玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します。

アンケート中間報告 2021.12.30

2021-12-29 13:43:35 | 最近の動き

元旦に発足した本会は今日で一年を経過し、明日1周年を迎えることになります。アンケートは330あまりになりました。年末なので一部を中間報告をしておきます。

Q1は居住地で小平と小金井が多いです。

Q2 玉川上水は江戸庶民への水道水を供給する運河として江戸時代に作られ、昭和40年にその役割を終えました。通水停止後には40メートル道路案、鉄道案など埋め立てられインフラとして使われる案があったことを知っていますか?

意外に多くの人がご存知でした。

Q3 通水停止後に「武蔵野の雑木林を残して欲しい」という市民運動が起こり、昭和46年美濃部都知事により道路案、鉄道案は撤廃されました。その後、下記の「埋め立てて遊歩道にする案」があったことをご存知ですか?

これはさすがに8割近くの人がご存知ないようでした。

 

Q4 昭和51年に玉川上水を「史跡」に指定することで国と都が合意しました。その内容は「岸辺の雑木林ともども永久保存する」というものだったことをご存知ですか?

これはもっと多くの人が知っておくべきことだと思います。

 

Q5  実際に史跡に指定されたのちに策定された管理計画は、文化財保存(遺跡としての玉川上水と名勝小金井桜)のことばかり強調され、玉川上水沿いの緑地を次世代に継承する目的は大幅に削除されてしまっています。玉川上水(現在の開渠部分)の管理は下記のどれが良いと思いますか?

私たちの周辺では「自然優先」の声も多いですが、4分の3以上の人が「自然も文化財も」であることに胸を撫で下ろすような気持ちです。私たちはあくまで共存を尊重したいと考えています。それにしても文化財優先はごく少ないというのもある意味以外で、これが小金井市が「市民の声を代表して」文化財優先としていることにやはり深い疑問を感じます。

 

Q7として自由意見の記述があり、ここに重要な発言も多数あります。これはまたの機会に紹介します。

1年間のご支援、ありがとうございました。