みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2023年西濃旅行 3日目その7(垂井町-南宮大社)

2024-05-12 12:54:08 | 2023年西濃旅行
1日目その1へのリンク

2023年11月25日14:15
真禅院をあとにします。

表参道のところは道路を挟んで反対側(斜面側)がある程度広い駐車場になっています。
そこに関ヶ原古戦場の案内図があるのですが、横にこんなものもありました。


おお、吉川広家はここでしたか。


さて、では本日最後の目的地、南宮大社へ向かいましょう。
ここからは下りなので楽です。

おや、小川が。
……向こうの稜線、すごい統一感がありますね。


西(西南西)側の視界が開けました。


木曽三川公園だ!


……おや、また吉川広家の陣跡がある。
どうやらこっちが正しい、のかな?



「木曽川なんてずっと東じゃん。長良川を挟んでこの辺は揖斐川じゃん」と思って撮りましたが、
調べてみると木曽三川を総称して木曽川水系と言うんですね。
※これ、南宮大社真横の川なんだけどな。。。



さあやってきました南宮大社(14:30)
写真を撮りつつ真禅院から15分でしたね。大雑把に40~50m降りてきました。


観光案内所の分所もあります。


境内案内図
真禅院が右上に載ってます。「南神宮寺」ってなってますけどね。


立派な楼門です。


いい並び。
あ、この石橋は渡れないのですね。
※神様専用とのこと


ですがその先は保留です。
まずは宝物殿です!どうせ閉館時間があるし!



てことで入り口へ。
すみません、大人1名……14時半まで!?(現在14:33)

とはいえ入り口は開いていて受け付けの人たちが3人談笑されてます。
すみませーん。


あ、普通に入れてくれました。良かったあああ!
ありがとうございます。ありがとうございます。垂井、店じまいが早い。。。


さて、中は撮影禁止なので一部抜粋の文字情報でお届けします。

広さはほどほど(体感、関ケ原町の不破関資料館と同じか若干だけ小さいくらい)
展示物の数はそこまででもないというか、大物が多いですね。それこそ大絵馬とか。

入り口に立っていた方々は、どうやらボランティアガイドさんのようです。
1名つきっきりで説明してくださいました。
名前がとても私に似ていた。


さて、南宮大社は徳川家光の再建だそうでして、当時の棟札(30枚)が現存しており重要文化財に指定されています。
社殿は50年ごと(長いな?)に式年遷宮しているそうで、6年前(2017年)にやっちゃったそうです。
こりゃ、生きてる内にはたぶんもう無理ですね。不可能とは言いませんが。

あとは再建当時だったか、民衆に寄付を募って近隣10カ国から協力を得られたそうです。
さすが美濃国一宮。


ちょうど先ほど石橋・楼門とその向こうに拝殿が写っている写真を載せましたが、
その直線上には伊吹山があるそうです。
吉野ヶ里遺跡では雲仙が同じ扱いでしたが、霊峰に対する信仰はどこも共通ですね。

南宮大社のご神木は白玉椿と言うそうでして、都で有名になり歌枕にもなったためご神木の名前に逆輸入したんだとか。

展示物(大物)で解説してもらった中で印象的だったものとしては、
ひとつは雪舟の「大黒神図」、もうひとつは朝倉家家臣、真柄直隆の大太刀の鞘です。

後者について、当時取ったメモでは確かに「大太刀のさや」と書いてあるのですが、検索してみると鞘は行方不明で、大太刀の半身が現存とありますね。
さすがにメモが間違っているのでしょう。
2021年11月に福井県で資料が発見されたことで、「太刀持ちが捨てたものを南宮大社に奉納したのだろう」という経緯が分かったということでした。
※年月は、たぶんプレスリリースのタイミングだと思われます。

他に大物としては、狛犬がありました。
ヒノキの寄木造で、表面を布袋で覆った上で黒漆を塗り、金箔で装飾されていたそうです。


あと聞いた中で意外だったところでは、
「南宮大社」となったのは1980年からだそうでして、それまでは「南宮神社」だったのだとか。


ふう、40分くらい解説してもらっちゃいました。
ありがとうございました。


では今度こそ楼門をくぐりましょう。
装飾が気になる。


舞殿(重要文化財らしい)


いま拡大して気付きました。上の飾り、十二支ですね。


あと1ヶ月ほどで見納め


拝殿
ちなみにさっきから人っ子一人いないように見えますが、何人か他の参拝客がいます。
ただ1分も待てば写線から外れるだけです。


境内案内図
到着時に見かけたものより詳細です。
ただ……図の右上にある三重塔旧址は実際には図の左手にあるのでひどい。


ではその左手、南宮稲荷神社に詣でましょう。


ヒエ


三重塔旧址


御霊社


多分この先に湖千海神社
聖武天皇が行幸されたとな!?


かつてご神木の白玉椿があった場所


瓦塚


伊勢両宮
かつては本殿ここだったのかな?


東照宮
そりゃ家光が再建してりゃ、そうですよね。


主祭神である金山彦大神の荒魂を祀ってます。



……さあ、南宮稲荷神社の売り、鳥居(百連鳥居?)です。


正直に申しますと、南門を出てこのかた誰ともすれ違わない&熊情報&日没が近いということで、いっそ怖さがあります。
ただ、熊を考えると鳥居が襲われたときの盾になってくれそうなのは良いですね。


鳥居を抜けると、いよいよ稲荷神社の拝殿です。


横にはハイキングコースへの分岐があって、一応この先に奥宮だったり安国寺恵瓊の陣跡だったり南宮山の山頂には毛利秀元の陣跡があるようです。
元から行く予定はありませんし、熊とあってはなおさらですが。


拝殿、と本殿
日が傾いていることもあって、結構薄暗いです。


さあ、帰りましょう帰りましょう。
……なんか美術で遠近法の練習画を見ているような気分ですね。



境内に戻ってきました。万歳。

さっきは後回しにした、右手側を見ましょう。

勅旨殿(重要文化財)


なるほど、葵紋


15:41見学終了
宝物殿で時間を割いたので、70分くらいの滞在となりましたね。



ぶっちゃけ足が疲れたのですが……残念、タクシーがいません。仕方ないので歩いて駅まで戻りましょう。
一応、2kmはないです。たぶん。


歩くこと6分
駅とのほぼ中間地点、新幹線の高架……の前には南宮大社の大鳥居があります。
新幹線からも見えるので、前々から気になっていました。新幹線からだともっと遠そうな印象でしたが、実際には線路から至近距離ですね。


あ、ここで何かの神事もやるんだ。


大鳥居(南側から)
足下の車や木から察していただけるかもしれませんが、すごい大きいんですよ。


大鳥居(北側から)
雑に「電信柱の倍」と思っていただければと。


国道21号線に戻って東進していたときに見えた月



16:08
垂井駅トイレにて。なかなか味があってよろしい。


今回の徒歩移動は3~4kmってところかな?


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