くない鑑

命を惜しむなっ!名こそ惜しめっ!!前へぇ、前へーーーぇっ!!!

なぜ「あの時」に...。

2009年09月13日 | 知識補給
昨日の読売の夕刊に、(私的に)驚くべき記事が載っていました。
それは、上越市(立総合博物館)で...
聚楽第行幸の様子を描いた屏風が発見され、公開される
...というもの。
正式には「御所参内・聚楽第行幸図屏風」といい、高さが約1.6m,幅が約3.6mの六曲一雙でモノ。
記事には屏風の写真がカラーで載っていて、右雙の三扇に正親町院の鳳輦が、左雙の(同じく)三扇には関白秀吉の乗った牛車が描かれているのがしっかりと判ります。
また、美術的価値からしても、とてもきれいで鮮やかです。

制作されたのは慶長年間で、市内の個人が所有していたそうで、それを、依頼を受けた上越市立総合博物館が鑑定していたそうです。
この、個人が有した経緯がとても気になりますが...
先祖伝来の家宝ならば、堀家(左兵衛督秀治もしくは上杉景勝)に下賜されたモノを、更に褒美もしくは御礼として下された・・・と、いったところでしょうか。

記事によると、聚楽第を描いた屏風は今までに3例確認されているそうですが、参内と行幸の模様が描かれているのは今回発見されたこの屏風が初めてだとか。
思えば、聚楽第の史料を今までに見た記憶がないので、他の2例も気になりますが(笑)
是非とも観て見たい!です。

しかし...
な、なぜもっと早くに!
せめて、せめて謙信公祭の時に公開して欲しかった。。。
天地人博」なんて、どうでもいいから(マテ)
いや、これとタイアップすれば、更なる集客が望めただろうに(マテマテ)。。。
しかも、公開は来月の4日まで。
ちょ、ちょっと短すぎる...。

先に上越へ参陣した際、あらかた観尽くしたから・・・是非とも観たい!けど、行こうか行くまいか、激しく葛藤中。

常設化されるのを待つか、はたまた、何処かで貸与出展されるのを待つか?!

行くとしたら、シルバーウィーク中しかないですね。

ちなみに。
社会面にはもう一つ,「西郷隆盛辞世の漢詩」とみられるモノが発見されたそうです。
その漢詩が、解釈付きで載っていましたが、それを見ずに辛うじて(漢詩が)読めたことが、何より嬉しかったです(笑)

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6 コメント

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おーぉ! (記主くない)
2009-09-23 18:42:49
▽やまね様
遅くなりましたが...
コメント、ありがとうございます。
屏風、ご覧になられましたか!
やっぱり、滅多に見られぬ重宝ですから、混むのも納得ですね。
いま、最終日に行こうかな?!と思っているので、大変参考になる情報でした。
足早な予定を立ててはいますが、石油産業の歴史も、観て見たいと思います。
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見てきました (やまね)
2009-09-20 13:01:57
博物館始まって以来の賑わいかと思います。行列になってますよ。駐車場には他県ナンバーの車も沢山とまってます。でも、都会の行列に比べたら少ないものです。たいして待たずに見れました。解説も聞けました。絵のことはわかりませんが、日本画らしい描写の素晴らしい屏風でした。
上越の石油産業史も展示しつます。これも見てくださいね。
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地元は大盛り上がり?! (記主くない)
2009-09-15 00:18:02
▽やまね様
コメント、ありがとうございます。
全国版(夕刊)に載っていましたよ。
国宝級の一級史料ですから、地元だけの話題にするのは勿体無いですよ(笑)
しかし、やっぱり混んでますか。
うーむ、ますます見に行きたくなってきた。
公開期間中、出来れば見に行きたいですね。。。
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知ってたか。 (記主くない)
2009-09-15 00:11:26
▽masaru君
コメントありがとう。
まだまだどこかにお宝が眠っているかもよ。

>重文指定
いつ上京してくれるか判らないからな...。やっぱ、行くしかないのか(笑)
本物を見たいなら。
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Unknown (やまね)
2009-09-14 21:25:01
そちらの新聞にもでたのですか? 地元誌だけが大きくとりあげているのかと思ってました。博物館は今までにない混み方のようです。が、是非 上越にみにきてください。シルバーウィークは上越へ。
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Unknown (masaru)
2009-09-13 17:15:09
このニュース見ました!

「洛中洛外図」だけでなく、上杉関係からこんなお宝が出てくるとは驚きです^^;

>何処かで貸与出展されるのを待つか?!

しばらくしたら東京にやってきそうなので、そのときにゆっくり見学したいと思います。
さりとて、重文指定されてしまうと、常設化=レプリカの常設展示になるのではないでしょうか。
現物を確実に見たいのであれば今行くしかなさそうですね。
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