岩田拓郎のほっとTIME

俳句、白血病闘病記、地域活動、趣味の世界、
地域の話題などを綴ります。

出雲大社で平和のフォーラム

2006-12-15 00:59:05 | Weblog
11月21日に出雲大社で「神有月和譲平和フォーラム」が開催された。
主催は人間科学研究所(小松昭夫理事長)。
和譲:オオクニヌシノミコトが平和裏に国譲りをした「和譲」の心を世界へ発信。
基調講演
1.KIJクシマクロビオテックの久司道夫代表理事による「食を通じて世界平和への道」
世界危機の理由:天体の運動、星座からの波動25800年のサイクル
これから100年間地球は大危機を迎える。
自然による崩壊、人工による崩壊
 全世界の危機を救う方法
①世界人口の急増、肉食(荒々しい心)→平和な心を作る食べ物に変える「マクロビオテック食」=穀物を中心にした食生活に改めていくこと。
②産業革命を起こし新たなエネルギー(宇宙大気からの波動の捕捉)を発見する。
③世界連邦政府をつくる。
④対立する科学宗教→人類愛に基づき普遍的な思想を生み出す必要がある。
⑤乳がん前立腺がんの増加→動物性脂肪、砂糖(血液が弱くなる)の摂取を少なめる。
⑥妊娠率の低下→農薬を使わない
⑦電磁波の人体への影響
⑧家庭崩壊・離婚率の上昇(外食)→(家庭料・意思疎通・血液が同じになる)
⑨国際紛争の増加を背景とする世界戦争の危機、核。
⑩エネルギー消費
⑪地球環境炭酸ガス、環境汚染→ある程度までは遡ることは出来るが1987年以上は戻れない。
⑫地球温暖化気候の変化、異常気象→作物への影響。文明の壊滅
いかに犠牲者を少なくするか
エイズ、癌、子供、大人の凶暴性、→犯罪の多発拡散

などの問題解決に向けて「心を穏やかにする穀物中心のマクロビオテックの推奨と新たなエネルギーの発見。一国では手に負えない問題の解決を目指して、対立する科学や宗教が人類愛に基づき普遍的思想を生み出すことが必要と提唱された。
 その上で、「八百万の神々が集まり合議した出雲に全世界の人々が集まり会議を開き、世界平和を目指していけたら大変素晴らしい」と述べられた。

2.駐日イスラエル大使エリ・コーヘン大使による「中東和平と日本出雲への期待」
 空手道5段の大使は武士道の精神「お互いに鏡となり情を深め、内なる平和や調和の追求」を引き合いにし世界中の外交官が武士道を学んだら平和になるとも・・・。
 1949年エルサレムに生まれたときから多くの紛争を経験してきた中で「いくら仲が良くてもさまざまな環境の変化でいつ最悪の関係に変化するか判らない。常に自分たちを鍛えて用心をしている。イスラエルの建国の精神は同志愛や連帯、共有する文化や精神の力でで固く結びついている。」
 イスラエルの最大の敵であったエジプトやヨルダンと和平協定を結べたことを示し、「最大の問題は国内のパレスチナ。良いときも悪いときもあったが和平協定へのプロセスを歩んでいる」と。
 また、イスラエルは医療、ナノテクノロジー、農業などテクノロジーが進んでいる。イスラエルは国土の半分が砂漠の国。地球温暖化の中で世界中で一箇所だけ沙漠が小さくなっているのはイスラエルだとも。テクノロジー農業で砂漠を活用しながらやっている。
 又、外国で発生した自然災害に対する積極的な支援活動を行っていることや、ヨルダンへの技術支援を行っていること。
 紅海から死海へパイプラインを引き400mの落差を利用しての発電、真水化、水利、街づくり、観光と一石五鳥のプロジェクトを検討している。これにより得られる淡水でヨルダン、パレスチナ、イスラエルが豊かになるとも述べられた。
 「我々は今、平和への活動を始めている。今日集まっている皆さんもその活動の一員として、傍聴者でなく働いてほしい。そして、廻りの人々に働らきかけ、一緒に運動を起こせば必ずや世界平和は達成できるはず」と訴えられた。
 
3.最後に、人類恒久平和をの実現を祈念して和譲平和フォーラム出雲宣言が行なわれた。
 ①和譲平和学・平和シンボルタワー建設の研究
 ②世界の戦争・平和歴史記念館が映像で見られる環境整と、訪問の動機付け、各  館の縁結びの研究。
 ③先端科学技術を活用した環境・健康(循環型農業・漁業、高免疫食料、発行加  工食品)の研究

・久司先生の講演は4回ほど聞いたがそのたびに新たな気づきがあります。
・エリ・コーヘン大使の講演は初めてでした。イスラエルの人の話を聞くのも初めてでした。今まで、中東の問題は難解というだけの認識が強くイスラエルのこともほとんど知らなかった。今回の講演で興味と関心が湧き、学ぶことが多い講演でした。
それに付けても、最近気になるのは、日本の思いやりの心の無さだ。例えば、海外で災害や事故があったときに、真っ先に言うのは日本人被害者が居るか居ないかである。(もちろん身内を大切にするのは人情ではあるが)又、北朝鮮による拉致被害者に対する報道や、国の対策にしても他の国の被害者に対する配慮はまったく無いし、被害国同志協調して解決に当たろうとしているとは思えない。このような日本人が隣国~どう思われるか(尊敬に値するか)知れていると思うが・・・。
イスラエル、コーヘン大使に学ぶことは多い!
  


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