲストはどうやらあまり納得していませんでした。
 それに続いてなぜ伐採することになったかという背景を説明し、ほったらかしにして管理をしなくなってから荒れてしまったということや、江戸時代の浮世絵などを紹介しました。そうするとゲストも「そうか、それはそれでわかるな」「難しいな」と少し風向きが変わりました。
 その後で番組が行政に出した質問に対する回答が紹介されました。担当者が出てきて話をすればいいのに、すべて書類回答でした。その文章が「玉虫色」でスタジオからはため息が出て「よくわからん」という声が出ました。
 最後の方で行政に対する我々の意見を聞いた場面が出て、私が「東京都は玉川上水全体を見て地元の調整をすべきだ」ということと「長い目で玉川上水の将来を考えて欲しい」と話したところを出してくれました。ここでは桜派は出てこなかったので、やや不満が残ったかもしれません。
 
 ニュートラルに見て多くの人は自然派に共感を持ったのではないかと感じましたが、それはわかりません。
 私(高槻)としては小平玉川上水を守る会で昭和時代に大きな貢献をされた庄司徳治さんに取材してもらったので、それを出してくれるよう強くお願いしたのですが、時間制限のために断腸の思いで削除したということで、残念でした。
 いずれにしても、多くの人はこれまで「桜並木があることの何が問題だ」と思っていたわけで、これを見て「そういう問題もあるのか」と思ってくれたら番組を作ってもらった意味は十分あると思いました。(高槻記)

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