24.
2005年5月23日。いよいよ放射線照射のための通院が始まった。
待合室で他の患者さんたちの様子を見ていると、「毎日少しずつ」と説明書にあったとおり、照射時間は短いようだ。
ほどなく順番が来て、治療器*の寝台にまっすぐ仰向けになるよう言われる。腕を上げた状態で固定されるようになっている。寝台が上がった。頭上にある機械から細い光が放たれていて、マーキングした十文字をその光に合わせるようだ。自分ではまっすぐ寝ているつもりなのに歪んでいるらしく、技師2人で敷いてあるバスタオルごと私の体を動かし、慎重に体の位置を調節している。男性の技師が位置合わせを確認すると、女性技師も「OKです」と確認を重ねた。1~2分の間静止しているように言い残し、2人は退出した。
電子ビームだか何だかが当たっているのだろうが、痛みも熱さも何も感じないままあっと言う間に終わった。技師が入ってきて、1人が上からぶら下がった棒のようなものを操作すると、頭上の機械が回転して左下方へ位置を変えた。それから、位置決めのための“儀式”を2人で慎重に行い、さっきと同じことが繰り返された。照射は今度もすぐに終わった。
男性のS技師から、患部がそのうちヒリヒリするかもしれないので、浴槽につかるときに胸はつけない方がいいかもしれないと助言される。
* http://www.fujimoto.or.jp/medical/liniac.htm
2005年5月23日。いよいよ放射線照射のための通院が始まった。
待合室で他の患者さんたちの様子を見ていると、「毎日少しずつ」と説明書にあったとおり、照射時間は短いようだ。
ほどなく順番が来て、治療器*の寝台にまっすぐ仰向けになるよう言われる。腕を上げた状態で固定されるようになっている。寝台が上がった。頭上にある機械から細い光が放たれていて、マーキングした十文字をその光に合わせるようだ。自分ではまっすぐ寝ているつもりなのに歪んでいるらしく、技師2人で敷いてあるバスタオルごと私の体を動かし、慎重に体の位置を調節している。男性の技師が位置合わせを確認すると、女性技師も「OKです」と確認を重ねた。1~2分の間静止しているように言い残し、2人は退出した。
電子ビームだか何だかが当たっているのだろうが、痛みも熱さも何も感じないままあっと言う間に終わった。技師が入ってきて、1人が上からぶら下がった棒のようなものを操作すると、頭上の機械が回転して左下方へ位置を変えた。それから、位置決めのための“儀式”を2人で慎重に行い、さっきと同じことが繰り返された。照射は今度もすぐに終わった。
男性のS技師から、患部がそのうちヒリヒリするかもしれないので、浴槽につかるときに胸はつけない方がいいかもしれないと助言される。
* http://www.fujimoto.or.jp/medical/liniac.htm
放射線治療をなさっているのですね・・・。
ということは、がん細胞が生きている、ということなのでしょうか。
詳しいことは一切わかりませんが、大変な治療をされていらっしゃって、ちっとも知りませんでした。治療後は、苦しみはないのでしょうか・・・。
今年の5月に兄をすい臓がんで亡くしていることを思い出して、やはり放射線治療をしていた頃の苦しみを、聞かされていたので、何か、人事と思われなくて・・・・・。どうぞくれぐれもお大事になさってくださいね。
私の闘病記は、2年前のことなんです。章が改まるごとにその旨をお知らせしているのですが、途中からお読みになると今年のことだと思ってしまいますよね。
ごめんなさいね、ご心配をおかけしてしまって...。
2年前の放射線治療は術後に補助的に行ったものです。現在はホルモン療法を続けており、再発や転移の兆候は今のところありませんので、どうぞご心配なく...。早期に発見できたので、治療も軽くすみました。