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好奇の風★TAKT

好奇心や興味の赴くままに。。。

ブレーキ時に急制動がかかるハイブリッド車

2009年02月05日 | 山梨

トヨタの「プリウス」は10回以上乗っている。

ホンダの「シビックハイブリッド」は昨冬、
吉田で試乗させてもらった。
カタログの最安値は、222.6万円だった。

どちらも、ブレーキ時に急制動がかかる。
どうやらブレーキ時に電気を貯めているらしい。
加速時はガソリンと電気の力をWで使うので、
加速は気持ちいい。

燃費は、高速で24km/L、下道でも20km/L前後(プリウス)。
それは高く評価しています。

将来的に100Vか200Vのコンセント~8時間充電、
で120km以上走れる
全電気の軽を100万円以下で欲しい。


ホンダ、190万円切る低価格ハイブリッド車を6日に発売(トムソンロイター) - goo ニュース

■旅日記No.067・NZ05一人旅へ復帰!篇■

2009年02月05日 | 

■ 旅日記No.067 ・ NZ05一人旅へ復帰!篇 ■

◆ カイコウラの20Bedsドミトリー1泊。
妹と別れ、兄としての義務感から開放された。

同じ宿の中で宿泊形態の変更。
ツイン → 大部屋へ

不思議なもので、、、
手足を鎖で縛られた様な状態だった自分の心は、
まるで解き放たれた様に軽くなった。

1単語だけ、マオリ(現地先住民)語を勉強しましょう。
kai  : 食べる
koura : クレイフィッシュ(形と大きさは伊勢エビ&色はシャコ)
そう、カイコウラは、クレイフィッシュを食べられる所。

市場で、偶然見つけたクレイフィッシュを1匹丸ごと買い。
包丁で縦にカット、
塩茹でし、
バケットと共にパクつく。

頭を残していたら、、、宿のご主人が、
「まだまだ食えるよ。」
とHEROのマスター(俳優:田中要次)の様にぼそっと言ってから
、、、丁寧に分解。
こんなに食べれたのかという位、満腹。
味はイセエビと遜色なし。


この宿のご主人~Haweraの位置情報をGet。
北島の中央部・西岸だった。


◆ 泣く泣く北進
翌朝、南へ行くとどうにも日数が足りないことに気付き、
帰路変更Tel to マレーシア航空。
リコンファーム(予約の再確認)も完了。

(あぁ、テカポ、ダニーデン、、、また今度な。)

決断したら早い。
バスで南島北端の港・ピクトンへ踵を返す。

夕方、チャリを3時間レンタル。

フィシュ&チップスをほおばる。
黒コショウの利かせ方が絶品だった。岬の上のお店。

西丘へ駆け上がり、キャンピングカーの老夫婦と暫し会話。
2ヶ月レンタルでNZ$15/日だとか。

そーーか、その手もあったか。
でも、、、今回は、、、旅の手ほどきにはならんし、
やっぱ、交通と宿泊の手配は基本中の基本。

次回だな。やるとしても。
2人以上で、、、

NZ$7~20(=462~1320円)でバックパッカーズを泊まれるNZにとって、
宿付き移動車は、うまい選択肢と思った。

まだまだだな。俺も。反省^2。
旅慣れたと思ってはいても、、、
上には上がいる。


◆ 心に生えた羽
帰りは下り坂、
「キャッホホーーーーーーーーーイ」

今まで抑圧してきた心は本格的に開放され、
羽が生えた様に軽く感じた。
自分の中に旅を楽しむ感覚が蘇ってくる。
これだよ!これ!
よかった~。
磨耗していなかった、、、旅を楽しむ心。

5分???
のタイマー付きシャワーを手早く済ませ、
インスタントラーメン+肉+野菜で簡単に夕食。

安宿のロビーでNZの情報を漁る。
ネルソンのスキューバは水温面でかなり寒そうだ。
5mmのウエットがある???確認するにしても夜だし、
日程もそんなにない。

ロンリープラネットの記述に
"Milking","黒い色した砂、、、ビーチ?"
の文字が、、、これ、、、だな。うん。

牛の乳搾りを一度、やってみたかった。
西岸、、、香港ほど黒砂ビーチはしょぼくなさそう。
最悪、、、日没も見られる。よし。

セスナをTel予約して、
23:00 就寝。

◆ 北島を北上
05:30 セスナの会社のピックアップ。
06:00 朝一番早いセスナで北島へ戻り、

眼下にイルカ3。1500ftから見るイルカたちは、、、
灰色の弾丸の様に勇敢に見えた。

空港で5人位仕事の邪魔
「Haweraへ行くには?」情報Get
~長距離バス乗り場へ

長距離バスはのんびりムード。
他の客は、Kiwi(NZ)人のみ。

途中、軽食タイム(ドライバーの休憩時間)。
電話で目的の宿を予約。
6or8Bedsが開いているらしい。
「安い方で、、、8?
 OK、ありがとう」
余った時間でヤギと鶏と戯れる。

知らない田舎道。
目指すは、Hawera(ハウェラ)。
安かっただけに2kmほど中心街から外れた場所にあった安宿。

チャリは交渉するまでもなく無料で借りられた。


◆ 映画
夕方、市街へ、
偶然見つけた映画館。
ブラピ主演の
「1999年『ファイト・クラブ』Fight Club 」を見た。

サイバーな役どころだから、しょうがないのかもしれないが、
発音が聞き取りづらい。
彼はスコティッシュ?いやUSAだよなぁ。

  "Fuckin"多すぎ、、、
  モゴモゴしゃべんなよ~。

と心の中でツッコミ入れつつ、、、
ポップコーンを頬張る。(こゆとこは保守的だったりする)

アメリカンENGLISHに集中するあまり、精神力が削られた。
どっと疲れたその足でペダルをこぐ帰路は登り道。

早く帰って、ハムとバケット食って、さっさと寝よう。

夕暮れの風は肌寒く、風邪をぶり返しそうだった。


◆ 偶然見た牧歌的風景
NZの太陽は遅れて落ちる。
夕食時に少し降った小雨。

一緒にキッチンに立っていたドイツ人女性が、、、
「How,,,Lovely,,,Peaceful,,,Beauthiful,,,
 (なんて、、可愛くて、、平和的で、、
  美しいのかしら、、ねぇ)」
と景色を絶句しながらも絶賛。

キッチンの大きな窓から見た牧場風景。
広がる緑。。。丘。。。森。
シロクロの乳牛たち200頭?。
雲間~は肖像画の様な光の筋。

確かにそれ以外の言葉が思いつかない。
「確かに、、、Uuuuum。」
2人で1分位、無言でしばし景色を眺めていた。


世界中、、、どこ行っても、ドイツ人は気さくで旅の上級者が多い。
礼儀正しく、英語も聞き取りやすいスピードにさりげなく合わせてくれる。
この宿のドイツ人比率は 約70%。
私と中国人1名を除けば、 90% from ヨーロッパ(全20名)。

NZでこの地域比率は他では経験したことがない。
NZでこの時期は、どっかしら日本人が30~70%以上、宿に群れているからだ。
(卒業旅行が悪いって言ってるワケではないが、、、せっかくなら
 もう少し世界交流しろって、、、言いたくなってくる。)

確認してみると、、、
ほとんど、1~4週間の短期ワーホリ(働きながら宿泊)みたいだ。
(おいおい、確かにいい所だとは思うが、
 ここで4週間はさすがに飽きるだろ!
 フィンランド人学生、、、
 ツッコミは心の中だけにしておいた。)

うまい白ワインとつまみを交換しながら、
深夜までドイツ人2人と情報交換。
暖炉もあって心地よい空間と話を楽しむことができた。

翌朝、牛の乳から直接Milkを掬い取る。
もう機械化されていて、

1)鉄サクで追い込まれた乳牛は
2)円形の鉄板ステージの上に自ら進み
3)吸い取る機械をスポっ、、、キュポって手動で乳にハメられ、
4)一定時間で自動的に外れる仕組み。
5)機械が外れた牛は慣れているのか、自分の足で牧場へ歩いて戻っていく。

作業の邪魔しても悪い。
、、、2時間、見て飽きる。

揉んで絞ることは状況的に許されなかった。
働いている人が皆、忙しそうだったのだ。

「この機械で滅菌してる」
とか解説してくれただけ親切だと思った。

牛に踏まれて前足を怪我してる犬とひとしきり遊んだ後、チェックアウト。


◆ 英国紳士を訪ねて
いよいよ、、、手紙の住所を訪ねる。
手紙を見せ、5、6回道を尋ねる。

小川沿いの小道

家6軒。奥~2番目、、、留守?生活感がない。

誰もいない。

声を掛ける。

誰もいない。

 ・ ・ ・

隣の家のおばあさんに確認。手紙を見せつつ経緯を説明。
「3,4年前、男2人と女1人が確かに住んでいたが、、、。
 2年程前、男1人亡くなって、、、皆去っていった。」
dead?、、、!
「え?」

糸の切れたマリオネットの様に膝から崩れ落ちる。



















あふれそうになる涙を堪え、頭の中がウズをまく。
(彼、死んだ?のか、弟の方か?)

気が付いた時には、濃い茶色の木の椅子の上。
おばあさんとその娘らしきおばさんが、
色々な慰めの言葉を掛けてくれていることだけは、
辛うじてわかった。

 ・ ・ ・ 落胆。
      (体に力が入らない)

暖かい紅茶2杯と手作りのクッキー、、、
頂いている内になんとか気持ちを立て直す。

「失った手がかり」と「1/2以上の確率で感じる彼の死の可能性」。
受け止めなくてはいけない。
必死でそう思う。

街を水道塔から展望、
曇り空、強い風。

(進まないと)

後ろ髪を断ち切るように、
昼頃、Haweraを後にする。

バスは1日1本。昨日降りた時間にバスが来る。
次の目的地は、Mokau(モカウ)だ。


◆ Mokau(モカウ)
あんまり期待してない黒砂ビーチ。
2,3日ぼーっとするのもいい。と思う。

不在のフロント。いや、家。
開いているカギ。、、、張り紙。
村に一つのSHOP兼博物館?前の公衆電話を使いTel。

「えーっと、、、今夜泊まってもいいの?
 誰もいないんだけど、、、」

こんないい加減な宿は初めてだ。

夕方、チャリの旅人が3人合流。
フロントの人?とも話。

金は前金。ほったらかしな宿。
勝手に決めて良いベッド。
勝手に使って良いキッチン。シャワー。

「気に入った。3泊したい。」
フロントの若い男は目を細めて微笑んだ。
「どーぞ。」

都会・オークランドは2泊でいい。
4日間、頭空っぽにして散歩。

黒砂ビーチ、
流木に座って海の満ち引きをただ眺めてた。

3つの奇岩、
釣り人とたわいもない話。

牧場で羊や牛とにらめっこ、追いかけっこ、
牧草地で昼寝、

とただ、、、ブラついた。


陽気なバイク・チャリの旅人しか来ない宿。
たわいもない会話。


◆ ヒッチ&ヒッチ&ヒッチ?
その次の朝、バスを待たずにヒッチ開始、、、12台目。
BMWの40代夫婦の車をなんとかヒッチ。

途中の大きな街で、50台目位、トレーラーをヒッチ。

オークランドまで数十キロのバス停まで、パトカーを3kmヒッチ。
いや、違う。
警官「ここは、高速の分岐で危ない。
   車を止めるにはふさわしくない。
   近くのバス停まで送ろう。」
保護されたのだ。
「ごめんなさい、、、知らなかったんです。」
感謝と恥。(海外で初パトカー乗車)


日没前に、ローカルなバスでオークランドのバックパッカーズへ滑り込んだ。

小さなチャイナタウン?で、パスタとトマト&バジルの缶詰めを購入。
袋500g全部、茹でてしまう。
超薄味を塩とコショウでごまかし、、、
半分でギブアップ。

相席のUSA女2人共に目を向かれ、、、呆れられた。
「そんな一袋なんて、、、食べ切れないと思ってたわ、、、」
と軽蔑の一言。
なんでUSA女って、、、こんなに言葉がキツいんだ。
「不可能」って、、、言うかなぁ?直接。

まぁ、今回は
「朝~リンゴ2個、空腹だった」
とはいえ、
ぐぅの音もでなかった。

パスタ500g茹で1人で1食で食おうとした
       = ガキ扱いされても仕方ない行為。
ちきしょー。

翌日、NZ最後の丸一日、動物園とお祭りへ行きNZの旅は終了。
今でこそ、旭山動物園などで認知されつつある展示形式だが、
この頃は、海外でしかお目にかかれない展示を楽しんだ。
(頭の上を走り抜けるミーアキャットやピグミーマーモセットなど)

お祭りは、中華系主催の盆踊り的なもの。
キャンディ・フロス(綿菓子)が食べたかった。


◆ 落ち着くマレーシア
クアラルンプール 1泊 : お気に入りの屋台でラーメン
+ マラッカ    2泊 : マレー系中華を屋台で食べまくり、、、

約6時間をかけ、、、
ローカルバス2本と
最後、短距離だけタクシーで空港へ直帰して帰国。
(ヒッチに続いて、かなり危ない橋を渡っている
 ギャンブル的で挑戦的な動きは
 普段の自分のスタイルではない)



◆ このNZ篇を英国紳士に捧ぐ
実は今日、みさかの湯で、しこたま泣いてきた。
涙を隠す為、
ミストサウナとシャワーと打たせ湯しか入れなかった。

9年経ってもこれ、、、だ。

チャリで追い抜かしてく彼が、
「Too late,,,HAHA」
と笑う。

ボディビルダーのポーズをしながら両手の親指だけ立てて、
何か声を掛けてくるのが彼のクセだった。
「Go Ahead!」(笑顔)
彼がそう言ってくれた気がした。

(涙で書けないので、
 No.067のできは、自分自身、不満だけど、、、
 しばらく校正は致しません。)

とにかく、前へ進もう。

(→ ■ 旅日記No.068 ・ 第4章 盛りだくさん・ペルー編 ■ へ)

惜しい、湯豆腐が6位

2009年02月05日 | グルメ

やっぱ、すき焼きは最強か。
チーズ鍋ってフォンデュのこと?





昔、友人の別荘で
「あ~チーズフォンデュが食べたい気分」
と軽く言ったら、、、
「誰が鍋を洗うんだ?」
と目ぇひん剥いて怒られた。
無茶苦茶怖かった。

速読が脳スピードを上げている?

2009年02月04日 | 健康・睡眠

先々週~、、、
怪我が治り、
キーボードを交換、
過去の技術資料を速読、、、文書の電子化
引越しの準備も始めている。

多分、速読と即断が訓練になっているのか?
指が饒舌というか、軽口を叩き始めている。
(これは、キータッチが軽くなったせい。だと思う)

そして、脳の回転スピードが、
200~300%程度UPしている感じがする。
(錯覚かもしれないが、、、(^^;))

東大生や法学系の学生が、
DVDを1.5~2倍速で勉強している記事もmixiで見た。

多分、速読系は頭を早くする。
早くなって損は、、、今のところない。
心技体全てが充実していく感じ。

アゲアゲのノリノリだぁ。

もっと大きなツッコミを入れて欲しい

2009年02月04日 | 社会・政治

官僚の抵抗、情報の隠蔽はあると思う。

けど、
ツッコミ場所や視点が小さいなぁ。
って思ってしまうのは私だけだろうか?

どうせ、メスを入れるなら、
億や兆円単位の場所に入れて欲しい。

一応、その行動力に期待してます。
to 民主党の国会議員さん。

サービス残業、平均3時間?=「午前様」公務員-長妻議員が調査(時事通信) - goo ニュース

■旅日記No.066・NZ04後篇■

2009年02月04日 | 

草稿なので後に修正あり、、、です。

■ 旅日記No.066 ・ NZ04後篇 ■

◆ 南島、、、ピクトン着。
南方へ向かうのに、
バスと電車の早く出発できる方を確認。

結果、電車でカイコウラへ。
ここでは、ホエール・ウオッチングができる。
やはりここを選んだか、、、我が妹よ。
(想定範囲内から一歩も出ず。
 あーー、つまらん。退屈やー。
 1kg※、海に捨ててやろうか?
 と、心の中で悪態!)

※妹持参のガイドブック2冊の重量。
 オーストラリアやNZでは、
 各宿に宿情報や観光情報のパンフレットが置いてある。
 だから、1泊目以外はハッキリ言って不要&お荷物なのだ。

まぁ、動物好きとしては、ここは外せない場所。
初めてのNZなら、なおさらだ。

しかし、、、
北島の旅があまりにも丁寧すぎた。
もうすでに全行程の半分以上が経過しようとしている。

「あーぁ、NZ旅行のメインは南島なのに。。。」
そんな本音を口にしようものなら、、、
また妹が、泣く or ムクれるだけ、、、だ。
    (何もいえね~)

◆ コロコロ
そんなこんなこと色々考えながら
進行方向右手の車窓をぼーっと眺めていると、、、

草木や泡が、コロコロと目の前を大量に転がった。
初めて見る光景。

ピンクっぽい塩田、
ゴムまり状の泡の塊、
ゴムまり状の枯れ草の塊、、、
コロコロ、、、コロコロ、、、^3。

こんな光景見たことない!!
面白い。
タウポのプールで宙返りして以来、心が躍った。

15分くらい、、、不思議な車窓を楽しめた。


◆ カイコウラ着。
妹にとって初めて、20Beds位の大きなドミトリー(相部屋)を見せる。
大抵は4~8ベッド。2段ベッド形式が多い。
最低宿泊代:NZ$6.99(=461円位)~と安い素泊まりの方法だ。

ロンドンや東欧にはこのサイズのドミはごく普通にある。
男女混合も当たり前。
東南アジアやケニアにも一部屋の規模は小さいがこの形式は多い。

広い部屋に濃い緑色のマットレスが点在。
男女混合の20人部屋。

俺「こういうの、ドミトリーっていうんだけど、、、
  泊まってみる?」
とダメもとで妹に聞いてみる。
妹「ヤダ!!」
と即答されてしまった。
、、、結局、同じ宿のツイン・ルームにご宿泊。

ともあれ2週間をかけ、
やっと本格的なバックパッカーズ
(オセアニアの一般的なキッチン付き安宿)にご宿泊。

「少しずつワイルド化作戦?」(勝手に名づけたミッション名)
もそろそろ仕上げである。

本当はかなり歩いた場所にある
「昔・泊まったYH」へ戻りたかったが、
2人の体調やロケーションを優先し、
結果的に町の中央にある宿を選んだ。
(ウエリントンの小雨にやられたかも)

豪華なホエール・ウオッチングを堪能。
見れた!鯨3頭。目の前で潮吹きも。
イルカも。ラッキー。

帰りは大荒れ。晴れていてもここカイコウラは風がある。
運転席のスプリングが高性能だったことがすっごい印象的。
上下の振れ幅、60cm以上はあったぞ。スッゲー。


◆ オットセイのコロニー
カイコウラをYH(南南東)方面へ約2kmの散歩
カニの大群。
オットセイの群れ。

注意は、4m以内に近づいてはダメ。
もしも、威嚇してきたら素早く全速力で逃げること。
それだけ意識すれば、野生のオットセイと出来るにらめっこ。

オットセイ・アザラシ・アシカなどの性格は、、、
スノーケリングやスキューバダイビングをしていて
「水中」で遭遇するとフレンドリー。
好奇心が強く、一緒に並んで泳ぐこともそんなに難しいことではない。

だが、彼らにとって「陸上」は動きづらい場所。
寝転んで休みを取る&繁殖の場所。
誰だって、自分の苦手な場所で知らない人が近づいてきたら、、、
怖いよね。  (ほとんどの場合、彼らの方が逃げる)
威嚇するよね。(でも、群れのオスは家族を守る為に向かってくる)

だから、、、上記2点の注意になる。
それは、ペルーでもガラパゴス諸島でも
    アフリカ南部でも
    オーストラリアでもNZでも
同じ。


◆ 頃合(ころあい)
カイコウラ 3泊目、、、夜。

慎重に切り出した。
「旅行英語は使えそう?
 一人で動くとしたら,,,その、自信は付いたか?
   ・・・  (その他、色々確認)
 明日~、完全に別行動にしないか、、、」

一人旅の醍醐味を知って欲しい。
せっかくここまで来たのだから、、、国際交流もして欲しい。

それには多分、自分の立場や存在が逆に邪魔になる。
頃合だろう。。。
それは、確信に近い感覚だった。

オーストラリアをたった4日のレクチャーで渡り歩けた自分が、
(旅への貪欲さや危機感は、妹のそれとはまったく違う)

世界の大陸を、文化を10度以上に渡って経験を積み、
(そこそこ旅の技術はあるつもり、失敗から学んでることも)

目の前で演じ、セリフをメモさせ、危険を避けるコツも教えた。
(残念なのは、東南アジアを一緒に1泊もできなかったこと
 その原因(勝手にチケット手配)を作ったのは妹本人だ。)


2週間も、、、みっちりレクチャーしたのだ。
それは、あまりに過保護すぎたかもしれない。


・・・選択権を妹に委ねた。

   ・ ・ ・ (長い沈黙の後)

妥協案として、、、
明日の宿の手配を妹自身に任せ、後ろで付いて見てやることに。


◆ 自立・妹の宿探し
翌朝、バックパックを背負った妹がチェックインする様子を
4m後ろで手ぶらで観察する兄(アザラシ観察的)
という妙ちくりんな儀式。

「教えることはもうほとんどない。がんばれ!! 行って来い。」
 ・ ・ ・
(英語に少々詰まっても、我慢して、あえて口は挟まなかった)
 あえてしなかったカットイン。

彼女は、少し丘を登った石作りの清潔な宿を
自分の感性で選び、
自力自身の英語力で取った。


◆ 帰り道、自問自答
小さな教会でミサをやっていた。
後ろの木製の扉越しに小声で断ってから、
一番後ろの席で静かに聴く。

上品そうで小太りのおばあさんが、譜面を渡してくれる。
「歌えないよ~」
「ええから^2、歌っていきな。」
余りに優しく包容力のある笑顔に、、、
拒否することもできず、、、

一緒に歌う。
知らない単語は、、、誤魔化(ごまか)して。

賛美歌がこんなにも心地いいものなんて、、、
思ったことなかった。

「これで良かったんだよな、、、本当に」
          (心の中で自問自答)

昨夜~今朝にかけて、
自分の妹に対する態度が厳しすぎなかったかどうか、、、
頭の中で何度も何度も検証する。
自立のタイミングは間違ってなかったのだろうか、、、。

一応都会のクライストチャーチまでは、、、
否。甘すぎる。過保護だな?俺。

2週間以上も「自分の時間と心」を犠牲にしてきたのだ。
もう、いいだろう。、、、いい加減。

賛美歌は、3曲あった。
知っているメロディは、その内2つも。

これ以上一緒にいて良いことはほぼ、、、ない。
- + - - + - - - + - - - -
逆にマイナスの方が多い。

お互いに。Maybe。

そう、、、直感もそう告げている。
それに最終的に選択したのは、妹。
心配の種は尽きないが、、、信じよう。。。妹を。

3曲目の終わりと同時に、息を吐き切り、
心配と迷いと自問自答を終わらせた。

(→ ■ 旅日記No.067 ・ NZ05一人旅復帰篇 ■ へ)