フジサンケイビジネスの桜井よしこさんのコラムを読んでいて成る程なと改めて歴史の勉強が大切であることを再認識した。
今回感心したのは、次の行であった。即ち、「私たちは、民主主義を、日本が第二次大戦で敗れ、米軍に占領された時にはじめて米国から与えられたと、戦後教育で教えられてきた。しかし、歴史を辿れば、そんな言い方は、笑止千万である」。日本の民主主義は国が成立した頃から存在しており、戦後アメリカから与えられたものではない。
日本には昔から「和をもって尊し」という文化が定着していたことを、聖徳太子の17か条の憲法を引用して説明している。そうした文化が日本全国津々浦々に浸透していて、それによって地域社会が成立していたのであろう。日本社会の「和の精神」は、平安時代以前、八百万の神の時代から面々と続き、江戸時代にその最盛期が訪れたのではないか。
明治・大正・昭和と日本が国際社会との係わりを持ちはじめてから、日本の持つ歴史的文化が急速に変貌をとげてきた。そして太平洋戦争を敗戦で迎えてから、米国人の個人尊重的価値観が日本の「和の文化」と混ざり合って今の日本社会の姿を形成してきた。
敗戦意識が強く働いたために、あまりにも受身的な形で欧米文化と日本文化の交じり合いが進み、主体性の欠如した文化交流の矛盾点が今の社会現象として現れてきているような気がする。
経済至上主義が強く働き、経済的勝ち組になることが個人の幸せであるかのような歪んだ価値観を作り上げていると考えられる。
日本古来の歴史・文化を正しく認識することによって、日本人本来の幸せが実現するように思う。そうした観点から桜井さんの論文を評価するべきだと思う。
一方、日本の歴史・文化の一方的礼賛に終わってはならないとも感じている。基本は、日本の歴史文化を大切にしながらも、欧米文化や世界中の文化も尊重する。それによって、新しい日本社会の規律が生まれ、そうした規律を国際社会と共有できるように働きかけるところから日本人の幸せが実現できるのではないかと感じている。
<参考>
(1)フジサンケイビジネスアイ06年10月30日(月)付朝刊26面櫻井よしこの「限りなく愛しいこの国#16」
今回感心したのは、次の行であった。即ち、「私たちは、民主主義を、日本が第二次大戦で敗れ、米軍に占領された時にはじめて米国から与えられたと、戦後教育で教えられてきた。しかし、歴史を辿れば、そんな言い方は、笑止千万である」。日本の民主主義は国が成立した頃から存在しており、戦後アメリカから与えられたものではない。
日本には昔から「和をもって尊し」という文化が定着していたことを、聖徳太子の17か条の憲法を引用して説明している。そうした文化が日本全国津々浦々に浸透していて、それによって地域社会が成立していたのであろう。日本社会の「和の精神」は、平安時代以前、八百万の神の時代から面々と続き、江戸時代にその最盛期が訪れたのではないか。
明治・大正・昭和と日本が国際社会との係わりを持ちはじめてから、日本の持つ歴史的文化が急速に変貌をとげてきた。そして太平洋戦争を敗戦で迎えてから、米国人の個人尊重的価値観が日本の「和の文化」と混ざり合って今の日本社会の姿を形成してきた。
敗戦意識が強く働いたために、あまりにも受身的な形で欧米文化と日本文化の交じり合いが進み、主体性の欠如した文化交流の矛盾点が今の社会現象として現れてきているような気がする。
経済至上主義が強く働き、経済的勝ち組になることが個人の幸せであるかのような歪んだ価値観を作り上げていると考えられる。
日本古来の歴史・文化を正しく認識することによって、日本人本来の幸せが実現するように思う。そうした観点から桜井さんの論文を評価するべきだと思う。
一方、日本の歴史・文化の一方的礼賛に終わってはならないとも感じている。基本は、日本の歴史文化を大切にしながらも、欧米文化や世界中の文化も尊重する。それによって、新しい日本社会の規律が生まれ、そうした規律を国際社会と共有できるように働きかけるところから日本人の幸せが実現できるのではないかと感じている。
<参考>
(1)フジサンケイビジネスアイ06年10月30日(月)付朝刊26面櫻井よしこの「限りなく愛しいこの国#16」