ケイシロウとトークアバウト

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暗闇にあっても光の中を歩め

2024-07-27 21:55:00 | 日記




まりやぎ似のしのぶが中学生の頃のこと。

しのぶの中学の初老の教頭キトウが生徒会長のサイトウくんにこう言った。
「いい生徒も多いが、悪い生徒はその悪さを咎める以上に、どうすれば良くなるかを考えないとならない」
サイトウくんは、
「教頭先生の言われる通りです。ぼくはしのぶに学校の階段から落とされましたけど、彼女を非難することなく、生徒会長として彼女が良くなることを祈ります」と返答した。
キトウは言った。
「お前は、光から外れることはない」

その夜のこと。

売れっ子ホストの花頭2枚目(はながしらにまいめ)は、
自分につきまとうばかりでなく、
ストーカーに近いことまでする、
土木建設で働く20代女のハットリに悩まされていた。
それで、
その夜も、
自分の後をつけるハットリを、
人がいないバス停近くで堂々と向き直り、
「ナニこそこそつけ回すんだよ、ハットリ!」と声を荒げた。
ハットリはキレて😠
「ナンやと偉そうに!あたしらの金で生きてるんじゃないか!あたしらの働きの血を吸うようなもんだろ⁉️ヒルじゃないか⁉️」
と、
怒鳴り返した!
花頭2枚目はせせら笑って、
「ナニ言ってんだよヒルだなんて?よく見ろよ!今は夜じゃんか!」と言い返した。
ハットリはガチギレして😡
「誰が1日の区分の話ししてんだよ⁉️ヒルは血を吸う哺乳類なんだよ!」とガナると、
花頭2枚目は、
「ヒルは哺乳類じゃねえ❗️環形生物(かんけいせいぶつ)なんだよ!このドカめが!」と罵ったので、
ハットリは、
「ドカめとはどう言う意味や⁉️」と声を荒げた。
花頭2枚目は、
「ドカめはな、土方オンナのことなんだよ!」と更に罵ったので、
ハットリは超ギレして🤬
「人の職業まで小馬鹿にしやがって!もう最後や❗️」と叫び、
以下の物を取り出した、
⬇️



そして大声で、
「ムーミンよ❗️花頭2枚目の血を吸うのだ❗️」と叫んで、
ムーミンナイフを振りかざした!
花頭2枚目は「誰か助けて❗️」と悲鳴を上げた!

すると、
三味線の音色とともに、
般若の面を被った和服姿の男が下駄を履いて、
花頭2枚目とハットリのところに歩いてきた。
そして三味線の戦慄とともに、
「フジエは男の息を首筋に感じながらも、抵抗しなくてはいけないと思いながら脚を広げた。女の血潮がみなぎった」と、
弾き語り風に語った。
ハットリは驚きつつも、
「ナニ者やお前は⁉️わいせつ罪で訴えるぞ!」と凄んだ。
般若は静かな口調で、
「ワレは白百合の朝露の輝き」と言った。
ハットリが「🤔❓」としていると、
般若は更に、
「またの名を、福田明日香の初恋メモリー」と語り、
「その実体は、般若の面を被った男❗️」と叫んだ!
ハットリはムーミンナイフを振りかざして、
「ムーミンよ!般若の胸にひと突きふた突き!!」と叫んで、
般若に突っ込んだがかわされて、
三味線で頭を叩かれ気絶した!

と、
そこにたまたま、
しのぶのグループが通りかかった。
そして般若を見て驚きながらもニヤリとして、
「おお❗️般若じゃねーか⁉️この前の礼をさせてもらうぜ!」と言い、
グループみんなで「こんばんは❗️」と言って、
般若に一礼した。
花頭2枚目が呆れて、
「お前ら、礼をさせてもらうの意味わかっとんのか?」と尋ねた。

しのぶはニヤリとしてガラケーを出して、
「野球部でただ一人のオンナにしてド突きの花道をひたすら歩くイカれ玉が、般若にデッドボールを喰らわす!」
と言い、
「イカれ玉❗️すぐにここに来て❗️シバきごとが入ったのよ❗️」と命令した。
ガラケーからは、
「イカれ玉❗️スタンバイいたします❗️」という返答があった。
今回はイカれ玉がなかなか来ないので、
しのぶは時間稼ぎに、
2年前に弟のカイくんとUFO🛸を見た時の体験談をした。
その間に、
ピンク地の花柄の野球ユニフォームを着た厚化粧オンナのイカれ玉が来て、
「般若よ!9回裏の勝負や❗️」と訳のわからんことを言って、
石灰の詰まったボールを投げ付けた!
が、
般若が三味線で打ち返したので、
ボールはしのぶ達の真ん中に落ちて、
全員、
石灰まみれになったので、
苦しみながら逃げ去った!

そこに夜霧が出てきて立ち込めた。
般若が来た道を戻ろうとすると、
花頭2枚目が、
「般若様!お待ちください!」と大声出した。
般若が立ち止まると、
花頭2枚目は、
「ぼくは良くない生き方をしていました。ぼくに行くべき道を教えてください」と言った。
般若は近くに咲いてた花を手に取り、
「この花はわたしです。やっときれいに咲いたのです。けど満開の美しさに酔いしれて周りが見えなくなりました。そしてわたしは気づきました。わたしの美しかった花がしぼみ体の水分がなくなり、わたしは枯れて行ってることを。ああ神様。今度わたしが別の花として咲いた時には、思い上がることのない人を喜ばせる花となりますように」と言い、
三味線を鳴らして、
「この花はわたしです。やっときれいに咲いたのです。けど満開の美しさに------」と先の言葉を弾き語りしながら、
夜霧の中へと姿を消した。
花頭2枚目は涙を浮かべ夜霧に、
「般若様❗️この花頭2枚目はきっと良い花に生まれ変わります❗️」と叫んだ!

翌日、
花頭2枚目はホストクラブを辞めて、
土木作業員として働き、
ハットリとは別の立場で仲良くなった。
花頭2枚目の真面目な態度は、
花頭2枚目を現場責任者にまで昇格させたが、
花頭2枚目は、
絶対に人を分け隔てすることなく優しく接するので、
会社の上司からも従業員からも愛された。