前回のブログでは国会議員と文科省サイドとの交渉経過を綴りました。今回はこの交渉経過の後半の部分について綴ります。
④(議員)城西大学では未だ理事長空席の状態が続いており、また、先ほどは理事長がワンマンであるという発言があったが、大学経営を巡り、学内の混乱が続いていると聞いている。学内からは理事長と一心同体の理事が後任の理事長になるようなことになると混乱が引き続き続くと聞いており、文科省として混乱を収拾するように出来ないのか。
※(文科省)大学の自治から人事に口出しは出来ない。城西大学については、理事長派と反理事長派の内部争いがあるのは聞いているが、幸い今のところ保護者や学生を巻き込むような混乱は起きていない。今後もそのようなことにならないようには注視していきたい。
(註1)この文科省が指摘する 「理事長と一心同体の理事が後任の理事長になるようなことになると混乱が引き続き続く」 という発言は下記の学内事情に基づくものです。
〇学内では理事長の後任者について森本雍憲理事が噂されていることから当方は直ちに下記のような行動を実施いたしました。
(1)小野理事に対し下記の書面を送り森本理事が後任理事長に就任することがないよう配慮を求めました。
平成29年2月4日
学校法人城西大学理事長代理 小野 元之 先生
城西大学の未来を考える会
上申書(文章は要点のみを抜粋しその余は省略しました)
前理事長辞任後に様々な問題が噴出しており学内の状況は文字通り不安と焦燥感、危機感で揺れ動いております。その原因は前理事長の辞任直後から今に至るまで後任理事長は森本理事であろうとの憶測が学内に広く浸透し多くの教職員がそうした噂に眉を潜め辟易といたしております。
この噂が真実であるかどうかは勿論定かではありませんが、多くの人々の間では同理事自身が後任理事長は自分だと云ったという事実は全く無いとしても、そうした噂が広まる理由は同理事の側近の人達が同理事の言動からそのような雰囲気を敏感に感じ取り、その話が薬学部内では勿論のこと他学部や事務局にも自然に広まってしまっていると考えております。
そして、こうした話が学内に広がるにつれて多くの教職員達の間では「前理事長が大学を私物化し今度は森本理事が薬学部私物化から大学までも私物化をするのでしょうか、一難去ってまた一難ですね」という話しがしきりに交わされるようになっており学内の状況は正に異常な状態になりつつあります。
こうした話しの背景には森本理事が薬学部長、学長、常務理事という役職にある時期に同理事が如何にして前理事長に擦り寄り面従腹背の限りを尽くして理事長という虎の威を借り学内で張り子の権威を轟かせてきたかという実像を学内の多くの教職員が嫌というほど見せつけられてきたという経緯があります。
このことに関して申し上げますと城西大学では平成8年以来、川面博司・田中昭・森本雍憲・白幡晶と4代20年余に亘り学長が全て薬学部の出身者であるという異常な経過が続いています。この件につきましては学内の他学部からは長い間にわたって不満の声が続出していることは云うまでもありません。
今回も杉林常務理事がJIUの学長に就任するとの話しが学内に伝わりますと、学内では森本理事長に白幡学長、これでは両方の大学が薬学部メンバーに占拠されてしまうという悲鳴に似た声が聞こえております。
学内では万が一森本理事が理事長に就任した場合は前述しましたように薬学部に対する他学部の永年に亘る鬱積が一挙に暴発し学内の秩序全般は悉く崩壊してしまうであろうとの見方が一般的であります。
云うまでもなく大学も人と人との絆で成り立っているわけであり全学的に拒絶反応が集中している森本理事長では大学の存立は危うく学内が混乱を来すことは想像に難くありません。
特に、大学の事務を担当する事務職員の間では、もしも森本理事長が現実のものとなりますと事務局全体も同理事長の圧政下におかれ毎日怯えるようにして働くのかという思いで充満しています。既にそうした大学になるのなら大学を辞職したいとの思いを語る管理職が複数人いることを承知いたしております。
小野先生におかれましては、こうした実態を御理解下さいまして今後の大学の進むべき道を示して頂きたく敢えて仏に説法を唱える非礼をご寛恕下さい。
(2)小野理事宛に本書面送付した後、当方は文科省に対しても下記のような上申書を提出しましたので追記いたします。
平成29年2月15日
文部科学省高等教育局 私学部参事官付学校法人調査官 殿
城西大学改革推進委員会代表
城西大学の未来を考える会有志
上申書(文章は要点のみを抜粋しその余は省略しました)
昨年10月14日に御省は城西大学に対し理事長の不適切な法人並びに設置する大学運営を糾すことに先だって厳しい学内調査を実施されました。その結果、御省は同理事長が如何に法人・大学運営に妥当性を欠いた対処をしているかという実態を厳格に調査し同理事長を厳しく指弾されました。
そうした御省の行政指導を受けまして大学は同年11月30日に緊急の理事会を開催し小野元之理事の指導の下で同理事長の辞任を議題として審議し最終的に同理事長が理事長の職を辞するという決議をいたしました。
しかしながら、その後の学内状況は突然のようにして過去に於いて薬学部長、学長、常務理事という要職を歴任した森本雍憲理事が後任の理事長に就任するという噂が学内に飛び交い、多くの教職員は余りに唐突な事実に戸惑いと不安
を隠しきれず学内は文字通り騒然といたしております。
こうした学内の混乱した状況に対して、学内では多くの教職員が後任の理事長に森本理事が就任することは断固として反対でありますことから、この森本理事長の就任を阻止するための活動が日増しに激化いたしております。
この間の学内の経過は別添いたしました当方が小野理事長代理宛に提出しました書面・資料等に記載したとおりであり、森本理事の理事長への就任阻止は正に学内の総意であります。
特に、平成23年に水田前理事長が学内有志から業務上横領容疑の罪で警視庁に刑事告発されその捜査が始まるや前理事長の横領行為を承知の上で告発に関わった多くの教職員に対し同前理事長の犯罪行為を隠蔽する目的の下に陰湿ともいえる熾烈な弾圧行為を森本学長(当時)が率先して強行したということから同理事が学内から猛反発を受けるに至っているという経緯があります。
さらに、この他にも同理事に関しましては前掲の小野理事長代理宛の書面に記載しておりますとおり、学内では誰もが知っている不埒極まる行為が数多く認められており、こうした経緯から同理事は正に鉄面皮そのものだとし後任理事長など問題外だとする学内からの拒絶反応は止まることがありません。
こうした事情から、当方としましては突然のように臨時理事会が開催され森本理事が後任理事長に選任されるなどという不測の事態を畏れ急遽、御庁に緊急避難的手段としまして御相談を申し上げた次第であります。
本来は学内問題であります学内紛争をこのようにして御庁に申し上げることの非礼を十分承知いたしておりますが何卒ご寛恕を賜り御指導御教示下さいますよう上申いたします。
以 上
次回のブログも引き続きまして当方と理事会(小野理事)間の交渉の経過について綴ってまいります。
④(議員)城西大学では未だ理事長空席の状態が続いており、また、先ほどは理事長がワンマンであるという発言があったが、大学経営を巡り、学内の混乱が続いていると聞いている。学内からは理事長と一心同体の理事が後任の理事長になるようなことになると混乱が引き続き続くと聞いており、文科省として混乱を収拾するように出来ないのか。
※(文科省)大学の自治から人事に口出しは出来ない。城西大学については、理事長派と反理事長派の内部争いがあるのは聞いているが、幸い今のところ保護者や学生を巻き込むような混乱は起きていない。今後もそのようなことにならないようには注視していきたい。
(註1)この文科省が指摘する 「理事長と一心同体の理事が後任の理事長になるようなことになると混乱が引き続き続く」 という発言は下記の学内事情に基づくものです。
〇学内では理事長の後任者について森本雍憲理事が噂されていることから当方は直ちに下記のような行動を実施いたしました。
(1)小野理事に対し下記の書面を送り森本理事が後任理事長に就任することがないよう配慮を求めました。
平成29年2月4日
学校法人城西大学理事長代理 小野 元之 先生
城西大学の未来を考える会
上申書(文章は要点のみを抜粋しその余は省略しました)
前理事長辞任後に様々な問題が噴出しており学内の状況は文字通り不安と焦燥感、危機感で揺れ動いております。その原因は前理事長の辞任直後から今に至るまで後任理事長は森本理事であろうとの憶測が学内に広く浸透し多くの教職員がそうした噂に眉を潜め辟易といたしております。
この噂が真実であるかどうかは勿論定かではありませんが、多くの人々の間では同理事自身が後任理事長は自分だと云ったという事実は全く無いとしても、そうした噂が広まる理由は同理事の側近の人達が同理事の言動からそのような雰囲気を敏感に感じ取り、その話が薬学部内では勿論のこと他学部や事務局にも自然に広まってしまっていると考えております。
そして、こうした話が学内に広がるにつれて多くの教職員達の間では「前理事長が大学を私物化し今度は森本理事が薬学部私物化から大学までも私物化をするのでしょうか、一難去ってまた一難ですね」という話しがしきりに交わされるようになっており学内の状況は正に異常な状態になりつつあります。
こうした話しの背景には森本理事が薬学部長、学長、常務理事という役職にある時期に同理事が如何にして前理事長に擦り寄り面従腹背の限りを尽くして理事長という虎の威を借り学内で張り子の権威を轟かせてきたかという実像を学内の多くの教職員が嫌というほど見せつけられてきたという経緯があります。
このことに関して申し上げますと城西大学では平成8年以来、川面博司・田中昭・森本雍憲・白幡晶と4代20年余に亘り学長が全て薬学部の出身者であるという異常な経過が続いています。この件につきましては学内の他学部からは長い間にわたって不満の声が続出していることは云うまでもありません。
今回も杉林常務理事がJIUの学長に就任するとの話しが学内に伝わりますと、学内では森本理事長に白幡学長、これでは両方の大学が薬学部メンバーに占拠されてしまうという悲鳴に似た声が聞こえております。
学内では万が一森本理事が理事長に就任した場合は前述しましたように薬学部に対する他学部の永年に亘る鬱積が一挙に暴発し学内の秩序全般は悉く崩壊してしまうであろうとの見方が一般的であります。
云うまでもなく大学も人と人との絆で成り立っているわけであり全学的に拒絶反応が集中している森本理事長では大学の存立は危うく学内が混乱を来すことは想像に難くありません。
特に、大学の事務を担当する事務職員の間では、もしも森本理事長が現実のものとなりますと事務局全体も同理事長の圧政下におかれ毎日怯えるようにして働くのかという思いで充満しています。既にそうした大学になるのなら大学を辞職したいとの思いを語る管理職が複数人いることを承知いたしております。
小野先生におかれましては、こうした実態を御理解下さいまして今後の大学の進むべき道を示して頂きたく敢えて仏に説法を唱える非礼をご寛恕下さい。
(2)小野理事宛に本書面送付した後、当方は文科省に対しても下記のような上申書を提出しましたので追記いたします。
平成29年2月15日
文部科学省高等教育局 私学部参事官付学校法人調査官 殿
城西大学改革推進委員会代表
城西大学の未来を考える会有志
上申書(文章は要点のみを抜粋しその余は省略しました)
昨年10月14日に御省は城西大学に対し理事長の不適切な法人並びに設置する大学運営を糾すことに先だって厳しい学内調査を実施されました。その結果、御省は同理事長が如何に法人・大学運営に妥当性を欠いた対処をしているかという実態を厳格に調査し同理事長を厳しく指弾されました。
そうした御省の行政指導を受けまして大学は同年11月30日に緊急の理事会を開催し小野元之理事の指導の下で同理事長の辞任を議題として審議し最終的に同理事長が理事長の職を辞するという決議をいたしました。
しかしながら、その後の学内状況は突然のようにして過去に於いて薬学部長、学長、常務理事という要職を歴任した森本雍憲理事が後任の理事長に就任するという噂が学内に飛び交い、多くの教職員は余りに唐突な事実に戸惑いと不安
を隠しきれず学内は文字通り騒然といたしております。
こうした学内の混乱した状況に対して、学内では多くの教職員が後任の理事長に森本理事が就任することは断固として反対でありますことから、この森本理事長の就任を阻止するための活動が日増しに激化いたしております。
この間の学内の経過は別添いたしました当方が小野理事長代理宛に提出しました書面・資料等に記載したとおりであり、森本理事の理事長への就任阻止は正に学内の総意であります。
特に、平成23年に水田前理事長が学内有志から業務上横領容疑の罪で警視庁に刑事告発されその捜査が始まるや前理事長の横領行為を承知の上で告発に関わった多くの教職員に対し同前理事長の犯罪行為を隠蔽する目的の下に陰湿ともいえる熾烈な弾圧行為を森本学長(当時)が率先して強行したということから同理事が学内から猛反発を受けるに至っているという経緯があります。
さらに、この他にも同理事に関しましては前掲の小野理事長代理宛の書面に記載しておりますとおり、学内では誰もが知っている不埒極まる行為が数多く認められており、こうした経緯から同理事は正に鉄面皮そのものだとし後任理事長など問題外だとする学内からの拒絶反応は止まることがありません。
こうした事情から、当方としましては突然のように臨時理事会が開催され森本理事が後任理事長に選任されるなどという不測の事態を畏れ急遽、御庁に緊急避難的手段としまして御相談を申し上げた次第であります。
本来は学内問題であります学内紛争をこのようにして御庁に申し上げることの非礼を十分承知いたしておりますが何卒ご寛恕を賜り御指導御教示下さいますよう上申いたします。
以 上
次回のブログも引き続きまして当方と理事会(小野理事)間の交渉の経過について綴ってまいります。