老兵は死なず

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老兵は死なず・・・余生を楽しく愉快に参りましょう!!!

老兵の偽らざる心の内

2015-05-18 20:12:34 | 日記
 前回、初めてブログに投稿しました。そして「自分のありのままの姿を披露し共感をして頂ける方々と意思の疎通が出来たら有り難いと思っています」と心情を
綴りましたら、なんと8日間で27人の方々に覘いて頂きました。予想もしていなかった現実に接し信じられない思いに浸っております。
 今回は、現役(私立大学の事務局・法人業務)を定年退職し10年近くなりますが、この間、五木寛之氏の提唱されている「林住期」、そして「遊行期」のような充実した日々を過ごすことは出来ないままでおりますが、せめて、氏の考え方に共感を覚えたという作家小川洋子さんの「衰えを傍らに、一歩一歩大地を踏みしめながら進み始めた時こそが、真の人生の収穫期となる。五木氏は、そこに宿る輝きのありかを指し示してくれる」という言葉だけは胸の奥にしまい込んでおります。
 職場で定年を迎えた前後は、定年を迎えたら一体どのように毎日を過ごそうかとの思いが強く、現役時代に果たせなかった様々なことが、次から次へとアレもしよう、これもやりたい、と頭の中を駆け巡っていたものでした。
 ところが、いざ職場を離れて文字通り毎日が日曜日ということになりますと、それまでに思い巡らしていた定年後の楽しいはずの盛り沢山の予定が何時になってもサッパリ実現することが出来ず、結局、時間は有り余るほどあるのだから、という思いが先行し専ら日々の暮らしは相変わらず「昨日の続き」を繰り返しています。
 それでも、退職に当たって、妻から「長い間ご苦労様でした、これからは自分の好きなことに没頭し、自分の時間を大いに楽しんでください」という言葉を唯一の
戦利品と胸に刻んで、水戸黄門のドラマよろしく、この妻のセリフを菊のご紋にして後生大事にしつつ毎日を自分中心・身勝手に過ごしております。
 前掲しました五木寛之・小川洋子両氏の説く「シルバー万歳」という生き方にはとても及びませんが、それでも自分勝手ではありますが、たった一度の人生、死を迎えるまでは「まア、まアの生涯であったナ」と思えるような生き方だけは・・・と念じております。
  次回からは、そうした自己流の身の処し方の一端を披露させていただき皆様の忌憚のないコメントを頂戴したいと考えております。
                                                                       完