岩田拓郎のほっとTIME

俳句、白血病闘病記、地域活動、趣味の世界、
地域の話題などを綴ります。

枝廣淳子さんを囲む会

2006-12-14 01:21:37 | Weblog
12月13日午後7時より鷺の湯温泉で枝廣淳子さんを囲む会に誘っていただき参加した。枝廣さんは環境ジャーナリストでありシステム思考をはじめとする変革のスキルや方法論を提供する会社(有)チェンジ・エージェントを設立され、執筆、翻訳、講演活動をされていて、日経ウーマンの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2004キャリアクリエイト部門」を受賞されている。
伺った話の断片を紹介しよう。
イーズ森のお守り。アル・ゴア氏の『不都合な真実』映画化、1月20日頃より上映+翻訳本。
風が吹けば桶屋が儲かる。ツボ。
部分的、対処療法的問題解決策では新たな問題が出てくる。
システム思考で見えない部分、複雑に絡み合った全体を捉える。
システムの構造。システムの目的、本質を問い直した時に大きく変わる。
経時パターン。ループ図。結果、意識して評判を上げる。共通言語。
伊那食品の年輪経営。
向山塗料株式会社のマイナス8パーセント売上目標。

ISO14001自己適合宣言について。「地球環境問題を自分のこととして真摯に取り組む会社が多くのお金を払わなければ継続できない現在の仕組みは少々変だと考えております。私どものような零細会社が取得(2~300万円?)、継続でも(毎年70万円くらい)ではほとんどの会社は尻込みして折角素晴らしい考えのISOにも参加しようとの気すら起きないでしょう。大きな参入障壁といえます。この宣言によりISOの国際認証機関からは離れますが、自社で募集した環境オンブズマンとともに、ISOの哲学は引継ぎこれまで以上にパフォーマンスを向上させ、環境に関心のある企業は自己適合宣言をして環境に対する実を上げれることを証明すべく、取組みを続けていきますので今後ともよろしくご指導ください。」
・・・ISOの規格には自己適合宣言(ISO/IEC guide22)として明文化されておりますが、一介の向山塗料が勝手に宣言しても一般市民が「はいそうですか」と簡単に信用してくれる訳がありません。内部環境監査をより充実させることと、環境オンブズマンとのコラボレーションで、ISOの基準を超えた、ここまでやるか?と世界にも通じるシステムにしてゆきます。向山塗料さんのホームページより ・・・安来市もこれを狙っています。
地元学・・・ありもの探し。岩手県・・・自給率。地域通貨、縁、ピーナッツ。運動組織を拡げる為の技術。ひとつの解決策のみでなく同時多発的な解決策。値札を変える。経済。ETC
優しい語り口で、問題解決のヒントを内外の様々な事例を引き合いに教えていただきました。僅かな時間でしたが得るところの多い会でした。貴重なお話を聴かせていただきありがとうございました。

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