ケイシロウとトークアバウト

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魔魔ならぬ場所

2024-07-22 23:11:00 | 日記




とある夜、
頭がパッチン留めだらけの東京DQNッパ娘は、
オノウコを誘って、
心霊スポットになっている廃ホテルにやって来た。
東京DQNッパ娘はオノウコに、
「ここには霊がいるから礼をして入るわよ」と言って、
二人で一礼して、
中に入った。

東京DQNッパ娘がオノウコに、
「あんた霊の種類って知ってる?」と尋ねた。
オノウコはしばらく考えて、
「例を出してちょうだい」と言った。
東京DQNッパ娘は、
「いろいろあるのよ。例えば、会社の朝には朝礼があるでしょ?家電量販店のチラシには、満員御礼とか載るわ」と説明した。
オノウコは感心して、
「あなたって霊のこと詳しいのね」とほめた。
東京DQNッパ娘は、
「一番やっかいなのがユーレイなのよ。これがないと、ホラー映画やゲームができないわ」と説明した。
そして、
「あんた頼んでた塩持って来た?」と尋ねると、
オノウコは、
「お父さんが東京DQNッパ娘と一緒なら砂糖を持っていきなさいと言ったから砂糖にしたわ」と答えた。
東京DQNッパ娘はキレて😠
「あんた、塩は悪霊のお清めに使うのよ。あんたとこんなところで舐めるもんじゃないのよ!」と言うと、
オノウコは、
「ユーレイに塩をかけるって言うの?ゆで卵じゃないのよ!」と言い返した。
東京DQNッパ娘は心に、
「怖いから馬鹿を連れて来たのに馬鹿度が強くて怖さが全くないわ」と呟いた。

そこに中から足音が聞こえ、
近づいて来たので、
東京DQNッパ娘は怯えて、
「霊だわ!霊の足音よ!」と騒いだ。
すると中から人影が現れると同時にオノウコが、
「レイよ❗️」と叫んだ!
東京DQNッパ娘は顔面蒼白になった!
するとその人影はイケメン青年で、
オノウコ達に、
「お前らも来てたの?俺帰るけど、用心しなよ」と声をかけて歩き去った。
東京DQNッパ娘はオノウコに、
「青山レイじゃないの!高校の先輩の。馬鹿にすんじゃないのよ!」とキレた😠
オノウコは「ごめんなさいね」と詫びて、
少し考え込みながら、
「でも、青山レイさん、去年交通事故で死んだはずよ」と言うと、
東京DQNッパ娘は声を震わせながら、
「パンツが濡れたわ」と呟いた。

二人は帰ればエエものを、
そのまま中に入った。

大広間には大きな鏡があった。
東京DQNッパ娘はオノウコに、
「あんた、もし、鏡に映るはずのないものが映ったらどうする?」と尋ねた。
オノウコは、
「欠陥商品ということで鏡屋に返品するわ」と答えた。
東京DQNッパ娘は、
「完璧なアホだわ。おかげでまた怖くなくなったわ」と独りごちた。

そのとき、
「ホホホホホ」と言う声がどこからともなく響いた。
東京DQNッパ娘は、
「奥にある部屋から聞こえるわ。行ってみる?それとも逃げる?」とオノウコに尋ねると、
オノウコは声を震わせて、
「逃げましょう❗️」と叫んで、
声がする奥の部屋まで猛ダッシュで走ってドアを開けた。
東京DQNッパ娘は「ドアホが🤬」と超ギレしてオノウコの後を追った。

部屋の中では、
半脳男ワウワがろうそくの光で、
食パン🍞食っていた。
そして、
オノウコと東京DQNッパ娘に気付いて、
「ホホホホホ。ワウワの脳が足らんと思ぉてはるが、だからどない言わはるの?」と言った。
オノウコと東京DQNッパ娘は、
そろそろ帰る頃合いやと悟った。

一方、
同じ頃、
この廃ホテル前に、
レフティとエイジがスマホ📱と懐中電灯🔦持ってやって来た。
エイジがレフティに、
「先輩。ここ、ユーレイよりヤバいそうです。変な人ばかり集まる変スポットです」と説明した。
レフティは、
「どれだけヤバいんだろ?」と言った先からオノウコが中から出てきたので、
「ヤバ❗️ヤバ❗️ヤバ❗️ヤバ❗️」と叫んで逃げた!
エイジも後を追った!
オノウコはレフティの後ろ姿に、
「レフティ!お父さんに言うのよ!いつかお布団の上でお世話になりますって!!」と叫んだ!

以来、
ここは、
最強心霊スポットというより、
最強変スポットと言われている。