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ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

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No1683 ”バズーカ”ウイルフレド・ゴメス(プ)vs”Zボーイズ”カルロス・サラテ(メ)

2010年05月28日 06時51分42秒 | ボクシング
(WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ)
 言わずと知れた80年代軽量級のビッグファイトは、バズーカ砲を誇る王者ゴメスにクールな殺し屋で1階級下の王者サラテが挑む、KO必至な好カード。

 初回1階級下ながら身長で上回るサラテの回りを、バズーカ砲を抱えながらゴメスがサークリング、お互い様子見のラウンドも両者の高いKO率故見る者を緊張させる。2Rも未だお互い手数は少ないものの、徐々にフェイントを織り交ぜエンジンが掛かり出し、サラテをコーナーに詰めてゴメスが右を出し始める。

 3Rゴメスがダックから右のカウンターを放ちパンチのタイミングを掴んでくるが、サラテのジャブで足を滑らすものの、王者は委細構わずロープに詰め左フックを連発。4Rウエイト調整に失敗したサラテは、いつもの様なパンチのキレが無く、機敏なゴメスのフットワークを止める事が出来ず、逆に追って行っても王者にカウンターを合わせられ左フックでダウンを喫す、立ち上がった挑戦者をロープへ詰め怒涛のラッシュを浴びせキャンバスに転がるが、ここはゴング後と看做されカウントはとられず。

 5Rダメージの残るサラテへ、ゴメスが絶妙なタイミングの左フックを浴びせると、膝がガクッときた挑戦者はロープへ凭れ掛りダウン寸前、此処は何とかレフェリーの誤審もあり持ち堪えたものの、チャンスとばかりに王者がタイミングの良い右をヒットさせると、足の踏ん張りの効かないサラテは滑らせる様にダウン、その姿を見たセコンドがタオルを投げ入れながらリングインし試合終了。

 KOパンチャー同士の迫力ある打撃戦とはいかなかったものの、好調ゴメスが調整に失敗したサラテを一蹴して、自身のKO防衛記録をまた一つ伸ばしたのでした。


1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (マリスン)
2010-06-15 17:29:04
70年代のラテンアメリカ黄金時代の名王者同士の戦いでゴメスの故郷プエルトリコで行われた名試合でしたね。この時サラテはトレーナーとの不仲が原因か体調不良で試合を延期してほしかったそうですが殺し屋か何かに脅されて無理やり試合をしたらしく前半から飛ばしていますね。ゴメスはながれるようなフットワークとプエルトリコ独特のコークスクリュー式のパンチでサラテからダウンを奪いましたね。あまりの観客の盛り上がりでカメラが揺れて画像が見にくい所もありますがすごい試合でした。この試合あたりからメキシコとプエルトリコの国民感情がでてきたらしいのがこの試合でわかります。この先この二人のようにすざまじいKO率を持った選手が生まれてくるかとても楽しみです。
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