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えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...
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第6章 ホルモン療法 42.

2007年11月13日 | 乳がん闘病記
42.
 こうして、波瀾含みの6月は検査やその結果を聞くために何度も通院することになったが、N医科大学付属病院の女性診療科の担当医も内科の担当医も、皆Y先生同様に感じがよく、患者に敬意を払って接してくれたことは、何よりありがたかった。がん患者である上に波瀾万丈の日々を送っていて、とかく精神不安定になりがちだった私のこと、初めての検査のために接する医師たちの態度いかんでは、どんな精神状態に追い込まれたかわからない。改めて、医師の態度の患者に与える影響の重さを感じ、また、この病院を選んでよかったと思えた。

 それにしても、落ち込まないよう、良いことだけに目を向けるために「Good Job ノート」をつけているのに、とかく悪い側面にばかり目が向いてしまう自分の姿があった。目を背けようとするのは、逆に言えば、それだけ強く意識しているということでもある。1年近く前2本立てのホルモン療法の副作用に苦しんだときに私を救ってくれたサイモントン療法*も、このときはどこへやら、この半年間はまたもや抑うつ気味だった。

 人間の悩みを深くする三大要素は、「悩みの原因がわからないこと」「悩みがいつ解決されるかわからないこと」「自分の悩みを共有してくれる人がいないこと」だと私は思う。これらの要素を排除するには、自分だけでもがこうとしないことだとも思う。自分の思考回路だけに閉じこもっていると、なかなか抜け出せないだろう。そう思うにもかかわらず、私は自分であれこれ考え、自分でどうにかしようとあがき、結局一人で悶々としてしまうタイプのようだ。やはり私は“根暗”なのかなぁ。

 * サイモントン療法 過去記事:第6章 ホルモン療法 12.をご参照ください。

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