老兵は死なず

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老兵は死なず・・・余生を楽しく愉快に参りましょう!!!

刑事告発に対する警視庁の反応

2015-05-27 00:46:46 | 日記
前々回のブログで理事長が大学から横領した金額は総額5億円超であること。前回は、現理事長が理事長に就任するや退任した実母の前理事長を名誉理事長に祭り上げ、母親が理事長であった当時の報酬 (年額5000万円超) を不当に支払い続けたこと。さらに、現理事長が理事長就任に際し、それまでの教員職を辞職し、辞職に伴う退職金1億円を不当に利得したこと。そして又、大学理事長の肩書と自らの名前が刻印されたクレジットカード2枚を自由自在に私的に利用し、高価な装飾品や家具などを大量に買い求めたという破廉恥な不正行動を話し、理事長が如何なる方法で大学の金を横領したかという手口を具体的に綴りました。
 今回は、前述した理事長の違法行為を背任横領罪で警視庁捜査二課に刑事告発した際、担当警部が我々に対し、どのように直裁で本音とも云える赤裸々な言動を示したか説明をします。警部は弁護士と告発人が提出した告発資料を説明すると、開口一番、「こうした告発事件は枚挙にいとまが無いのです、こうした事案は本来大学が理事会や教授会、更に事務局の人達が大学一体で自浄能力を発揮して解決すべき学内問題ではないか? との発言がありました。 
 これは正に卓見というか正論であります。次に警部は重ねて 「理事長さんがけしからぬという皆さんの言い分は理解できますが、警視庁の上層部は、多分、本件は大学内の単なる権力争いではないのか、学内の勢力争いに捜査機関を利用されることは甚だ迷惑であり、そのような学内の争いに税金を使われることは如何なものかとの判断を下すであろうことが現実問題として容易に想定出来るのですが」 との見解を示したのでした。
 さらに、同警部は「こうした事案の場合、告発を受理し捜査が進行すると決まったように、そうした理事長の悪事は理事会が全て隠蔽工作を行った上で理事長の行為を追認する決議をしてしまい、その結果として、捜査はウヤムヤにされてしまうという事例が多く見られるのです」と、これも又、説得力のある説明が示されたのでした。
 こうした警視庁の対応は、あらかじめ元東京地検の検察官の経歴をもつ弁護士からの示唆もあり承知をしていましたので、捜査当局には膨大な告発資料の説明と併行して、城西大学理事長が大学の金を横領した経緯、そのことを学内の自浄能力では解決できない事情等々について、この後、長時間に亘って担当警部との間で真剣勝負さながらの厳しい綱引きが延々と続くことになったのでした。 この間のことにつきましては次回にお話しいたします。

理事長の横領手口

2015-05-26 10:25:50 | 日記
 前回のブログで理事長が大学から横領した金額は、総額で5億円に達していると伝えました。
今回は、その理事長の横領手口について、警視庁捜査二課に刑事告発した内容に沿って説明します。
当初の告発事由は、理事長が退任をした実母の前理事長を名誉理事長に祭り上げ、その実の母に、なんと実母が現職理事長であった当時の報酬 (年額5000万円超) を不当に支払い続けたという不正行為。さらに、現理事長が実母の後を継いで理事長に就任するや、それまでの教員職を返上するにあたり、教員辞職に伴う退職金を不当に受領したという件、その退職金は学内の教員の\退に関する規定を全く無視して1億円という多額の金を不当利得しました(学内の教員退職金規定によりますと3000万円なので不正に受領した退職金は7000万円を超過) 次に、これは警視庁の担当捜査官の警部から、良く聞く話ですネと指摘されたことですが、自分が大学のトップに君臨していることから、大学理事長の肩書と自らの名前が刻印されたクレジットカード2枚を自由自在に私的に利用したという破廉恥な不正行動をしました。
 こうした理事長に対する刑事告発は、本件の弁護を依頼した弁護士の指導、さらには,捜査当局の指示の下に学内の多くの人々の協力を得た上で、それぞれの横領を証明できる物的証拠を添付して捜査当局に提出したということは勿論のことであります。
 次回は、こうした刑事告発に対する捜査当局の対応の実態、さらには突然のようにして暴露された理事長の信じられないような新しい不正行為の実状について綴っていきます。

理事長が大学から横領した金は5億円超

2015-05-25 14:26:37 | 日記
このブログの題名は「老兵は死なず」でありますが、このセリフは云うまでもありませんが、故マッカーサー元帥が現職を終える際に口にしたものであり、この後に
「ただ消えゆくのみ」と続いたそうです。しかしながら、私の場合は、今ここで急に消えてなくなるわけにもいきませんのでセリフの前半のみを借用いたしました。
その理由は、前回お知らせしましたとおり、城西大学の刑事告発問題が決着するまでは石にかじりついても手が離せない状況にあるからです。ところで、前回理事長が、いかほどの金を大学から横領したのか次回でお話ししますと綴りました。結論から云いますと、過去10年余りの間に5億円を超える金を着服しています。
こうした多額の金を如何にして入手したのか、ということにつきましては次回で詳細に綴って参ります。


国を相手に喧嘩をしています!

2015-05-23 21:12:56 | 日記

 埼玉県にある城西大学をご存じでしょうか?ここ数年来、正月の大学箱根駅伝の常連校として多少の知名度はあります。この大学では8年ほど前から学内の有志が、
大学の公金を私的に着服している理事長に対して背任横領の違法行為を弾劾し警視庁に刑事告発をしています。ところが、この告発は警視庁で正式に受理され捜査が
始まりましたが、捜査開始直後に信じられないことですが、元警察庁長官が大学の理事に就任したことをキッカケとして捜査現場が氷漬け状態となり、現在でも捜査の進展は停滞を続けているという異常事態にあります。
 警視庁を舞台にしたテレビドラマでは、警視庁内の権力闘争が背景となって堂々と隠蔽捜査が断行され、その結果、事件解決が頓挫してしまうとか、又、刑事事件の捜査に対して外部から様々な圧力が加えられ捜査活動が混乱を来すというストーリーが屡々見受けられます。しかしながら、こうした話しは、これまであくまでも単なるフイクションであり作り話に過ぎないと安易に考え、私自身そうした物語を娯楽ものとして気楽に見てきました。
 しかしながら、城西大学では正に、そのテレビドラマさながらの信じられない事実が現実問題として現在も進行中です。私も同大学に30数年在職し現在は定年退職をしておりますが、退職前に理事長を刑事告発をする学内行動に刑事告発人の一人として加わったこともあり、現在でも引き続き警視庁とのやり取りに腐心を重ねています。それは、学内関係者(告発に同意した教職員は110余名)が理事長の悪徳行為に愛想をつかし最後の手段として理事長を刑事告発した訳ですが、その後理事長
サイドは、そうした学内関係者に対して想像を超える熾烈なパワハラ行為を反復継続して行っており、現状では学内に居る現役教職員は表だった行動も出来にくいということもあって、勢い大学を退職した者も引き続いて理事長糾弾に加わっているというやむを得ない背景もあります。
 このブログを通して、このようなテーマを綴ることは慚愧に堪えませんが、文字通りの法治国家である我が国において、このような法治主義を否定するような事態が起こった以上、この事件に関わる学内関係者は、自分たちが法律に適正に則り捜査機関に提起した告発がねじり曲げられている以上、これは座して黙過することは
断じて出来ない、こうした不正は広く世論に訴えて社会全体の問題としてコトの是非を仰ぐべきだとする行動の一環であると御理解ください。
 この後、それでは理事長が如何なる手段でどれほどの公金を着服したのか、又そうした理事長の不正行為に対し大学の理事会や教授会はどのように対応しているのか、そして、問題の捜査機関はどのような捜査をしてきたのか、さらに、この件についてのメディアの反応等々について引き続きお話をさせて頂きます。

老兵の偽らざる心の内

2015-05-18 20:12:34 | 日記
 前回、初めてブログに投稿しました。そして「自分のありのままの姿を披露し共感をして頂ける方々と意思の疎通が出来たら有り難いと思っています」と心情を
綴りましたら、なんと8日間で27人の方々に覘いて頂きました。予想もしていなかった現実に接し信じられない思いに浸っております。
 今回は、現役(私立大学の事務局・法人業務)を定年退職し10年近くなりますが、この間、五木寛之氏の提唱されている「林住期」、そして「遊行期」のような充実した日々を過ごすことは出来ないままでおりますが、せめて、氏の考え方に共感を覚えたという作家小川洋子さんの「衰えを傍らに、一歩一歩大地を踏みしめながら進み始めた時こそが、真の人生の収穫期となる。五木氏は、そこに宿る輝きのありかを指し示してくれる」という言葉だけは胸の奥にしまい込んでおります。
 職場で定年を迎えた前後は、定年を迎えたら一体どのように毎日を過ごそうかとの思いが強く、現役時代に果たせなかった様々なことが、次から次へとアレもしよう、これもやりたい、と頭の中を駆け巡っていたものでした。
 ところが、いざ職場を離れて文字通り毎日が日曜日ということになりますと、それまでに思い巡らしていた定年後の楽しいはずの盛り沢山の予定が何時になってもサッパリ実現することが出来ず、結局、時間は有り余るほどあるのだから、という思いが先行し専ら日々の暮らしは相変わらず「昨日の続き」を繰り返しています。
 それでも、退職に当たって、妻から「長い間ご苦労様でした、これからは自分の好きなことに没頭し、自分の時間を大いに楽しんでください」という言葉を唯一の
戦利品と胸に刻んで、水戸黄門のドラマよろしく、この妻のセリフを菊のご紋にして後生大事にしつつ毎日を自分中心・身勝手に過ごしております。
 前掲しました五木寛之・小川洋子両氏の説く「シルバー万歳」という生き方にはとても及びませんが、それでも自分勝手ではありますが、たった一度の人生、死を迎えるまでは「まア、まアの生涯であったナ」と思えるような生き方だけは・・・と念じております。
  次回からは、そうした自己流の身の処し方の一端を披露させていただき皆様の忌憚のないコメントを頂戴したいと考えております。
                                                                       完