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ケイシロウとトークアバウト

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ステンドグラスは輝かない

2025-07-23 23:11:00 | 日記




ヨウイチが12歳の時のこと。

ステンドグラス職人のヨウイチの叔父さんが、
自分の家に、
特別制作のステンドグラスを作った。
ステンドグラス制作費は今までの貯金を全部おろし、
仕上げの最後は断食までして完成させた。

このステンドグラスは、
輝きのステンドグラスというテーマで作り上げられた。
それは、
日光がこのステンドグラスに当たると、
花々がさんさん(燦々)と輝くことから、
構想された。
そして、
あんじょう、
日光が差すと、
ステンドグラスはさんさん(燦々)と輝いた。
叔父さんは大満足やった。
まさに一世一代の会心の出来やった。

そんな叔父さんのところに、
野球のユニフォーム着たヨウイチがグローブとバットを持ってきて、
「叔父さん。俺の球打てたらタダで雑用するぜ」と言ったので、
叔父さんは、
「掃除してほしいから、受けて立つ!」と力強く言った。

ヨウイチは現リトルリーグのピッチャーやったから、
軽く三振にとれると思っていた。
一方、
叔父さんも、
大学野球してたから、
こんなガキには負けたくなかった。

こうして、
熱くとも残酷なドラマは幕を切った!!

ヨウイチは、
「俺は速いぜ❗️」と凄み、
負けず嫌いの叔父さんを夢中にさせた。
叔父さんは、
ヨウイチの初球が緩かったのを見逃さなかった。
力強く球を打った!
球は街路樹に力強く当たり、
その反動で球は物凄いスピードで跳ね上がって、
叔父さんの一世一代の会心の出来であるステンドグラスを直撃した❗️
ステンドグラスは粉々に砕けた❗️❗️

叔父さんは2時間あまり絶叫した❗️
そして、
ヨウイチと2人で、
アロンアルファで砕けたステンドグラスをくっつけて、
いびつなカタチのステンドグラスとして蘇らせた。

翌日。
日光がこのいびつなステンドグラスに当たった。
ステンドグラスはさんさん(惨々)と輝いた。

叔父さんは家を出て、
ヨウイチに手紙を送り、
姿をくらました。

その手紙には以下の内容が記されていた。

「ヨウイチ。叔父さんは人生の情熱と意欲と希望のすべてをあの輝きのステンドグラスに賭けました。ステンドグラスは完成して、叔父さんの人生は栄光に包まれるはずでした。しかし、きみの球を打ったことでステンドグラスは崩れ、叔父さんの心も崩れました。けどヨウイチ、元々はあのステンドグラスは輝いていなかったのです。叔父さんの野心と慢心によって輝いていたのです。叔父さんは叔父さん自身の本物の輝きを求めて比叡山に登ります。もう、きみと会うことはないでしょう。きみはまだ子供です。叔父さんとの出来事はただの野球ごっこできみの心が傷つかないことを祈ります。どうかヨウイチ、聡明で鮮明なる照明の輝きの人生を送り、すべてをさんさん(燦々)と輝かせる光となりなさい」

その後、
ヨウイチは野球ユニフォームを着て何度か叔父さんの家を訪れた。
しかし叔父さんはいない。
それでもヨウイチは叔父さんの家を訪れ、
いつのまにか、
野球のユニフォームを脱ぎ、
ブレザー姿にローファー履いてたら、
成人式を迎え、
フレッシュマンとして会社採用されて、
現在となる。
ヨウイチは、
この朽ち果てた叔父さんの家を訪ね、
日光が無慘なステンドグラスに当たる光を見た。
そして輝かないステンドグラスをしばらく眺め、
子供時代から今に至るまで、
輝きに欠ける自分の人生を思った。
そして悟った。
鈍く淀んだ輝きでも、
それが自分にとって満足だったら、
サイコーの輝きなんじゃないかと------


深夜の熱帯魚

2025-07-23 00:25:00 | 日記




ぬりかべ君の高校時代のこと。

この頃から100キロ超えの超メタボのぬりかべ君には、
ウミノという仲のいい友達がいた。
ウミノの父親は、
熱帯魚が趣味で、
大型水槽買って、
そこにたくさんの熱帯魚を飼っていた。

そんなとき、
ぬりかべ君がウミノの家に遊びに来ることになった。
ぬりかべ君は、
洋室にいるウミノの両親にご挨拶していた際、
大型水槽の熱帯魚が気になって仕方がなかった。
そんなぬりかべ君の様子を、
ウミノの父親は見逃さなかった。

その夜。

ぬりかべ君はウミノ家の台所に行き、
お椀にしょうゆを入れて、
箸🥢を上に乗せて、
洋室に入って来た。
大型水槽を見ると、
カーテンが敷かれて、
大型水槽は隠されたカタチになっていた。

ぬりかべ君は構わずに、
カーテンを開けて、
ガク(愕)😱が入ってしまった❗️

アンと😳
大型水槽の中には、
熱帯魚の代わりに、
空になった内部に、
ウミノの父親が入っていた。
そしてぬりかべ君を見て、
「イケんよ❗️ぬりかべ君。熱帯魚食ったら!」と強く言い付けた。
ぬりかべ君は、
「おじさんかんにんしてください❗️」と叫んだ!

ウミノの父親は、
ぬりかべ君が熱帯魚を食うだろうという第六感が働いたので、
熱帯魚の飼育仲間をたくさん呼んだ。
そして、
熱帯魚の大型水槽を裏の物置き小屋に隠し、
代わりに空の大型水槽を置いて、
父親が中に入ることにした。
そうすることで、
ぬりかべ君を現行犯叱責して、
反省を促す目的やったことが、
後でわかった。



トラえもん

2025-07-21 22:27:00 | 日記




今から5年前。
コロナ吹き荒れる国内にあって、
ケイザブロウはインフルエンザにかかった😷
物凄い熱で、
入院が必要であるにも関わらず、
病院側はコロナで手一杯だったので、
気合いで治すようにケイザブロウは告げられた。

しかしケイザブロウは熱がひどくて、
アパートの自分の部屋で寝込んでいた。
そのケイザブロウのそばには、
弟のケイシロウと従兄弟の啓一郎が座って互いにスマホゲームをしていた。
啓一郎はケイシロウにケイザブロウを指して、
「アイツ死んだらどうする?」と尋ねると、
ケイシロウは「埋めるよ」と答えた。
啓一郎は、
「由緒ある阿部家からあんな馬鹿が生まれたんだから、ここに置いておこうぜ」と言った。
ケイシロウは、
「アイツ執念深いからユーレイになるぜ」と言うので、
啓一郎はため息して😮‍💨
「生きてても死んでもダメな奴」と言った。
その時、
ケイザブロウの弱々しい声が、
「さっきから全部聞こえているのです」と呟いた。

ケイザブロウは熱にうなされつつ眠り込んだ。

その時、
ナニかがケイザブロウを揺するので、
ケイザブロウが目を開けると、
どう見ても、
トラ系ゆるキャラのコスプレしたモノがケイザブロウを覗き込んでいた。
ケイザブロウは、
「あんた誰?」と問いかけた。
トラ系ゆるキャラは、
「僕はトラえもんだよ」と答えた。
その声は慎吾ママを連想させるものやったらしい。
そして、
ケイザブロウは、
物心つくかつかない頃に、
このトラえもんに会っていた。
それを両親に話しても、
空想のお友だちでしょうと相手にされなかった。
そして、
ケイザブロウが大きくなるにつれて、
いつのまにか、
トラえもんはいなくなった。
だから、
あれ以来の再会となる。

ケイザブロウはトラえもんに、
「きみはどこからきたのですか?」と尋ねた。
トラえもんは、
「未来社会の北から来たのです」と答えた。
ケイザブロウは、
「未来からどうやってきたのですか?」と尋ねると、
トラえもんは、
「こうやってきたのです」とイミフな答え方をした。

ケイザブロウは、
「ケイシロウが4Kテレビ欲しがってます。未来社会にもありますか?」と尋ねると、
トラえもんは、
「いいえ🙂‍↔️4Kテレビはありません。その代わり4兆Kテレビならあります」と答えた。
ケイザブロウは、
「未来に日本はありますか?」と尋ねると、
トラえもんは、
「いいえ🙂‍↔️少子高齢化による人口減少から日本は一本という名前になって存在しております」と答えた。

ケイザブロウは、
「世界はどうなってますか?」と尋ねると、
トラえもんは、
「漢検一級の実力と麻婆豆腐やチャーハンを好む文化圏と英検二級の実力とステーキやハンバーガーを好む文化圏が世界を二分しています」
と答えた。
そしてトラえもんは、
「未来社会のじゃがりこです」と言って、
じゃがりこをケイザブロウに食わせた。
ケイザブロウは、
「味がイマと変わりませんね」と感動した🥹
トラえもんは、
「美味しいものは永遠ですから」と言い、
「未来社会の伊右衛門です」と言って、
ケイザブロウに伊右衛門を飲ませた。
ケイザブロウは、
「これもイマと味が変わりません」と喜んだ。
トラえもんは、
「未来社会のタミフルです」と言ってケイザブロウに飲ませ、
「未来社会のタミフルはあなたの社会のタミフルの2倍の効果を持っています」と言うので、
ケイザブロウはガッカリして😞
「たったの2倍ですか?」と言った。
トラえもんは、
「お薬の効果を高めればそれだけ副作用も強くなります。それでフーがタミフルの効果を2倍に抑えたのです」と説明した。
ケイザブロウは、
「フーとはなんですか?」と尋ねた。
トラえもんは、
「世界保健機関のことで、かつてはWHOと呼ばれていましたが、誰が理事をしてるのかわからなくなったのでフーと呼ばれるようになりました」と説明した。
ケイザブロウは、
「未来社会は複雑ですね」と答えた。

トラえもんは、
「それから僕は君が目を開けたら未来社会に帰るようにフーから言われています。僕は次元看護士なのです」と答えた。
ケイザブロウは驚いて、
「では僕は夢の中で君といるんですか?」と尋ねた。
トラえもんは、
「はい。フーが決めたルールには従わないといけません。ルールに違反したら石鹸で口を洗われます」と言った。
ケイザブロウは目に涙をためて🥹
「悲しすぎます。また君と別れるなんて。それならドラえもんが最終回になった方がマシです!」と言った。
トラえもんはやさしく、
「ケイザブロウ。僕らは社会も世界も、過去も現在も未来もみんな、宇宙という生き物が見ている長い夢なのですよ。宇宙が目を覚ました時に、みんな消えていくのです」と言い、
「未来社会では化粧品会社の花王はガォーに変わりました。僕はガォーがスポンサーですからガォーと言って消えます。その時きみの目が覚めます」と言い、
「ガォー❗️」と叫んで消えた!

同時にケイザブロウは目を覚ました。

ケイザブロウのそばには、
ケイシロウが伊右衛門とじゃがりこを買ってきて、
寝ていたケイザブロウに無理矢理食べて飲ませてタミフルを服用させたようやった。
そして、
相変わらずケイシロウは啓一郎と座って向かえあってスマホゲームをしていた。
啓一郎はケイシロウに、
「馬鹿は風邪ひかないって言うけどインフルにはかかるんだな」と言うと、
ケイシロウは、
「あのまま目を覚まさなかった時は阿部家の遺産分配は俺らは多くなるんだけど」と答えた。
啓一郎は、
「毒盛っても死なない奴なのにインフル最強だぜ」とまた言った。

ケイザブロウはこうした言葉を聞きながら、
また眠気を覚えた。
けど、
また寝ても、
トラえもんとは会えないだろうことは、
よくよく承知していた。


フライにされたらflyな感覚のサカナのフライ

2025-07-21 01:51:00 | 日記




カラスガレイのフライにトマトソースで仕上げられた逸品。
まさに、
カリカリで実がジューシーなフライは味覚をfly(飛ぶ)感覚にする😋
やや塩辛く揚げられていたカラスガレイに、
酸味と風味豊かなトマトソースは、
夏感覚のサカナ料理であることも示してくれる。

記事が大きく書き遅れた理由は、
選挙速報を見てたからやった。
フツーは見らんのに、
今回は、
ドラマチックに展開するので、
テレビ画面に釘付けになった。
まさに人生の明暗と勝敗に翻弄されるものたちの熱きドラマやった。

豚シロナガスの無策と無責任と無謀の三無に振りまわされながら、
やはり真剣に戦い勝利した者の喜び、
敗北したものの悲しみ、
裏切りや成敗された者たちが、
4Kテレビの画面いっぱいに溢れまくる。
予測、出口調査、そして結果を経て、
この壮大な夏のドラマは一応のカタチを付けた。
が、
このドラマは、
豚シロナガスの続投宣言から、
スピンオフドラマを生み、
衆議院選挙という続編に繋がる含みを見せた。

それにしても、
gooでの記事投稿が後13回の予定となるが、
画像のカラスガレイのフライでflyな感覚を経たように、
Amebaにあって、
上手く馴染むように頑張りたい👍


願(がん)願(がん)行こう❗️

2025-07-20 00:47:00 | 日記




カッちゃんのダチのかんちゃんが、
悲願のニンテンドースイッチ2を、
6月5日の発売日に手に入れた。
その時、
かんちゃんは、
今から8年前の3月3日に思いを馳せる。

2017年3月3日、
『ニンテンドースイッチ』が発売されると聞いたかんちゃんやったけど、
前日から、
販売店に長蛇の列を見たかんちゃんは、
ニンテンドースイッチを手にすることの不可能さを知らされた。
が、
不可能ならなおさら欲しくなる。

それでかんちゃんは、
近くの神社でお百度参りをすることにした。
当然、
ニンテンドースイッチ獲得の為やった。

3月3日は結構寒い🥶
特に薄い白装束と裸足でのお百度参りは、
かんちゃんの足の先から頭のてっぺんまで冷やした。

しかし、
寒さによろめきながらも必死にお百度参りをして、
着替えることなくそのままニンテンドースイッチの販売店に直行したかんちゃんは、
絶望した。
アンと😳
ニンテンドースイッチが売り切れていたという。
しかも、
かんちゃんがお百度参りをしていた時間に------

かんちゃんは、
「カタチを変えてどこへでもと言ってたのに」と言って、
泣き出した。

すると、
かんちゃんの背後から、
尺八の音色が聞こえた。
かんちゃんが振り返ると、
ひとりの虚無僧が尺八を手にして立っていた。
そしてかんちゃんに、
「童(わらべ。幼児のこと)よ!なぜ泣いておるのだ?」と問いかけた。
(前年16本のバースデーキャンドルを立てた男に童は不似合い。精神年齢での呼びかけか🤔)
かんちゃんは泣きながら、
「ニンテンドースイッチが欲しかったんです。どうしても欲しかったので、お百度参りをいたしました。なのにその間にニンテンドースイッチは完売したのであります」と語った。
虚無僧は、
「では童はお百度参りをしたせいでニンテンドースイッチが手に入らなかったと申すのか?」と問いかけた。
かんちゃんは目頭を押さえ、
「その通りでございます」と答えた。
虚無僧は、
「お前は神仏を侮っている。お前が行ったお百度参りを御神仏が忘れていないことをお前に示す時が来る」と答えた。
かんちゃんは涙声で、
「どうしてそのようなことがわかりましょうか?」と尋ねた。
虚無僧は、
「それはお前がお百度参りをした数をひと月として100ヶ月後にわかる。人には出来ないことを御神仏はなさる」と言い、
尺八を吹きながら、
歩き去った。

こうして、
虚無僧が言う100ヶ月後、
すなわち8年3ヶ月後(正式には8年4ヶ月やから、虚無僧の預言はひと月足らない)の2025年6月5日に、
ニンテンドースイッチ2をかんちゃんは手にした。
これも不思議で、
かんちゃんがニンテンドースイッチ2を買いに行った時、
すでに売り切れていたので、
帰ろうとしたら、
店員が、
「倉庫にひとつ残ってました」と言って、
ニンテンドースイッチ2を持って来て、
かんちゃんに渡したんやった。

かんちゃんはニンテンドースイッチ2を手にして考える🤔
「あの虚無僧はナニモノやろか?」と。

あの虚無僧の正体は、
2021年5月28日記事『僧言うこと(そういうこと🤔)』に出て来た学僧なんやけど、
時の流れは、
物のカタチだけではなく、
人の心のカタチさえ変えるのか?