ハリーと楽しむアジリティー

ミニチュア・プードル ハリーとアジリティーを楽んだ日々の想い出

アジリティー ヨーロッパオープン2013 第3弾

2013-11-23 22:42:20 | 日記

~この競技会に出陳した珍しい犬達について~

 世界の犬の種類は、FCIなど権威ある団体に公認された犬種が約四百種、非公認犬種を含めると約八百種といったところでしょうか。(JKCによれば、「現在、世界には非公認犬種を含めて700〜800の犬種があるといわれているが、FCIにより公認された343犬種(2013年3月現在)のうち190犬種を登録している。」旨である。)

 こんなに沢山ある犬種の全てを知るのは至難の技かな。

 最近のFCI‐WC及びEOでトップスターに輝いた犬といえば次のとおりで、ボーダーコリー、シェルティー、ピレニアン・シェパード、パーソン・ラッセル・テリアなどです。仮にもう少しトップスターの範囲を拡大したとしても、犬種的にはそんなに増えないでしょうね。

◎  ラージ

  Lisa Frick(AUT)&Border Collie(ボーダーコリーL)"Hoss"

  Gregory Bielle Bidalot(FRA)&Border Collie"Cayenne"

  Philipp Müller-Schnick(DEU)&Border Collie"Heat"

  Silvia Trkman(SVN)&Border Collie"Bu"

  Janita Leinonen (FIN)&Border Collie" Hitti "

◎  ミディアム

  Silvia Trkman(SVN)&Pyrenean Shepherd(ピレニアン・シェパード)"Le"・"La"

  Natasha Wise(GBR)&Border Collie(ボーダーコリーM)"Dizzy"

  Sian Illingworth (GBR)&Border Collie " Maybe "

◎  スモール

  Tobias Wüst(DEU)&Shetland Sheepdog(シェルティー)"Peanat"

  Elena Kapustina(RUS) &Parson Russell Terrier(パーソン・ラッセル・テリア)" Tekna"

  Nicola Giraudi(ITA)&Parson Russell Terrier" Twister "

【スター犬たち】

 

 でも、アジリティーはトップスターだけのものじゃない。

 裾野の広がりが大切です。人と犬が一体となってスポーツを楽しむことこそ、大切です。

 アジリティーに向いた犬種は、速いだけじゃない。自分の好みや生活環境に合致した犬種と走りたいものです。

 どんな犬種がアジリティーに向いているかは、人それぞれです。人が犬をよくコントロールできて、トンネルやタイヤを潜れるサイズ、かつ、ソコソコに走れないと長く楽しめないけど、気持ちよく走れるのであれば、どんな犬種でもアジリティーを走れます。「可愛い犬が好き」「ムク犬が好み」「賢い犬が良い」「精悍なのが好き」「ダイナミックでありたい」「国や地方の伝統の犬を、後まで伝えたい」「アレルギー作用が少ないこと」など、様々な個人のニーズに応じた犬種がアジリティーを走ってこそ楽しいのだと思います。

 Agility European Open 2013においては、waiting listを含めて980頭の犬がリスト上に出陳されました。犬種的には64(L:27、M:32、S:26)犬種です。

 日本の競技会ではお馴染みでも今回出陳されなかった犬種は、スタンダード・プードル、フラットコーテッド・レトリーバー、シベリアンハスキー、ブルタニー、アメリカン・コッカースパニエル、シーズ、イタグレ、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ダックスフンド類、ヨークシャー・テリア、チワワなどです。タマタマでしょうかね。また、柴犬がいなかったのは、ここはベルギー、ヨーロッパであって日本じゃないから。

 この競技会でも大活躍しヨーロッパではお馴染みの犬種なのに、まだ日本に少ない犬種がいます。それは、次の犬種です。(JKC:J、Wikipedia:W)

○ Croatian Sheepdog クロアチアン・シープドッグ(J、W)  基本的な毛色はブラック、訓練性能が高い。日本ではあまり見ないが、ラージでボーダーコリーに次ぐ有力犬種群の一角に入っている。

○ Mudi ムーディ(W) ハンガリーで、クロアチアン・シープドッグに、プーミーやプーリーの血を加えたと言われている。日本ではあまり見ないが、ミディアムの有力犬種群の一角に入っている。

○ Pumi プーミー(J、W) 17~18世紀にハンガリーで生まれた、テリア・タイプのハーディング・ドッグ。

○ Pyrenean Shepherd ピレニアン・シェパード(シープドッグ)(J、W) ホワイトグレート・ピレニーズとのコンビで、牧用犬として使われていた。 Silvia Trkman(SVN)のLaとLeが有名。

○ Parson Russell Terrier(パーソン・ラッセル・テリア(J、W)) 「ジャック」と同じ人が作出したもので、「ジャック」とあまり変わらない。Elena Kapustina(RUS)の Teknaが有名。

 

 また、犬種としては日本で特別珍しいとまで言えないが、国内のアジリティー競技会場で滅多にお目にかかれない犬種は、次の犬種です。これらの犬種についてもJKCやWikipediaの情報を中心に調べてみました。画像はJKC又はWikipediaからです。

○ Staffordshire Bull Terrier スタッフォードシャー・ブル・テリア(J、W)  イギリス生まれのガッシリした犬

○ Airedale Terrier エアデール・テリア(J、W)  さまざまな作業をこなし、遺伝性疾患に比較的かからないとされていて、「テリアの王様」とも呼ばれている。

○ Old English Sheepdog オールド・イングリッシュ・シープドッグ(J、W) イギリス生れの牧羊犬

○ Chinese Crested Dog チャイニーズクレステッドドッグ (J、W) ほとんど毛がなく、尾、足元、頭の上に房のような毛があるだけの犬 広島市内にも犬舎がある。

○ Bouvier Des Flandres ブービエ・デ・フランダース(J、W) その名のとおりフランダースの犬

 

 日本では、この犬種の犬そのものが滅多にいない。私も実物をみたことがないという珍しい犬種としては、次の犬種があります。今回、次の記述を書くために色々調べてみて、目から鱗でした。

○ Hungarian Vizsla ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラー(J、W)  ポインティングやレトリービングをする犬の原種的存在

○ Griffon Bruxellois ブリュッセル・グリフォン  ベルギーで小型テリア・パグ・イングリッシュトイスパニエルから作出された。ベルジアン・グリフォン(J、W)の色違い。画像は、ベルジアン・グリフォン。

○ Dutch Shepherd ダッチ・シェパード(W) オランダ原産の牧羊犬種、見かけはクロアチアン・シープドッグに似ているので、速い犬かな。

○ Spanish Waterdog スパニッシュ・ウォーター・ドッグ(W) スペインのアンダルシア州原産の牧羊犬種・水中作業用犬種

○ Nova Scotia Duck Tolling Retrieve(J、W) ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバー(愛称:トーラー)        「トーリング」とは、デコイ猟に使われていた犬を示す名前。カナダのノヴァスコシア半島原産

 

○ German Hunting Terrier ジャーマン・ハンティング・テリア(J、W) ドイツ原産の猟犬、テリアの一種である。通称・ヤークトテリア

○ Kromfohrlander クロムフォルレンダー(W) 原産国のドイツとその周辺国でしか飼育されていない珍しい犬種

○ Schapendoes スハペンドゥス(W) オランダ原産の牧羊犬種で、ドックスポーツに向いた犬種。

○ Brazilian Terrier ブラジリアン・テリア  ブラジルで、パーソン・ラッセル・テリア、ジャック・ラッセル・テリア、チワワ、ミニチュア・ピンシャーが自然交雑して誕生した。

○ Miniature American Shepherd ミニチュア アメリカン シェパード  新しい犬種か?AKCが犬種承認しようとしているようですが、今後アジリティーなどのドックスポーツで実績を積めば増えてきそうな犬種ですね。「ミニチュア・オーストラリアン・シェパードMiniature Australian Shepherd」というのが、Wikipediaに掲載されているが、これに近いものかな。

○ Teckel テッケル    Grey Ghost Teckelのことかとか? ワイマラナーとダックスフントなどをミックスさせた珍しい犬種。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿