みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2023年西濃旅行 2日目その4(関ケ原町-岐阜関ヶ原古戦場記念館)

2024-05-04 11:12:11 | 2023年西濃旅行
1日目その1へのリンク

2023年11月24日11時50分ごろ
岐阜関ヶ原古戦場記念館併設のレストラン「伊吹庵」でお昼をいただきます。

武将カレー(1,380円)


大きな平皿のカレーと、申し訳程度のらっきょうが付いてます。
ちと米が足らない。

なおこちらは周遊パックでもらったコーヒーです。
レストランの受付ではなくすぐ近くにあるカフェメニューカウンターで注文する必要があり、
かつお食事した人じゃないと周遊パックのチケットを使えないため証明が面倒です。

当然お昼は混み合うので席を確保しないとですが、お一人様だとコーヒー入手との両立が大変ですね。


裏切りカルボナーラ(味噌パウダー)もちょっと気になります。



……さて、思いがけず予約(13:15)より1時間くらい早く食べ終わりました。
仕方が無いので予約していなくても見られる場所へ行きましょう。

てことでいきなり岐阜関ヶ原古戦場記念館の最上階、展望室へ。

ここでは、まず床に航空写真が貼られています。
距離感と、どっちに何があるかが分かります。


眺望
朝まわった不破関方面(工場で見えない)


つまり、小早川秀秋が陣取った松尾山方面でもあります。
実は松尾山城として結構遺構が残っており、駅前の観光案内所でも散策マップが置いてあります。駅から麓まで30分歩くようですが。


右端は石田三成本陣、左端は宇喜多秀家の陣(私が前回「だだっ広~い」と書いた辺り)
やはり地味に勾配がありますね。


右が岡山烽火場、中央から左にかけての手前側の丘の連なりは、『ブラタモリ』で紹介していた後ろに回り込めるというルート


大垣・岐阜方面(右手の山は南宮山)


古戦場案内用自律走行型ロボット「ミツナリ」くん


みんな大好き「首置いてけ」でおなじみ、島津豊久の没地
関ヶ原と上石津との中間地点って感じなので、あんまり距離を稼げてない状態での捨てがまりだったんですね。


不破関エリア



2階にはまさかの撮影可エリアがありました。
こちらは杭瀬川の戦いを描いた屏風を動画にしたもの。その場でちょっと動くどころではなく、アニメーションとしてちゃんと動いてました。
写真中央は大垣城です。




この広大な面積をぜいたくに使うという思い切りの良さ!



……さて、見終わってしまいました。
建物は大きいですが2階部分の天井が高く(大きな旗指物を含めて「実際に持ってみよう」コーナーもあるよ!)
展示の量は少ないですね。

いったん1階に戻ります。

裏手に『どうする家康』ポスターがいっぱいあるので、いくつかパシャパシャ撮影。





こちらは長野先生のイラストコーナー
最近は小早川秀秋も再評価の動きがあって良いですね。イラスト下の文は、優柔不断キャラですが。。。


金森長近だけで飛騨市・高山市・下呂市・美濃市に色を付けていて面積に占める貢献度がすごい。


予想外に大垣城に関する展示もありました。


大垣市郷土館を見学するたびに思っていることなのですが
「本当にこんなに石垣やら櫓やらが大層な規模のお城だったでござるか~???」と思ってしまうんですよね。
史料や発掘調査の結果ならもちろん文句はないのですが。



『どうする家康』小道具類



……さて、いよいよ13:15が迫って参りました。
ここ古戦場記念館にはシアター上映がありまして、予約制&完全入れ替え制となっています。

当然ながら内容は撮影禁止なので、ここからはしばらく文字のみです。


正確には2段階ありまして、
1段階目として「グラウンドビジョン」の部屋、2段階目としてシアターです。

グラウンドビジョンは、ようはプロジェクションマッピングで地面に映像を投影して、みんなでそれを見ます。
内容的には関ヶ原の戦いに向けた経緯の説明ですね。いざ開戦というところで移動します。

シアターはかなり没入感を意識しており、たしか座席こそ動かなかったとは思いますが、4DXチックな感じですね。
脚本的に小早川秀秋が優柔不断全開だったのは気に食わなかったのですが、まあまあ楽しめました。
リピーターになるほどかと言われると、さすがに微妙ですが。



さて、つつがなく上映が終わりました。
このあと学芸員さんが2階の展示を解説してくれるということなので、寄っていきたいと思います。

開始前の学芸員さんとお客さんとの雑談で知ったのですが、今日(11/24)は愛知県民の日で学校がお休みのようです。
小6から中2まで名古屋に住んでたけど、そうした制度があったかどうかまったく記憶に無い。。。

10分か15分くらい?待ち時間があったのでぼーっとしていたのですが、
ふと気付いてしまった。
ヱビスビールのCMに見える!!



さて解説です。お客さんは20人くらいかな?
ボールペン不可というのを今さら知ったので、鉛筆(競馬場によくあるアレ)をお借りしました。

なるほど、今日展示されている合戦図屏風は本物なんですね。
ちなみに井伊家が書かせたので、井伊直政をかっこよく描かれているそうです。

徳川のプロパガンダを広めるためだったかな?
銅版活字が展示されてました。1箱30kgだそうで、それは持ち運びが地獄ですね。。。


ちなみに解説では触れられていませんでしたが。
家康は東照大権現として神格化されてまいりますが、その解説文に「完璧で究極の将軍」とありました。
う~ん、はやりを取り入れるのが実に早い。あと素直にうまい。フットワークの軽い博物館系施設は大変好感が持てますね。
※アニメ『推しの子』が放送されたのはほんの半年前。


続きます。
※ずっと岐阜関ヶ原古戦場記念館の敷地内にいたので、今回は地図なし


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