怒りの鉄拳

毎日更新日記

俺にさわると危ないぜ(1966)

2006-06-11 17:55:41 | 邦画・
日活ニューアクションの雄・長谷部安春の監督デビュー作
あらすじ)
ベトナム戦線から休暇を利用して日本へ帰って来たカメラマン本堂大介は、スチュワーデス沢之内ヨリ子を誘ってナイトクラブへやって来た。だが踊りの最中、ヨリ子は何者かにさらわれ、その一味と思われる外人ロペスは突然現われた三人組ヨシ江、キク江、ハル江にとりまかれ刺殺された。さらに事件の目撃者本堂は、三人に襲われ、殺人犯にしたてられたが、外人記者ビル・ソマーズに助け出された。忍法老人百地百斎の家に下宿して、ヨリ子捜しにのり出した本堂は、ヨリ子の叔父岡田の知らせで、ヨリ子のアパートを訪ねたが、そこにはロペス一味が待ち受け、本堂にピストルをつきつけた。だが危ういところでブラック・タイツ嬢アキ子によって救われた。その晩本堂は三人のブラック・タイツ嬢に襲われたがガス弾で難をのがれた。その頃、ヨリ子の叔父岡田もブラック・タイツたちに殺されていた。しつこくロペス一味に狙われた本堂だが、遂にヨリ子が深夜の路上で発見され、百地老人の家にかくまわれた。ヨリ子の父沢之内は戦時中沖縄の陸軍参謀をつとめていたが、終戦時、莫大な金塊を持ち帰り、それをめぐって沢之内の部下らが動き出していた。ブラック・タイツの沖縄娘はこの金塊を取戻そうとやつきになっていたのだ。やがて本堂は、ヨリ子のアパートから沢之内の日記をみつけるがロペス一味に奪われてしまった。そのうえ、ヨリ子も本堂も外人グループにさらわれ、金塊のかくし場所について拷問を受けた。ブラック・タイツの協力を得た本堂は、悪戦苦闘の末、アキ子とともに危機を脱した。そして本堂はアキ子と金塊の島、湖島へ向い、沢之内の別荘へ乗り込んだ。だがそこにいたのは、味方であるはずの外人記者ビル・ソマーズであった。外人グループの首謀者こそビルだったのだ。怒りに狂ったアキ子は、ナイフをかざしてビルに立ちむかい相射ちして死んでいった。まもなく警官たちあいのもと、古金庫が開けられた。だが中には十億円はおろか、百円紙幣がぎっしりつまっていた。ブラック・タイツ嬢の犠牲を払った金塊事件は、これで終った。本堂大介はまたベトナムへと向って発った。上映時間 88min
監督 長谷部安春
原作 都筑道夫
脚本 中西隆三
音楽 山本直純
出演 小林旭 、松原智恵子 、西尾三枝子 、北あけみ 、浜川智子
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-完全燃焼!