ケイシロウとトークアバウト

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

真剣セミ

2024-07-25 22:39:00 | 日記




昨今の大猛暑30度超えは、
蚊やGの活動さえ封印した。
そして、
夏の風物詩であるセミも、
あまりの酷暑に昼間から夜間に鳴くことが多くなった。

それで、
夏の夜は、
セミが鳴きまくることとなるが、
俺の下部屋のマンロくんにとってはたまらない。
マンロくんは、
前住人の音無しオンナほどやないけど、
聴覚過敏の障害を持つ。

マンロくんの数倍の聴覚過敏やった音無しオンナは、
日没から日の出まで、
フツーの人の8倍から10倍の聴力になってた為、
夜型のセミを許さなかった。
夜間にセミが鳴いてたとき、
よく俺に、
「セミを一匹ずつ捕まえてつくだ煮にして自治会長のうーたんに食わせる」と言ってたもんやった。

そして、
音無しオンナからマンロくんへと住人が代わり、
同じ聴覚過敏に苦しむ身にありながら、
マンロくんは神やった!
マンロくんは、
夜間に鳴くセミに向かって、
「セミさんお願いです。夜は鳴かないでお昼に鳴いてください。その代わりぼくも一緒に鳴きますから」と語りかけた。
すると、
不思議なことに、
セミの夜鳴きが少しずつ減って、
そして静かになった。

翌日、
久しぶりに昼間鳴きまくるセミのいる街路樹の下で、
マンロくんも、
ハンカチを目頭に当てて泣いていた。

ケイシロウ。
この場合、
セミとの約束を果たしたマンロくんの美談となるか🤔
馬鹿タレ扱いされるか🤔
は、
この光景を見る人々の度量に任せよう👍