えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第7章 楽観しつつ... 14.

2008年03月08日 | 乳がん闘病記
 お断り:この闘病記は3年前にさかのぼって記しております。現時点で進行しているのは、2006年秋の段階での話です。 (現在は経過観察中で、今のところ再発や転移の兆候はありません。ご安心ください。)

14.
 2006年10月半ば、術後1年半目の胸部X線とCT検査をする。めでたくパス。
 かねてより京都に行きたいと友人のCさんに洩らしていたところ、11月初めに実現した。元旅行会社に勤めていた彼女にとって旅行はお手のもの、訪れたい場所を伝えると、あれよあれよというま間に段取りしてくれたのだ。中学の修学旅行を発熱で棒に振った私にとって、なんと今回が初めての京都旅行だった。2泊3日の旅程を駆け足でこなしたが、彼女のお蔭で充分楽しく、実のある旅となった。Cさん、いつものことだけれど本当にありがとう。
 
 9月以降海外旅行と国内旅行をこなし、元気に過ごしてきたが、11月半ばに原因不明の手のしびれが10日ほど続いた。右手手首から先の小指側がピリピリと痺れて不快だったのだ。たいしたことではなかったが、乳がんは骨転移しやすいので少し気になった。がんによる骨の破壊が進んで神経を圧迫したり、がんが直接神経に入り込んだりすると、しびれや痛みの症状が出てくることは、7月に参加したフォーラム*で習ったばかりで記憶に新しい。骨転移が疑われるようなしびれや痛みを感じたら、すぐに病院に行くことも助言された。とは言え、これは骨転移がかなり進んだ場合の症状なので、まさかとは思っていたのだけれども。
 たまたまその最中に整体してくれたS先生には、「今日は頸椎がすごく硬かったから、そこから来ているかもしれないね」と言われた。結局、3時間ほど里山散策をした明くる日にいつのまにか治っていたので、おそらく血行不良から起こったのだろう。がんを抱えていなければ気にも病まないようなことに、どうしても敏感になってしまう私だった。

 * 過去記事:「第7章 楽観しつつ… 3」「第7章 楽観しつつ… 4」をご参照ください。



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