怒りの鉄拳

毎日更新日記

新・兵隊やくざ火線  1972 

2007-01-29 16:53:43 | 邦画・
新兵隊やくざ 火線(1972) - goo 映画


出演 勝新太郎/田村高廣/安田道代/宍戸錠
監督 増村保造
原作 有馬頼義(「貴三郎一代」より)
脚本 増村保造/東條正年
公開年 1972年
上映時間 93分★ あらすじ
どこの部隊でも、もてあまされた大宮一等兵と有田上等兵。北支の最前線の北井小隊に、転属命令という名目で、ていよくほうり出された。戦争嫌いの北井小隊長と抜群の戦争屋神永軍曹の指揮下に入った大宮と有田は、八路軍のスパイとして連れて来られた黄少年の事で早速、ひと悶着。少年は北井小隊に協力している村長の黄の息子であるが、スパイと決めつける神永軍曹は、大宮に殺せと命じたのだ。大宮は、子供を殺したくないと、その馬鹿力で神永軍曹をやっつけてしまった。それがきっかけで、少年の姉である美人の芳蘭と知りあえる。神永軍曹も、芳蘭に目をつけており、大宮と神永の対立は激しくなっていった。その頃、北井小隊周辺の情勢は急速に緊迫していた。八路軍の動きが激しくなり本部から連絡のトラックは全て爆破されてしまっていた。日本軍の情報が全てキャッチされていることは疑う余地もなかった。だが、スパイが何処にひそんでいるのかまるで見当がつかないまま、北井小隊は孤立状態を続けるしかなかった。隊の全滅は目の前に迫っている。神永軍曹は、芳蘭にスパイ容疑をかけた。北井小隊長は、大宮に、芳蘭を口説きおとせと、スパイ捜査を命じた。強引に芳蘭を抱きしめ接吻し、スパイなのかと率直に聞く大宮に、芳蘭は、自ら八路軍のスパイであることを自白し、今夜、八路軍の夜襲があると教えるのだった。北井小隊は、芳蘭のおかげで、八路軍を撃退したが、芳蘭を逃がした大宮は、神永軍曹に叩きのめされ重営倉入り。芳蘭の弟に救い出され、芳蘭に八路軍に入らないか、と言われて、大弱りする。その頃、二回目の八路軍の襲撃で、北井小隊長は死に、小隊は壊滅状態になっていた。芳蘭の機知で、中国服に着がえた大宮は、有田を探し出すべく火線(最前線)を突破し、日本軍部隊の中へ舞い戻ったが、変装がバレて脱走兵として一室に監禁されてしまった。そしてその部屋には探していた有田もいた。生き残っていた神永軍曹は、ぬけぬけとその部隊の一員として、大宮・有田を裁く側に立っていた。大宮・有田の危機に、芳蘭は神永軍曹の前に身を投げだして二人の命を救った。悪らつな戦争屋神永軍曹への激しい怒りが大宮の身体を走った!大宮の手に黒く光った軽機銃が固くにぎりしめられた……。

兵隊やくざ★強奪  1968

2007-01-29 16:53:16 | 邦画・
あらすじ兵隊やくざ強奪(1968) - goo 映画
終戦直後の満州。上官を殴り部隊を飛出した大宮と有田はゲリラに襲われた、五人の日本兵を救った。だが、その五人が上官松川大尉の十万ドルの金貨を狙う極悪兵隊とは知る由もなかった。逃亡の途中二人は、敗戦を信じぬ加藤中隊に出会った。が、そのガンコ頭を罵ったため、食糧倉庫に放り込まれてしまった。そこへ、権藤兵長ら五人組が盗みに来た。だが、食料を盗むと彼らは、さっさと引上げてしまった。心頭に怒りを発する二人を、荒縄から解放したのは野鼠だった。二人は早速加藤中尉にお礼参りをすると、銃殺寸前の美人ゲリラを救った。大宮は久しぶりに女に接して悦に入ったが、それも束の間の出来ごとだった。大宮は逃げた女を追跡したが、彼女を発見できず、捨児を拾い帰る始末だった。有田は、足手まといの赤ん坊を嫌ったが、天性子供好きの大宮は、赤ん坊を置捨てることができなかった。有田が、金貨の所在を追及している解放軍に連れ去られたのは、大宮が山羊を盗みに出掛けた時だった。大宮は、赤ん坊と山羊を連れて、有田を探した。その頃、有田は拷問を逃れ、解放軍の追跡を受けていた。大宮がその一隊に出くわして、草むらに身をひそめた時、五人組に遭遇した。解放軍に脅える五人組は、泣きじゃくる赤ん坊に刃を突きつけた。怒り狂った大宮は、五人組を一気に殴り倒した。その光景を眺めていた郭は、大宮の腕にほれこみ彼のボスに紹介した。ボスは、賭場で勝ちつづける三人を片付けた時、有田の探索を引受けようと約束した。だが、大宮が相手にした三人は解放軍だった。金貨の行方を厳しく尋問する解放軍にさすがの大宮も死を覚悟した。この窮地を助けたのは、大宮が救けた女ゲリラの秋蘭だった。大宮は秋蘭から、解放軍が松川大尉に奪われた金貨を探していることを聞くと、松川に挑み無事金貨を解放軍に届けた。やがて、有田が戻って来た。だが、内地送還最終便が去った後だった。その後に、赤ん坊を抱いて見送る二人の姿が夕陽に映えて美しかった。


兵隊やくざ 殴り込み  1967 

2007-01-29 16:52:51 | 邦画・
あらすじ兵隊やくざ殴り込み(1967) - goo 映画
激戦の度を増す大陸の最前線で、友情から堅く結ばれた有田上等兵と無鉄砲で女好きの大宮一等兵の二人は、悪徳上官に盾ついて過酷な制裁を受けながらも、その正義一徹ぶりに上官をけむたがらせていた。二人はそんな中で連隊旗手の香月少尉の毅然とした態度に好感を持った。香月も軍旗祭の相撲大会で赤池曹長によって不利な判定を受けた大宮を助けるなど、何かと二人の味方になるのだった。ある日、大宮と有田は女郎屋でインテリ娼婦さつきの口から赤池や影沼少佐の一派が女郎屋で私腹を肥やしていることを知ったが、有田が暗号教育の名目で転属を命ぜられ、大宮一人ではその調査は出来なかった。そんなとき大宮は、稼ぎが悪いと赤池にヤキを入れられているさつきを助けたことから上官暴行罪で営倉にぶち込まれてしまった。しかも、上官影沼の女明美といい仲になって重営倉に移される有様。そんなうちに香月の尽力で有田が原隊に復帰してきた。有田は事情を知り、軍の機密を握る暗号兵の特権を利用して、影沼一派が二重帳簿で軍票をごまかしていることをつきとめた。それをネタに影沼一派を脅した有田は大宮を営倉から救い出したのである。やがて、戦況が逼迫し、香月隊は全滅した。香月は軍旗の奪還を大宮に託して息をひきとった。大宮は巧みな変装とクソ度胸で敵陣に潜入し、無事軍旗を奪還するという大殊勲をたてて戻ってきたが、彼を迎えた有田は、戦争が終ったことを告げた。それを聞いた大宮は有田と共に副官室に乗り込み、逃げ仕度に懸命な影沼たちに痛快な鉄拳制裁を加えると、軍にサヨナラして大陸の彼方に駆け去って行った。


兵隊やくざ 俺にまかせろ  1967

2007-01-29 16:52:21 | 邦画・
あらすじ兵隊やくざ 俺にまかせろ(1967) - goo 映画
昭和二十年の北満。有田と大宮は何度も武勲をあげたことのある木崎独立守備隊にいた。ある日、戦況の悪化から大陸の戦線を縮小する方針がとられ、木崎部隊は各部隊の転進作戦を成功させることと、通過地点の孟家屯に増援部隊を送ることに決った。密偵張はそこにはゲリラはいないと言う。そんな時、大宮は岩兼曹長や田沼参謀に反抗して営倉に入れられたりしたが、岩兼とは次第に友情で結ばれていった。しかし、田沼参謀は勝つためには手段を選ばぬ冷酷な男だった。有田は幼な友達の田沼がかつて出世のために一人の女を自殺に追いやったことを知っている。やがて、孟家屯の増援隊には、二個分隊をもった岩兼があたることになり、有田と大宮もそれに加わった。途中、馴染の慰安婦桃代に会った大宮は御満悦だったが、孟家屯には相当数のゲリラが潜んでいることがわかった。たまたま、重傷の中国女秀蘭を助けた大宮と有田が、本隊に護送する途中でゲリラに襲われ、大宮は捕虜になった。そして、ゲリラの隊長が意外にも張であり、秀蘭が彼の妹なのを知って驚いた。秀蘭の好意で逃亡することが出来た大宮は、これも九死に一生を得た有田と会うことが出来た。一方、孟家屯はゲリラのいっせい攻撃で、岩兼分隊は次々と倒れていった。そして、無線によって、田沼の戦略で孟家屯はゲリラを引き寄せる囮であるとわかり、岩兼は唖然とした。やがて、分隊は全滅し、そこへ駈けつけた有田と大宮は、岩兼の最期の言葉で田沼の策略を知った。大宮が田沼と会った時、さんざん殴りつけたのは、田沼の冷酷な作戦が、岩兼や多数の人間を死に追いやったことへの怒りからだったのだ。田沼の計略によって転進作戦は成功したとはいえ、大宮は納得できなかった。その後、有田と大宮はオンボロトラックを駆って、広漠たる大陸の彼方へ去っていった。

兵隊やくざ大脱走  1966 

2007-01-29 16:51:54 | 邦画・
あらすじ
太平洋戦争も戦局は日本にとって決定的に不利で、終戦は目前だった。北満の国境を固める朝倉部隊もソ連の大軍を迎えて玉砕の覚悟を決めていたが、そんな時も時、この部隊に転属してきたのが大宮二等兵と有田上等兵である。玉砕する気持ちなどさらさらない二人は、古兵や下士官との間にいざこざを起しながらソ連軍の攻撃を待っていたが、ある夜、大宮は慰問団とはぐれた親娘、笹原と弥生を助けた。女に飢えている兵隊たちは弥生に貪欲な目を向けたが、女好きの大宮も例外ではなく、有田は一悶着起りそうだと予感した。案の定、狡猾な手段で弥生を手篭にしようとした木部准尉黒沼、野辺地軍曹を、大宮はさんざん叩きのめしたが、翌日、木部たちのリンチにあって大宮は危うく殺されそうになった。そんな大宮に弥生は身体を許してもいいと言うが、何故か大宮は抱けなかった。有田がからかうと、大宮は弥生が初恋の女に似ていると言う。やがて笹原親娘を護送して神武屯へ行った大宮が帰ってみると朝倉部隊は全滅していた。有田だけが奇蹟的に生きていて、二人は将校に化けると柳田部隊にもぐり込んだ。そこでも玉砕気分が漲っていたが、初めて部下を持った大宮は玉砕よりは昼寝の方がましだというので、兵隊たちの間で人気がある。そんな大宮も開拓団の女子供がゲリラに囲まれていると知ってトラック一台を強引に借り出すと有田と共に救出に向った。その中には歩兵に化けた青柳憲兵軍曹がいて、大宮の邪魔をするが、青柳も大宮の義侠心に負けて、二人の間に初めて友情らしいものが芽生えた。やがて避難民を連れて馬廠に向う強行軍が始まった。途中ゲリラの襲撃にあって射たれた青柳は、大宮と有田に笑顔を見せて死んでいったが、目ざす馬廠は間もなくである。
監督 田中徳三
製作総指揮 -
原作 有馬頼義
脚本 舟橋和郎
音楽 鏑木創
出演 勝新太郎 、田村高廣 、成田三樹夫 、安田道代 、南都雄二 、芦屋雁之助 、芦屋小雁