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百人おどし

2011年03月28日 | 日記
3月28日(月)

 今日の午前中は静電気の実験を行います。
 いわゆる「百人おどし」です。
 
 1.用意するもの
  
  プラスチック製のコップ2個、アルミニウムはく、セロテープ、塩化ビニル製の筒、ティッシュペーパー

 2.注意すること

  ・火花が出ることがあるので、絶対にもえやすいものの近くでは実験をしないこと。
  ・電子機器は、静電気に大変弱いので 近くに置かないようすること。
  ・心臓が弱いお年寄りの方や ペースメーカーをつけている方は実験をしないこと。
  ・大人に確認して十分に注意して実験をすること。

 3.実験のしかた
  
  ① ライデン瓶をつくる。

   プラスチック製のコップを2つ用意し、それぞれの外側にアルミニウムはくをまく。
   次にアルミニウムはくを細長く切り、コップとコップの間にはさむ。

  ② 静電気を発生させる。

   ライデン瓶の近くで塩化ビニル製の管をティッシュペーパーで100回ほどこする。
   そのとき、バチバチと音を立てていると静電気が発生している証拠です。

  ③ みんなで手をつなぎ、一番端の人がコップをもつ。一方の端の人が細長いアルミニウムはくをさわる。

  静電高圧発生装置〔バン・デ・グラーフ〕を使って静電気を発生させてもよい。

 まずは、ライデン瓶をつくります。
 ライデン瓶とは、つくった静電気をためるための道具です。

 コップにアルミニウムはくを巻いています。


 中央に見えるのが静電高圧発生装置(バン・デ・グラーフ)です。残念ながら故障中なので使用できませんでした。


 同じくライデン瓶を作っている所です。


 塩化ビニル製の管をティッシュで何回もこすります。
 楽しそうですね。


 実際には、このようにライデン瓶の近くでこすります。
 すると、ビリビリと音が出てきて、アルミニウムはくが震えてきます。
 これが静電気をためている証拠です。


 まずは4人でやってみました。何人かは電気を感じたようです。


 人数を増やしてもう一度やってみます。「痛い」と叫ぶ人もいるし、感じない人もいました。


 もう一度やってみると、先頭の人はとても痛かったようで飛び上がりました。


 部員の全員がこすります。また、全員が静電気を感じるまで実験は続きます。


 内田先生も参加しました。


 中学生二人でやってみました。


 今日参加した中学生全員です。


 高校生も参加します。

 ようやく全員が「ビリッ」と 感じることができました。
 このように、小学生でやったことのある実験でも「うまく感じることができなかったり」「偶然上手くいかなかった」ときは、理科部は何度でもやってみるのがモットーです。

最後に感想を添えておきます。

 静電気はピリッときましたが、あまり痛くはありませんでした。[中1]
 指先だけビリっときたけれど、全然痛くありませんでした。また、やってみたいです。[中1]
 とてもビリビリして痛かったです。でも、おもしろかったです。[中2]
 端の方(最後尾)にいたときは、全く感じませんでしたが、先頭に立って実験した時はものすごく痛かったです。[中2]
 最初はビリビリして痛かったです。慣れれば気持ちよかった。[高1]
 ドアノブみたいにバチッときました。何回もこすったのですが手が付かれて大変でした。[高1]
 ドアノブを触った時よりも少し弱い感じがしました。[高1]
 並び順の真中辺りは静電気を感じなかったけれど、両端に並んだときはかなり感じた。[高2]   



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