ケイシロウとトークアバウト

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冬の時を駆け抜けて

2023-01-25 00:19:00 | 日記




昨夜は熱出して寝込んでいたケイシロウ(FK)は元気になった。
が、
元気になり過ぎて、
雪❄️が舞う極寒の夜空の中、
元気にコンビニに行った。
尚、
念の為に、
体温測定したけど、
平熱やった。
けど、
真冬の夜空を舐めてはいけない。
今回は、
むちゃ寒い🥶夜にふさわしい、
怪しげ100%の記事となる。

今から50年も昔のこと。
ヨウスケという大学生が、
吹雪く真夜中に、
ダチのマサヒコの家に、
自転車漕いで行こうとした。
ヨウスケは、
祖父と二人暮らしやった。
その為、
ヨウスケはことごとく、
祖父の小言を聞くことになったが、
この夜だけは、
厳しくとも取り留めのない言葉を浴びせてきた。
「この夜だけは、外に出るな!シロシバきが吹きつけて、冬の扉を開くから」と、
イミフ100%の内容で、
ヨウスケの外出を大反対する。
ヨウスケはスルーして、
降り積もる夜の雪❄️の中に、
自転車を出発させた。
祖父はヨウスケの後ろ姿に、
「今夜は、北45度の角度から風が吹き付けるんや!それがシロシバきや!!シロシバきに吹き付けられたら、冬の扉を越えるんや!!!」と、
声の限りに語りつけた!

一方、
ヨウスケのダチのマサヒコは、
ヨウスケが来るということでウキウキにウェイクミー・アップして、
ヨウスケの到着を待ち構えていた。
ヨウスケがいると、
楽しくて、
時間を忘れてしまう。
マサヒコにとっては、
ヨウスケは、
シン真シンダチやった!
が、
父親から、
ヨウスケが行方不明になったという知らせを受けた。
マサヒコは脳髄の隅々まで衝撃が駆け抜けたので、
この事実を認めようとせず、
「ヨウスケは今にやって来る!」と言い張り、
50年が経過した。

この年の冬はことのほか寒く、
部屋が暖まらないので、
男女のにゃんにゃんごとも、
寒すぎて、
男は役立たずの立場になってしまうんやった。
そんな冬のとある夜、
ニンチが入ったマサヒコが、
玄関の方を見ながら、
「ヨウスケは今にやって来る!」と言っていた。
小学生の孫が心にマサヒコをせせら笑った。

その時、
玄関を叩く音がするので、
マサヒコの中年息子がドアを開けた。
そこには、
50年前と同じ姿形のヨウスケが、
自転車にまたがって立っていた。
が、
ジジイ化したマサヒコを見て驚きながら🫢
「峠を抜けたんだよ。そしたらスゲー冷たい風が吹き付けて、やっとで着いたんだよ」と言い、
腕時計を見て、
「50分もかかったぜ」と言ったが、
マサヒコは、
「いいや!50分やなく、50年かかった」と言った。

ヨウスケはマサヒコの家の者の説明に納得出来ず、
「じゃあ、俺の1971年は😨❓」と、
問い続けた。
マサヒコは、
「シロシバきにやられたんや!お前」と言った。

ヨウスケは、
家に引き返しても、
そこはヨウスケの家ではなく、
ラブホテルが建っていた。
ヨウスケの祖父は、
ヨウスケがあの夜に出かけた後で、
死去していた。
ヨウスケには、
知り合いらしき者はなく、
また、
その言動が、
周囲を納得させるには乖離した内容やったので、
精神科病棟に送られて、
長期入院となる。
ただ、
ヨウスケを信じるマサヒコは、
半年後に亡くなるまで、
「ヨウスケは悪くない!シロシバきが悪いんや!!」と言いまくった!

現在、
とある精神科病棟にあって、
ひとりの20代青年がこの話しをして、
知り合いの知り合いを通して、
俺のところにこの内容が来たんやけど、
ケイシロウ、
これは事実なのか🤔この男の妄想なのか🤔
真実は冬の夜空しかわからんのやろう🤔🤔🤔
けど、
冬の北45度の角度から吹く寒風には気をつけよう。
シロシバきにやられて、
冬の扉をまたぐかもしれんから。





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