怒りの鉄拳

毎日更新日記

ギャング忠臣蔵(1963)

2010-03-01 17:00:15 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
子供の頃映画館で観た記憶があるのに、松の廊下と健さんの獄中死のシーンしか記憶に無い。沢山の主役級のスター達が勢ぞろいしているのも忠臣蔵映画の特徴だが、サイドストーリーが多いのも忠臣蔵映画ならでは、当然1時間半の尺に入る訳もなく2部構成になるのも必然か?しかし第2部は何処へ?現在も公開された記録はない。まさか”厭きた”とか?このように第1部完と謳いながら、未完のままという映画は当時の邦画界ではままあることだったのだ。アイデアは良かったのに忠臣蔵のオリジナルストーリーに拘りすぎたのが、このような結果になったのかも...後編が観たい。
あらすじギャング忠臣蔵(1963) - goo 映画
北九州一帯に縄張りする浅野組は、社長卓己以下、専務の大石良雄、武林只夫、堀部安平、岡部金也等のサムライを揃えていたが、資金融資を受けるため、関東一帯に吉良産業、伊達商事、若狭産業の三十五社の組織をもつ、柳沢総社傘下に加入することとなった。日本暗黒外の帝王と呼ばれるこの組織に浅野組が加入した事は、国会でも問題となった。立花警視総監は、大石良雄専務とは親友であった。暴力事件を取り締まるには柳沢総社並びに配下の吉良産業を叩き潰す事だと強調した。が柳沢の背後には、政界の黒幕徳田玄将が関係していた。その頃、浅野は、柳沢会長の娘瑶子を妻にむかえ、パリに旅行していた。時も時東京ではメキシコ湾一帯の大麻薬王カボンが吉良産業と取り引きするため日本に来ていた。麻薬だけは手をつけないという柳沢社長を裏切り、吉良はカポンとの取引きで巨利を得、暗黒街を支配しようと企んだのだ。密にこれを知った浅野はそれをとめようとしたが、浅野を敵対視する吉良は万座の面前で、田舎者と罵った、カポン財団歓迎の日、会場に通じる松の廊下で浅野社長はついに吉良にむけて拳銃を放った。刑務所に入った浅野を恐れた吉良は、毒殺したばかりか、浅野組を潰そうと企んだ。そうはさせじと頑張る大石以下浅野組乾分。争いは浅野の勝利に終ったが、更に吉良は柳沢をも葬り、日系の殺し屋ファィテング・清水をやとい日の出の勢い。浅野の乾分四七人九州浅野組のホテルで討議中、突然吉良の一味に襲れた。浅野と吉良の対決は壮絶な拳銃戦となって展開した。それから数日夕日に輝く砂丘に四七人が集り吉良を討とうと語る大石の顔に落日が映えていた。監督 小沢茂弘
出演 片岡千恵蔵/鶴田浩二/月形龍之介/高倉健/三田佳子/佐久間良子/梅宮辰夫


十一人のギャング(1963)

2010-03-01 16:43:24 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
そして誰もいなくなった??
あらすじ十一人のギャング(1963) - goo 映画
浜松市にある××鋼管では、給料の袋詰め作業を給料日の前日にしていた。それを狙って権藤と別当は綿密な計画をたてていた。別当はこの計画の手始めとして、浜松運送の定期便運転手、沢上に接近して二四日の定期便で必ず彼が乗り込むこと、トラックが市外の××鋼管附近で二人の男を拾うことを約束させた。一方、権藤は昔の仲間、海老名をたずねて仲間に引き入れ、山之内美和をゆすり今度の計画に必要な資金調達を果した。また権藤は、立川のバーのマスター、ジョージをたずね自動小銃と拳銃ワルサーを手に入れた。それに、襲撃現場で使う車の運転手も権藤の愛人、ユキがやることになった。深夜、山之内美和邸で最後の作戦会議が開かれ、権藤、別当、ユキ、それに美和と彼女の情夫、芳賀の間で周到な打合せが行われた。襲撃の日が遂にやってきた。権藤、別当、ユキ、海老名と彼の仲間の葉室、広岡らは浜松に集結した。が、定期便運転手の沢上は酔っていた。が、キャバレーの女給まゆみに説得され承諾した。権藤、別当、海老名、葉室、広岡らは××鋼管に闖入した。唖然とする課員を尻目に別当と広岡は金をダンボールに詰め込んだ。五人は無事脱出した。別当は一人待機していたユキの車に送られ、附近の松林で定期便を待った。ユキの車は引返して権藤や海老名を乗せて反対方向へ走った。沢上の運転する定期便がユキの車とすれ違ったとき、権藤は定期便に乗り移った。車はスピードアップした。そこへ浜松のギャング・黒部達が迫り海老名らを射殺し、車を奪い定期便の後を追った。一方、別当を拾った定期便内では、秘かに乗っていたまゆみをめぐり、別当、権藤、沢上が対立していた。が、その時、黒部達の車が近づいた。壮烈な射撃戦が展開され、数十分の後、硝煙の漂う中にギャング達は全員死んでいた。
【キャスト】
鶴田浩二/高倉 健/江原真二郎/杉浦直樹/梅宮辰夫/待田京介/高 英男/由利 徹/伊沢一郎/安部 徹/本間千代子/瞳 麗子/三原葉子/木暮実千代/アイ・ジョージ/丹波哲郎

【スタッフ】
企画:岡田 茂/亀田耕司/片桐 譲
脚本・監督:石井輝男
撮影:西川庄衛
録音:広上庄三
音楽:八木正生
照明:元持秀雄
美術:森 幹男
編集:鈴木 寛

兄弟仁義 続・関東三兄弟(1967)

2010-02-05 15:33:25 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
(あらすじ)
昭和の初頭。深川の荷役業者・辰馬組は小頭・関根政次の采配ぶりでメキメキ売り出していた。組長の辰馬勇太郎と兄貴株の小守秀松らは、政次の根性を高くかっていた。そうしたある日、辰馬組の三次が、大和田組の子分に殺されるという事件がおきた。大和田組は、関東一円の親分らで結成している関東七人会の一員で、東京港の荷役を一手に引きうけている大組織だ。それだけに辰馬組は後にひけなかった。それを知った政次は、組の危急を一人で背負おうと、義兄弟の末広勝次郎に応援を頼み、二人で大和田組に乗りこんだが、大和田をかばう代貸清吉を倒しただけで、勝次郎は警官に逮捕され政次はやっとのことで逃れることができた。騒ぎの大きくなるのをおそれた、七人会きっての顔役、藤枝英五郎が仲裁役をかって出た。手打ち式の当日、大和田組は清吉の子重男を政次にけしかけた。罠とは知らず、重男を叩きのめした政次は、手打ちの掟を破ったものとして、指を詰めさせられ、草鞋まではかさされることになってしまった。それから二年が過ぎた。辰馬組のまっとうな世渡りに惚れこんだ、藤枝英五郎は辰馬勇太郎と義兄弟の契りを結んだ。勝鬨橋架橋工事も、藤枝組と辰馬組とで引きうけるなど、辰馬組は日の出の勢となり、組も倍にふくれあがっていた。藤枝と辰馬両組の態度に、七人会は、いずれこの二人に牛耳られるとの意見の一致をみて、殺し屋をはなった。そのため藤枝は殺され、辰馬は重傷を負った。こんな騒ぎの最中に、刑期を終えた勝次郎が現われ、旅に出ていた政次が帰って来た。こんどこそと、二人は大和田の警戒網をくぐりぬけて躍りこんでゆくのだった。 上映時間 88分 2006-01-05 11:33:25
監督 山下耕作
脚本 村尾昭
音楽 菊池俊輔
出演 北島三郎 、村田英雄 、鶴田浩二 、大木実 、里見浩太郎
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紅の流れ星(1967)

2010-01-21 15:51:15 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
舛田利雄監督が石原裕次郎主演で撮った『赤い波止場』のリメイク。『赤い波止場』はフランス映画『望郷』を翻案していたが、本作ではさらにゴダールの『勝手にしやがれ』のモチーフまで追加して作られた。J・P・ベルモンドばりの渡哲也にシビレる?
あらすじ紅の流れ星(1967) - You Tube
一年前、加島組の親分を射殺して東京を逃げ出した五郎は神戸の関興業の用心棒に納っていた。酒、女に不自由のない気ままな生活の中で、五郎はしかし、宇須刑事や、加島の仇と五郎を狙う沢井の目を警戒せねばならなかった。ある日、関と取引きしていた宝石商の小島が行方不明になり、小島の婚約者と名乗る啓子が五郎を訪ねてきた。一風変ったところのある啓子に興味を覚えた五郎は共に小島探しに駆け回ったが、いつか彼女を愛するようになった。そんな時、沢井が五郎をつけ狙って後を追っていたのだが、五郎の弟分の竹越がそれを知り、ひとりで沢井を倒すべく、モーターボートで沖へ連れだした。だが、竹越は、逆に沢井に殺されてしまった。一方、五郎は六甲山麓で発見された死体が小島であること、犯人が関と、幹部の田辺であることを知り、啓子に知らせた。当の啓子はその知らせに何の反応も示さず、一緒に寝てもいい、と言い出して五郎を驚かせるのだった。たまたま宇須刑事と会った五郎は、竹越が沢井に殺されたことを知って憤った。その足で沢井と対決(1967)した五郎は、あっ気なく相手を倒した。その頃、関は小島殺しの秘密が五郎に知られたことから、彼を邪魔に思い、消そうとしていた。その情報を秘かに探り出したバー「海猫」のマダムは、五郎を海外に逃がす手筈を整えたが、五郎はそれに応じなかった。五郎の心を占めているのは啓子のことだけだった。だが、啓子は五郎の求愛に頷きながら、沢井殺しの犯人として五郎を宇須刑事に密告していたのだった。朝モヤの立ち込める波止場で拳銃を乱射しながら警官隊に向って行った五郎は、一発の銃弾に崩れ落ちていった。
監督:舛田利雄
出演:渡哲也 浅丘ルリ子 宍戸錠 杉良太郎 奥村チヨ 藤竜也

民暴の帝王(1993)

2009-11-20 14:05:55 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
あらすじ民暴の帝王(1993) - goo 映画
在阪商社・淀商社主の茂木信夫は東京進出を狙い、大和会理事長の江田晋に急接近した。それまで茂木と手を組んでいた九頭龍組の本部長補佐・別役直人は、茂木の愛人でもある妹のしのぶからそのやり取りを聞き警戒していたが、そんな折り、江田組系の組員が九頭龍組の鉄砲玉を殺してしまう。だが江田と九頭龍の本部長・灰原剛とのホットラインによりケリはつき、しかも激化していた姫路の平会と九頭龍との抗争も大和会の仲介により手打ちになる次第となった。東京に出向いた灰原は内部密告により警察に逮捕されてしまうが、江田の機転で密告騒ぎも無事に処理され、彼が茂木から買い取った河口湖畔に開発したゴルフ場もオープンに向けて着々と進行、平会と九頭龍との手打ちも平穏に終わる。だが武闘派の別役は最後まで抵抗し、茂木が進めていた東京での地上げを妨害したりするがことごとく失敗、九頭龍組からも破門されてしまう。全ては江田の全面勝利に終わるが、別役は返り討ちを覚悟してたった一人で江田にドスを向けていくのだった。監督 和泉聖治
脚本 高田宏治
出演 小林旭/名高達郎/坂上忍/七瀬なつみ/中尾彬/長門裕之/菅原文太/渡瀬恒彦