夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『嘘を愛する女』

2018年02月13日 21時23分30秒 | Weblog

川原由加利(長澤まさみ)は一流企業に勤めるキャリアウーマン。5年間一緒に暮らしている恋人・小出桔平(高橋一生)と結婚を考え始め、親に紹介しようとした矢先、小出が急な病により意識不明となる。
ところが、警察から小出桔平という名前は偽名で、職業も嘘であることを知らされる。
彼は何者なのか?愛さえも嘘なのか?自分が愛した人は誰なのか?
由加利は探偵を雇い(吉田鋼太郎)、桔平の過去を調べ始める。


サスペンスタッチなのかと思ったのだが、普通のラブストーリーだった。もっといえば、長澤まさみの再生紀行という雰囲気。
高橋一生の出番は少なめなので、高橋一生を狙って観に行く人は要注意だ。特にインパクトがないのが残念。

新たな才能発掘を目指して開催された『TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM2015』のグランプリ作。脚本と監督はCM界の中江和仁。DAIGO、川栄李奈、黒木瞳などが脇を固めている。

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『今夜、ロマンス劇場で』

2018年02月11日 23時09分05秒 | Weblog

映画監督を夢見る健司は(坂口健太郎)は、映画館・ロマンス劇場に通いつめている。古いモノクロ映画のお姫様・美雪(綾瀬はるか)に密かに想いを寄せていた。

今は誰も見ないその映画を繰り返してみていた健司の前に、美雪が突然現れる。その日から、二人の不思議な同居生活が始まるが、モノクロの世界しか知らない美雪に、カラフルな現代を健司は案内する。
同じ時間を過ごす中で、二人は惹かれあっていく。

しかし、現実世界にきた代償で、人のぬくもりに触れたら消えてしまうという美雪の秘密を健司は知る。

好きだから触れたい、でも触れられない…。この真実に二人はどう向き合い、どういう答えをだすのか…?

ありそうでなかったファンタジーロマンス。往年の映画作品もオマージュしていて、その視点でも楽しめる。
白黒映像。昭和35年というちょっとなつかしい時代設定に落ち着きを感じられる人は、まずハマる。
そして、綾瀬はるかと坂口健太郎というキャストにハマる。

まず一段落の展開が想像でき、ラストはその方向に向かう?というところから、もうひと展開。前段階で気持ちが揺らされているところに、後段階でさらにくる。あーそうなんか!そう思ったとき、積もり積もった気持ちが自然と溢れてくるので、無意識にウルウルくる。観客の中には泣いている人も。

若い人たちには、ガラス越しのキスなどのピュアな描写が新鮮に映るかもしれない。
一方で高齢者は懐古することになるだろう。

そして、かわいかったり、大人だったりする綾瀬はるかに、凄さも感じた。

綾瀬はるか、久しぶりの映画でのヒット作となるか?

出演はほかに、本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、西岡徳馬、柄本明、加藤剛など。
感想は世代によってそれぞれだと思う。

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『羊の木』

2018年02月10日 12時31分41秒 | Weblog

魚深市の公務員・月末は、極秘に動き出したプロジェクトの担当を任せられ、新しい移住者6人の生活支援をすることになる。

ひと癖ありそうな6人に向き合うが、どういう理由で彼らがやってきたかは知らされてはいなかった。だが、集められた彼らは全員が殺人犯。そしてある日、殺人の疑いがある事件が発生する。

徐々に明らかになっていく過去とその過去とどう向かいあうか。平和だった町がざわつき始める。

月末を演じるのは、関ジャニ∞の錦戸亮。これまでも、『県庁おもてなし課』で公務員役をやったことがあり、地味キャラのイメージか?
サスペンスタッチではあるが、冒頭の松田龍平が登場するシーンで後半が読めてしまう。それでも、展開が楽しめればよかったが…。

共演はほかに、北村一輝、優香など。監督は『紙の月』の吉田大八。
松田龍平のモンスター感はさすがとしか言い様がない。

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『スリー・ビルボード』(試写会)

2018年01月26日 12時26分21秒 | Weblog

今年度のアカデミー賞で作品賞にノミネートされたことが発表されたばかり。ホットな状況の中での試写会となった。

 ベネチア国際映画祭脚本賞、トロント国際映画祭観客賞を受賞。オスカー女優のフランシス・マクドーマンドが強い母を、警察署長にウディ・ハレルセン、その部下をサム・ロックウェルが演じている。監督は『セブン・サイコパス』のマーティン・マクドーナー。

7ヵ月前、ミルドレッドの娘がレイプされて死亡した。だが、警察の捜査が全く進まず、地元にあった廃れた3つの広告の看板に目をつけ、そこに、警察を非難する広告を出すことを思いつく。

そこから周りの環境が一変。味方だった人や信頼していた人が思わぬ行動を取り始める。そして、犯人らしき人物が現れるのだが…。

アメリカ映画。日本とは文化が違い、人種も違う。それを踏まえて、自分ならどうするか?こんなやり方があるのか?という見方はできると思う。

 

復讐と言うか、やっつけ方というか、気持ちの振り方というか、日本映画とは〝成敗〟の仕方が違うなぁ。

 

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『祈りの幕が下りる時』(試写会)

2018年01月22日 11時15分54秒 | Weblog

 ドラマからの人気シリーズ「新参者」からの映画化。連続ドラマ、スペシャルドラマ、映画『麒麟の翼 劇場版・新参者』に続く。原作は東野圭吾の人気推理小説。阿部寛が主人公の加賀恭一郎を演じる。

これまで描かれなかった父との確執、母の失踪といった加賀自身の謎も明らかになる。

東京都葛飾区小菅のアパートで滋賀県在住の押谷道子の絞殺死体が発見された。アパートの住人は姿を消し、なぜ滋賀県在住なのに東京で殺されたのか、なぜやって来たのか。その住人と押谷との接点が見つからず捜査は難航する。

そんな中、押谷が中学校の同級生である舞台演出家の浅居博美を訪ねていたことが判明。浅居と加賀のつながりも含めて、徐々に事件が解明されていく。

浅居博美を演じるのは松嶋菜々子。ほかに、小日向文世、山崎努、及川光博、伊藤蘭、溝端淳平、田中麗奈などが顔をそろえた。

大袈裟な犯人追跡や追い込みがないのが、本シリーズの特徴である。普通に平穏に過ごしたいと思っている人が、何かのボタンの掛け違いで、誰でも殺人を犯してしまう可能性がある。そういったことを描いてきたが、今回も同じ。監督が福澤克雄になってもスタンスは変わらず。真面目に生きてきた人がなぜ犯罪に手を染めたのか?犯罪の影の部分、人物の背景や環境を映し出すことに努めている。刑事ドラマというより人間ドラマの観点にあるので、鑑賞後にすっきりできてしまう。

(公開は1月27日)

 

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『嘘八百』

2018年01月21日 00時11分39秒 | Weblog

大物狙いで空振りばかりしている古物商の小池則夫(中井貴一)は、お宝を探しに大阪の堺にやってきた。
ひょんなことから出会ったのは、腕は立つのにくすぶれていた陶芸家の野田佐輔(佐々木蔵之介)。

お互い不平を言いあっていたところ、ある大御所鑑定士(近藤正臣)にいっぱい食わされ、足を引っ張られていたことを知る。
そこで、小池と野田は結託して、〝幻の利休の茶器〟をつくりあげ、大御所鑑定士に一泡吹かせようと一発逆転の大勝負を仕掛ける。

ベテラン俳優たちが、丁々発止。バラエティー豊かで、誰もがコメディ向きというなんとも言えないキャスト。芸達者たちが、軽妙に物語を進める。
誰がどうだまし、だまされているのか、最後にちょっとしたオチも。

日本人向きの日本人らしい骨董ロマンがちりばめられているが、大どんでん返しな展開はないので、なんといっても高齢者はとっつきやすい作品だろう。大阪では、堺が舞台ということもあり、撮影場所を知っているといった話が聞かれた。

中井貴一の娘には森川葵、佐々木蔵之介の息子には前野朋哉。ほかに、友近、堀内敬子、坂田利夫、芦屋雁之助、近藤正臣など。
監督は『百円の恋』の武正晴。

 

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プルートゥ PLUTO

2018年01月12日 09時06分42秒 | Weblog

手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボット」を漫画家の浦沢直樹とストーリー共同制作者の長崎尚志がリメイクを切望し、手塚プロダクションの許諾を得て、手塚眞の監修のもと、誕生した『PLUTO』。
多くの命題を提示した原作を、舞台化した。
森山未來のアトムと永作博美が演じるウラン/ヘレナの初演を経て、今回は再演となり、ウラン/ヘレナの二役が土屋太鳳に変更となった。
森山未來と土屋太鳳という踊れる二人となったことから、演出・構成も変更された。

プロジェクションマッピングや、セットの移動の仕方、造り方など、巧妙に絶妙に練られた作品。
すごい迫力!。
そして、とても立体的で躍動感!
いわゆるストレートプレイでありながら、それだけではない奥行きがある。


ロボットと人間が共存し、人間がロボットに助けられることがあるんじゃないのか?そんな世界がきたらどうするの?など、いろいろな課題が複雑に入り込むが、多様性のある展開。
人間のエゴが生み出す悲劇。そして、地球の未来は?


さすがに森山未來が、とてもすごい!ダンスの軽さ、しなやかさ。それを見るだけでも価値あり。それに、舞台初出演の土屋太鳳がくらいつく。この作品が初舞台なのは恵まれた環境ではないか、のびのびやれていると思う。ウランとヘレナの演じ分けに注目

また、ヘレナの夫を演じるゲジヒトの大東駿介。最近テレビで見ないと思っていたら、舞台で実力をつけていたとは。物語を引っ張る大事な役どころを見事にこなし、驚いた。

脇を固めた吉見一豊、吹越満、柄本明といったベテラン俳優たちは、やっぱりそれぞれの個性が生きていた。


原作は未読。一見、とっつきにくい内容のように思えるかもしれないが、表現したいこと、言いたいことは十分に伝わる。そして、ものすごく原作が気になる。

いいものを観た。


(シアターコクーンにて。ヨーロッパ公演を経て、大阪公演もあり)

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2017年のマイベスト映画5選

2018年01月04日 09時35分53秒 | Weblog

①彼女がその名前を知らない鳥たち…

 蒼井優と阿部サダヲの共演。蒼井優が気だるい、やる気のない女性を素晴らしい演技。それを阿部サダヲが熱く支えていて、バランスが良かった。小資本映画の手本のようなキャストと中身。

②愚行録…

 これも小資本の良作映画。主人公を妻夫木聡。その妹を満島ひかりという実力のあるキャストで。妹は自分の子どもを本当に殺したのか?なぜ殺したのか?という重苦しい展開である。悲しい理 

 由がラストに。

 

③幼な子われらに生まれ…

   浅野忠信と田中麗奈が再婚の夫婦役。思春期の子どもをもつ親の葛藤と子どもの気持ちを繊細に描いている。

 

④ラ・ラ・ランド…

   アカデミー賞候補となり、日本でも高い評価を得た作品。冒頭の高速道路でのダンスシーンからして圧巻。向こうに小さく映っているダンサーまで踊っていた長回しや幾多のダンスの場面でいろいろな映像づくりにチャレンジしているなあ、と思った。物語としては、前半は楽しく、後半は哀愁を感じた。

 

 

⑤この世界の片隅に…

    アニメは苦手ながらも、 『君の名は。』や『打ち上げ花火下から見るか?横から見るか?』は鑑賞した。その中でもこの作品が秀作。戦火の中の市井の人を取り上げた作品。戦争は兵士だけが戦っているわけではないと、改めて。

 

 

 

昨年は『君の膵臓をたべたい』が30億円を超える興行収入を上げ、北村匠海と浜辺美波の新人2人が注目された。が、その話題を知りつつ他の作品を鑑賞してしまっているので、あしからず。

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『勝手にふるえてろ』

2017年12月29日 11時37分07秒 | Weblog

松岡茉優はもがく。思いどおりにならない自分を、等身大で演じている。

江藤良香(松岡茉優)は、中学のときから好きだった男子・イチが社会人になってからも一番好き。

変わることのない初恋の気持ちと、会社での経理という変わらない日々の生活。
知らない人と話たり、妄想したりはするけれど。

監督と脚本は大九明子。女性の監督目線、それが生かされていて、主人公がなんとかじたばたして現状を打破しようとする様がおもしろく描けている。
明らかに低予算の映画。そこに友情や恋愛をちゃんと描いて興味深い。

松岡茉優が演じるヒロインの初恋の相手を北村匠海が演じているが、この二人は『鈴木先生』メンバー。ここにクラス委員の藤原薫と土屋太鳳がいたらホームルーム始まりそうやん、などと観ている側も妄想が膨らんでしまった。

しかし、その初恋も、〝あーっ〟そうきたか!という。なかなか巧妙な伏線だった。大作ではないが秀作。

ヒロインに恋する職場の同僚・二を黒猫チェルシーの渡辺大知が好演している。
出演はほかに、石橋杏奈、片桐はいりなど。

原作は綿矢りさの同名小説。原作は重くて痛いところはあるが、映画は軽快に観ることができる。

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『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(試写会)

2017年12月06日 11時42分16秒 | Weblog

岡山県に実在するカップルに起きた、ラブロマンス。婚約者が病気になり、回復する見込みがなくともひたすら愛し、待ち続けた男性の8年の軌跡を追う。

結婚を間近に控えた尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。だが突然、麻衣が病を発症し昏睡状態に陥る。尚志は、麻衣の両親(薬師丸ひろ子と杉本哲太)から、他の女性を探すように言われるが麻衣の回復を待ち続ける。
やがて、目を覚ました麻衣だが、尚志のことが記憶からなくなっていた。


導入部分はこの映画に対する心構えができるような作り方で、その世界観が伝わる。実話なので、そこからは、終わりが決まったものであり、ドキュメンタリーのよう
周りで泣く人はいたが、泣かそうとはしていない作り。というのも、佐藤健や薬師丸ひろ子、杉本哲太といった人たちの演技が控えめ。困難な状況に置かれながらも、それが〝日常で〟あることを受け入れていることを感じさせる演技に徹しているよう。押し付けがましくないのだ。感情の置き所を、見ている人に委ねている感じ
むしろ、あっさりしているぐらいに思えた。


発病するあたりは目を背けたくなるような辛い場面であるが、ここが見せ場。そこでの土屋太鳳の身体的表現は、長くダンスをやってきたことが生かされている。言葉を体現。セリフの部分よりも体を使った細かい表現に注目。朝ドラの「まれ」以降、快活な役が続いていたが、「鈴木先生」や「真夜中のパン屋さん」など、クールで周りと群れない落ちついた系の演技が彼女の真骨頂だ。彼女を最近知った人は、こっちの方向だったのかと、見直しが必要かも。

原作はこの映画のモデルとなっている中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」。監督は「64」の瀬々敬久で、脚本は朝ドラ「ひよっこ」の岡田惠和が務めた。主題歌は若者に人気のback numberが書き下ろした「瞬き」。

公開は12月16日

 

 (試写会でもらった鑑賞者のカード。結婚式の招待状のようになっている)

 

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