JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

代田文彦先生

2016-01-23 | 代田先生
今日は代田先生のご命日です。



先生、昨年興味深い研究会に入会しました。

『筋膜』がいろいろな悪さをしているのではないかという考え方で、多くの先生方が効果をあげられています。

そして、「身体の筋はすべてが体内で複合的につながっており、人間の動作や姿勢の治療・改善を行う上で、筋・筋膜を複合的に捉える『アナトミートレイン』という新理論」が注目されています。東洋医学の『経絡』とも合わさるところがあり、大変興味深いものです。

痛むところが必ずしも現場とは限らない。どこか別に発信源があって、そこがトリガーポイントとなって遠隔に痛みを感じさせていたり、またそこから筋膜を通じてさらに他の部位に症状を起こして感じさせたりと複雑化させているのですね。

最近思うのは、澤田流太極療法の基本穴(定石)は、身体を動かすうえで負担のかかる場所で、歪みを起こしやすい場所が効率よく選ばれているのではないか…ということです(臓腑へのつながりも?)。

もちろん現場を特定しそこへの介入は必要ですが、連鎖して起こる歪み(それが筋膜連係上であったり?)の予防、改善につながっていたのではないかと。

いろいろ考えながらやっています。

すべてを科学化するのは難しいかもしれませんが、歴史のある偉大な治療を科学的に検証していけたらなぁ、いきたいなぁと思っています。

がんばります。







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