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【補足】来年度~の太陽光発電・買い取り制度

2009年02月25日 | 太陽光発電とオール電化

gooと朝日は一日遅れですね。朝刊かな。
昨日と同じで全文>引用で解説を加えます。

>太陽光発電設備の普及を促すため、家庭などで発電したのに使い切れなかった電気を1キロワット時当たり約50円で電力会社に買い取らせる制度が、10年度にも導入される。

>今国会で法整備を目指す方針を経済産業省が24日発表した。電力会社は現在、家庭の余剰電力を1キロワット時23~25円程度で自主的に買い取っている。新制度は価格を2倍に引き上げた上で10年程度、電力会社に買い取りを義務づける。

23円単価は、従量電灯のみを見ています。
オール電化と併用で、売電単価は、28円になります。(東京電力)

>買い取りにかかった費用は一般の電気料金に上乗せされる。経産省は、標準的な家庭で毎月の電気料金が数十円~100円程度上がるとみている。

全員の電力料金が値上がりするってことです。
全国民負担の考え方。

>ドイツでは、太陽光発電などによる電気を電力会社が1キロワット時約70円で長期間買い取る「固定価格買い取り」制度を導入し、新エネルギーの利用が爆発的に増えた。そのため日本でも、同制度の導入を求める声が与野党から出ていた。経産省はこれまで、「消費者の負担が増える」などとして制度の導入に否定的だったが、姿勢を転換した。

消費者側から見て、ドイツの買3倍、売5倍の情報は古かった様です。
(日本の単価と比較して)


>国内では07年末で約44万戸の住宅に計155万キロワットの太陽光発電設備がある。政府は昨年7月に決めた「低炭素社会づくり行動計画」で、太陽光発電の導入量を20年に現状の10倍、30年に40倍にするとした。1月からは、家庭用太陽光発電設備に対する補助金(1キロワット当たり7万円)を復活させた。

1/13~復活しました。
一般家庭の平均は、3.3kw程度ですので、、、
平均、23万円程度の補助金になります。

>しかし、設置には標準的な設備で約230万円かかり、元を取るのに20年近くかかる。経産省は、補助金制度に加えて固定価格買い取り制度を整えることで、初期費用を回収できるまでの期間を短くし、太陽光発電設備の普及を急拡大させたい考えだ。

相場はそうだけど、、、
310電設では、もっと安くできますね。

さらに、
20年というのは、従量電灯で太陽光発電のみを乗せた場合の単純計算で、、、

現実は、オール電化と併用して、
高い売電単価28.05円で昼間余った電気を売り、
深夜電力単価 9.17円で空気の熱*3と共にお湯を沸かす。
(エコキュート)
という時間帯別のサイクルにするのが一般的です。
(単価は、今期1~3月までの東京電力)

一部のお客様にお願いして前後1年間の比較データを取っていますが、
現状でもほとんど、9~15年で元が取れます。
(それ以上かかる場合、ボイラー壊れてから呼んでと言ってる
 ぶっちゃけ。)

それが、倍になれば、、、単純に償却期間は半分になります。

残る問題は、ガスや灯油系との単価バランス。

電力会社が、エコキュートとIHクキングヒータだけを
宣伝したり展示していて、
太陽光発電を積極的に宣伝・展示しないのは、、、
実は、現状のRPS法だけでも痛いから。
(電気を高く買い取らなければいけない)


家庭の太陽光発電、高く買い取り 電力会社に義務づけ(朝日新聞) - goo ニュース