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伊藤 桂
境橋~新橋間の過去の状況については、桜堤3丁目で聞き取り調査
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内田 圭
今回のシンポジウムを興味深く拝聴させていただきました。私自身、玉川上水の生物多様性に関心があり、残すべき緑であること承知しております。特に興味深い内容は、歴史でした。史跡指定までの紆余曲折がわかりやすく整理されており、とても重要な情報であると感じました。
これから行政へ働きかける際に気になった点を以下に記します。
生物(特に植物)の状況だけを持ち掛けても動かないのが行政なのかなと思っています。地温が上がりすぎている、排気ガスが増えた、生物多様性が減少したなど様々な状況が把握されてきていると思います。それらを理路整然と整理し、わかりやすい図表として示すことで、市民や行政の方々の理解が進むと感じています。そのためにはさらなるデータの集積が必要であると感じました。特に、既にサクラとなっている小金井と上流下流の森林帯との比較に重点を置くのが良いかもしれません。
また、玉川上水に関心のある市民のアンケート結果のみで情報を整理している点が気になりました。ステークホルダーには玉川上水に関心のない市民も含まれます。そういった方々への大規模な科学的アンケート研究を進め、その結果をもって市民や行政を動かすのが良いという印象を受けました。加え、サクラ事業費など金銭的問題なども付与し、市民の共感を得るもしくは行政への意見を出しやすくするのが良いと思いました。
高槻:課題がたくさんあることは認識しています。問題は誰が実行するかです。
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恩田 公雄
樹木伐採には生物多様性の維持、温暖化抑止、景観や歴史的資産の保全継承など住環境の保全に関わる問題に加え、今年から防災上の観点から「流域治水」の法改正がなされ河川流域とりわけ市街地の樹木、畑(生産緑地)の雨水排水抑制効果という防災の観点からその保全の重要性が法的に位置づけられました。伐採の判断のハ-ドルは護岸保全の初期目的に加え上記の項目の総合判断が必要な時代状況になりました。行政各担当と住民の協議、コンセンサスの形成こそ行政の仕事です。少なくともSDGsに適う伐採の方法、基準を作ると良いと思います。
高槻:専門的な立場からのアドバイスに感謝します。同じ意味で、水の管理という初期目的に加え、生物多様性も重要な時代の流れです。まさに行政と市民のコンセンサスが必要で本シンポジウムのミッションもそこに定めました。
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権田倫子
玉川上水の近くに住み、毎日上水の緑と水に親しみ、元気を貰っている者としての感想です。今回のシンポジュウムは3回目の参加ですが、今回は今迄辿ってきた、玉川上水の歴史についての報告がありました。もしかしたら、上水が道路に変わってしまった可能性もあると知り近くに住む地域住民が守り、育てながら、次世代に受け継ぐ事の大切さを痛感致しました。
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田中雅子
これとは直接関係がありませんが、玉川上水の清流復活の掲示には
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西脇真由美
「いきもの会議」の皆さま、ご苦労さまでした。勉強になりました。ZOOM参加者には事前に資料を頂けたので予習でき助かりました。
鈴木様の発表で、最初に玉川上水保護に立ちあがったのが武蔵野の文化人というのは意外でした。
大石様の画像は楽しかったです。小金井地区が井の頭自然文化園内のビオトープ「いきもの広場」よりイキモノが豊富なのに驚きました。イキモノというのは見ること知ることで保全にも関心がでてくるのだと思います。
小金井の皆伐画像は戦災にでも遭ったかの様な絵ですね。現地を見る勇気はありません。配布資料によると市長権力の様で恐ろしいですね。民主系の若い市長の様ですが「支持者による」働き掛けが必要なのではないでしょうか。それともS区の区長の様に市民の声を聴かないタイプなのでしょうか?
高槻先生は小金井市の計画の矛盾を検証されましたが、委員会があったとはいっても植物生態学知識のある職員は市役所にはいないと思います。
高槻先生がまとめで管理を環境局に移すべきと仰いましたが予算的には建設局もアリかもしれません。公園・動物園・植物園は建設局の所轄なので「緑地」という概念は持っているのではないでしょうか。
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森谷
鈴木さんの説明で裏側がよくわかりました。これはほかの市でも起
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山名寛子
先日のシンポジウムでは、大事な話を伺え勉強になりました。ありがとうございました。
10月上旬、玉川上水駅あたりに長年住んでいらっしゃるという方から、今年ほど上水周りに虫の多い年はなかったという話を伺いました。(見ず知らずの方ですが伐採は反対のご様子でした。この地域の赤いテープが貼られた木が心配です。)どんな虫かまではきかず、その時は今夏の湿気の多さによるものかと思いましたが、シンポジウムの後、小金井市あたりですみかを失った虫たちが移動している可能性はないのかと、ふと思いました。加えて、虫の種類によって農地に移るものがいれば、農業にも影響があるのではないかと。小金井市に限らず、農を巡る状況(農薬、種、ゲノム編集に関わることなど含め)も危機的なことが迫っていると聞きます。人に返ってくる望まない流れの加速に繋がりそうで怖さを感じます。
玉川上水とその環境に合った植物同士がバランス良く共生している姿は、人には造れない美しさがあり、そこに集まる鳥や虫含め、自然と都市部の人の共存と、受けている恩恵を考えるのにも大切な場所と思います。
シンポジウム参加前に立ち寄った玉川上水は(梶野橋から平右衛門橋の先まで)この季節は特に殺風景で、車の排ガスが気になりました。
平地に植えられたヤマザクラにとってのいい環境とはどんな環境なのか、高槻先生が「ヤマザクラは本来は山に生え、まわりに木があるのが適している桜」とおっしゃっていましたが、周りに木があってこそ強くなれる木ではないのか・・・、そして、水を蓄えてくれていたケヤキを失った上水べりの土の中はどうなっているのだろうか・・・玉川上水は様々な学びと、問題に気づくきっかけを与えてくれます。
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山中 成介
玉川上水は、住まいの武蔵野市の三鷹駅を拠点にして、上流へ下流へとよく歩いていますが、それで感じていることは以下のことです。
1.小金井市の市政が現時点で特有なのと、東京都の玉川上水整備の方針とが、共鳴して、小金井桜復活策が、桜以外の樹木を皆伐することと重なった形で実施されていて目を覆う景色になっているのは承知しています。私も、ウオーキングコースを、久しぶりに玉川上水にかえた時に、小金井公園近くの上水両岸が、他の場所と異常に変わっていて、びっくりした次第でした。小金井桜の復活とはこのごとしだったのかと嘆息している次第です。何を玉川上水に求め、育んで行くかの価値観の違いから来る所作なのでしょう。桜を育てることと、皆伐することの必要性がまだ私には理解できていません。周りを見ますと、確かに桜の木々は、桜だけの集合体が多いことも事実ですが、この観点からの突破口はないものなのでしょうか。
2.皆伐をこれ以上させない方策は、皆さん方が求めて活動なさってこられた中で、まだまだ難題を抱かれておられるのも現実なのでしょう。歩いてみますと、おおざっぱに、玉川上水の景観は、西武玉川上水駅以西、小平市域、小金井公園近く、武蔵野市域、三鷹市域、東八道路富士見ヶ丘域、富士見が岡上北沢域、上北沢笹塚域、笹塚新宿域、それぞれの地域で様子は全く異なっています。
玉川上水駅以西は、現実に多摩川からの導水もあり少し下流とは様子が異なります。
小平市域は林然として楽しく歩けますが、ナラ枯れ病対策が必要な木々が多く見られますのは残念な現実です。
武蔵野市域は散歩道としては左岸は狭くて歩くのに注意が必要なレベルで、改善して行かなければならない内容です。
井の頭公園近くの三鷹市域は少し狭いところがあるものの、比較的歩き安い道です。
東八道路富士見ヶ丘間は、道路の新設もあって緑道として整備されています。その上、緑道としても明示され、トイレも新設されています。
上北沢笹塚間は、すでに暗渠化され、上部は公園にまた散歩道になっているところが多くありますが、開渠部分も残っています。
これらのことから見ますと、上水の維持、緑の保全は、
(1)小金井市のごとく自治体の方針が極端になっているところもありますので、すんなりとはいきかねることは、わかっておりますが、各自自体とタグを組んで、それぞれの目的で都水道局と会話する体制が必要なのではないかと感じます
(2)各地域において、保全の声を上げておられるグループと協議会を発足させ、現状の異なりを反映させて、改善する保全活動を、自治体にプッシュしていくことも必要でしょう。単体ではないパワーを期待したいです。
(3)新宿から羽村までのまさしくフルマラソンの距離とほぼ同じ43Kmもある玉川上水を、明確に遊歩道緑道と位置づけ、地域の特徴を生かした遊歩道化を全域に整備することが出来れば、夏の日差しを遮る木々も必要ですし、春秋の木々の変化を愛でることも出来、近隣の人々の健康も維持向上されるのではと考えます。所々でその様子は見受けていますが、私個人の課題としては、基本計画を知りたいところです。
小金井のグループの方お二人が、現状の取り組みを紹介なさっていました。(2)の広域なつながりに発展すれば、パワーも増すことだと感じます。
3.自然を守る会の大石氏の写真の提示は、内容も豊富でますます玉川上水の魅力に惹かれました。ありがとうございました。
4.私が居住している近く、むらさき橋と万助橋近くの右岸に、水道局の整備計画なるものの掲示がなされています。
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匿名希望
シンポジウムではありがとうございました。大変勉強になりました。
小平市花小金井南町3丁目に約40年住んでいます。散歩で小金井公園や玉川上水を歩いたり、車で五日市街道を運転しますが、最近の玉川上水の様子に驚いていたところasacocoの記事を読み、興味を持ったので初めて参加させていただきました。
高槻さんを始めとした講師の皆さんのお話で状況がある程度わかりましたが、「行政がどのような考えなのか」、「行政にどの程度交渉できているのか」について、よくわかりませんでした。行政が業者に丸投げして、実態を把握していないことはよくありますし、基本的に縦割り組織ですので行政の交渉相手をよく見極め、戦略的に交渉することが必要だと思います。
玉川上水のそばに住んでいる市民の皆さんも感情的にならず、行政の担当者といっしょに玉川上水の現場に行き、話がてきる関係が作れるとよいと思いました。感情的になると、不満を言ったり、責任を追及するばかりで行政の担当者と同様に頑なになってしまいます。
前小平市長が都知事に文書を提出しているのは水口さんの尽力によるものだと思いました。感想ですが、小林前市長は西岡市長と親しい関係にあると思っていましたので考えが異なる?のは、意外でした。
高槻:小林前小平市長が都知事に文書を出したのは高槻が説得したからです。親しいから意見が同じということはないでしょう。
匿名希望
今回も有意義なシンポジウムをありがとうございました。高槻先生と鈴木さんは勿論のことですが、初めて登場された実際に玉川上水でご活躍されていらっしゃる方々のご説明を伺うことが出来、玉川上水をより身近に感じ、その大切さを実感致しました。
また、先生方の的確な高い行動力が市レベルの自治体を動かし、それが水道局を動かし、住民との話し合いを重視する姿勢に多少なりとも変えつつある現段階での成果は本当に素晴らしいことと思います。
住民との協議を盛り込んだ、生物多様性重視の管理整備計画の実現に向け、さらなるご活躍に期待しております。
匿名希望
桜並木復活を願う方々がよく「先人たちの残した貴重な小金井桜・
大石さんのお話
高槻先生のお話
小金井市が桜以外の樹木を伐採する理由として説明する、「台風で
桜が育てば、生物多様性がもどってくるという説明も正しくない。 正しくない説明のまま続けられている小金井市の伐採。この事業を
田頭さんのお話
小金井桜復活事業が4人の専門家による「桜と他の樹木との共存は