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えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...
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第2章 怒涛の日々 17.

2007年04月26日 | 乳がん闘病記
17.
 2005年3月17日。胸部CTとRI検査の日だった。今日で全部検査が終わる。
 胸部CTは肺への転移の有無を調べるのが目的だ。3日前の上腹部の検査のときと同じ要領だった。楽勝である。

 「骨シンチグラム」とも言われるRI検査は、全身の骨への転移の有無を確認するためのものだ。ある解説*によると、RI(Radio Isotope:放射性同位元素)検査とは「微量の放射性同位元素と、臓器や組織に特異的に集まる薬が合わさった放射線医薬品を使って、病気の有無を調べる検査。目的とする臓器や組織に集まった薬は、そこから放射線を体外に向けて放出するので、それをガンマカメラと呼ばれる専用のカメラを用いて画像にする。この画像から、臓器の形や働きがどのようになっているかがわかる」とある。キュリー夫人が発見したラジウムもラジオアイソトープの一種だそうだ。

 F先生はRI とは呼ばずに「骨シンチ」と言っていた。なぜだろう? 同じ解説からまとめると、「ラジオアイソトープから出る放射線にはいくつか種類があり、その中のガンマ(γ)線を使っているのでガンマカメラと呼ばれる。また、カメラの中にガンマ線が当たると光を発する(シンチレーション)物質を使っているため、ガンマカメラは別名シンチカメラとも呼ばれる」となる。どうやらシンチレーションに由来した通称らしい。RIと呼ぶとMRIと紛らわしいので、通称を用いるのかもしれない。

 検査薬を静脈に注射され、検査前に必ず排尿するように言われる。検査薬は目的の臓器に集まるが、そのまま尿として排泄されるものもあり、尿に薬が残ったままだと正確な検査ができないので、排尿の必要があるらしい*

 薬が全身に回るまでしばらく待ち、着衣のまま台に上向きに寝る。上にカメラらしきものがあり、台の方が動いて、撮影する部位をカメラの下に移動させる仕組みになっているようだ。何度か台が動いたり、カメラが回転したりして、あちこち撮ったようだった。退屈で眠くなった。20分ほどで終わる。
 

* http://www.shirakawa.ne.jp/~kousei/comedical/x_ray/ri_000b.html
* http://www.ksnm.umin.ne.jp/ivent/pamph/bonescinti.htm


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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骨シンチ (KUMI)
2007-04-26 22:51:35
手術前に、そこまで検査するのですね・・と驚きました。骨シンチ、まだ受けたこともありません。
何しろ、「家から歩いて10分の近さ」というだけで選んだ病院で、何事もアバウト。術後一年の検査を控えて少し不安になりました。
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KUMIさんへ (takuetsu@管理人)
2007-04-27 17:55:49
コメントありがとうございます!

花の写真を撮りながら、せっかく心穏やかに過ごされているのに、不安にさせてしまったようで申し訳ない気持ちです。

後刻セカンドオピニオンを求めたときの話が登場するので、そのときに詳しくは記述しますが、私の検査は病期(I)のわりには慎重に、丁寧に行われたようです。「とても検査が丁寧に行われている」と、セカンドオピニオン診療してくれた医師が言っていましたので。万が一を想定しての検査だったのではないでしょうか? 

どういう検査を行うかは、患者の想定される病期だけでなく、その病院、医師の判断や方針にもよると思いますので、KUMIさんがこの検査をされなかったからといって、不安に思わなくてもよいのではないでしょうか?
骨への転移が全く心配されない段階だったのではないでしょうか?

詳細を知らずに安易な推量でもの申してはいけないかもしれませんが...。もしひっかかるようでしたら、主治医に骨シンチ検査をしなかった理由を訊いてみてはいかがでしょうか?

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