
仕事で弥富市役所と農村多目的センターへ行ってきました。弥富といえば金魚で有名ですのでご存じの方も多いと思います、市町村合併で弥富町から弥富市に変わりましたが窓口は全く変わっていなくて拍子抜けでした。それにしても農村多目的センターという名称はちょっと若い人にはなじめないのではないでしょうか、稲沢市にも農村広場という公園が有りますが同じような発想でお年寄りが集まって付けた感じですね。市政になったのですから公募でもして変更したらどうでしょうか?(余計なお節介すみません)
下の写真は農村多目的センターの外観とエントランス部分です。

下の写真は農村多目的センターの外観とエントランス部分です。


何かをやるには"入れ物"がなければ...。
例えば、雨の降る日、公園にブルーシートを
敷いて集まってもらって、会議をやるって事では、
非難されてしまうでしょう。
しかし、鉄筋コンクリート製の頑丈な建物を
造ったら、住民が発奮して自治に目覚めるかというと
そうとは限らないのが世の常。
行政としては、目に見える形の実績を残したいので
"箱物"に手を出し、建設費をいろんな方法で捻出す
るので、このような建造物の名前が付くのでしょう。
ところで、もう十数年経つと思いますが、
熊本県の小国町に面白い実例があります。
"小国ドーム"(地元の体育館)、"木魂館"(地元の研修施設)、etc.
※ 木魂館の裏には農繁期の農家への給食センター&温泉があったりします。
というように、小国町は、地元住民が必要とし日頃から利用する施設のために、県外もひっくるめた有名デザイナー等によるデザイン&変わった施設名を付けると言う手法で脚光を浴びた町です。
その頃、たまたま無料パソコン通信(木魂館に設置してありました)の会員に成っていたので、時折訪れていたのでした。
音楽家や陶芸家が移住したりいろんな話題の多い町です。
熊本県小国町では、公共施設建設時、県外建築家や県外デザイナーが訪れた場合"民泊"が条件だったそうです。
この"民泊"で地元の一般住民と建築関係者の交流が出来て、独特なデザインのガソリンスタンド等もありました。
ともかく熊本県小国町は、住民が、公共サービスなどに対して、自治意識が高く、熊本県内で他の市町村が真似しようとしても出来ない独特の町です。