台湾体験ー片倉佳史のブログ

台湾在住のフリーランスライター片倉佳史のブログです。台湾関連のニュースや情報交換は台湾特捜合同掲示板でどうぞ。

きょ光号、廃止

2006-06-23 10:06:58 | Weblog
国内潜伏中の片倉佳史です。執筆に追われ、千葉の自宅にこもっています。
ついにきてしまいました。台鉄が発表したニュースによると、台湾新幹線の開業に合わせ、きょ光号が廃止されるそうです。将来的には復興号も廃止され、最終的には自強号と通勤電車の2本化を実現するそうです。詳細が入り次第、ここでお知らせします。鉄道ファン、ならずともショックなニュースです。

講演会、無事終了、ありがとうございました。

2006-06-19 00:17:46 | Weblog
台湾協会主催の講演会が無事、終了しました。テーマは日本統治時代の歴史遺産を歩くというもので、今回は画像データを多く使用して進めました。おかげさまで100名近い方々にお集まりいただきました。お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました。今後ともこういった機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

腕木式信号機

2006-06-14 15:55:10 | 台湾の鉄道
基隆駅の構内に残る旧式の信号機です。一見すると何ということのないものですが、現在は古蹟の指定を受けて保存対象となっています。基隆駅を出て左手に歩いていくと操車場の様子がよく見えます。すっかり寂れてしまった基隆駅ですが、港町らしい風情はたっぷりと残っていますね。

蒸気機関車のおもちゃ

2006-06-13 22:53:09 | 台湾の鉄道
今日は講演会の準備に追われていましたが、かなりストレスをためてしまったので、基隆から沖縄へ向かう友人を見送りに台北駅へ出向きました。この駅の構内には台鉄本舗という鉄道グッズの専門店があるのですが、そこで、なんとこんなおもちゃを発見!1943年製のC57型機関車です(こちらではCT273という形式になっています)。うーん、台湾もいろいろなものが出てきましたね。なお、定価は600元でした。

平渓線を走ったSL

2006-06-10 21:50:53 | Weblog
今日は鉄道文化協会主催の特別列車に乗ってきました。1936年に製造された蒸気機関車です。この機関車、台湾ではCK124号機と呼ばれていますが、正真正銘のC12型機関車。松山駅を出発し、平渓線の終点である菁桐駅までを走破しました。松山出発時は雨が降っていましたが、なんとか、持ちこたえてくれました。

私は今回も走行音の録音にいそしみ、なかなかいい音がとれました。当日は何人かの日本人鉄道ファンも駆けつけており、台北に戻った後は台湾の鉄道談義で盛り上がりました。

西門町に残るお地蔵さん

2006-06-09 21:58:35 | 台湾の日本統治時代の遺構
西門町は日本統治時代からの繁華街で、現在も若者の街となっています。また、市内指折りの外省人居住区という顔も持っています。その中心部近くに天后宮があります。ここには日本統治時代、周辺地域に点在していたお地蔵さんなどが集められ、祀られています。また、隣接していた弘法寺から移設された弘法大師の立像もあります。MRT西門駅からは徒歩2分なので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

旧屏東武徳殿

2006-06-08 22:02:39 | Weblog
屏東に設けられていた武道教練場です。終戦までは武徳殿と呼ばれていました。かつての屏東公園の脇にあります。戦後は住宅として払い下げられましたが、現在も原型を保っています。館内の写真はプライバシーの問題もあるので、公開を控えますが、天井が高く、こんなところではなかなか落ち着いて寝られないのではないかと余計な心配をしてしまいました(笑)。

日本航空会員誌AGORAに基隆海洋文化芸術館の記事を寄せています

2006-06-06 16:02:21 | 拙著関連
今月号の日本航空会員誌AGORAに記事を寄せています。基隆にオープンした海洋文化芸術館を紹介してみました。ここは日本統治時代に日本郵船基隆支店として建てられたもので、戦後は陽明海運の事務所になっていました。駅のすぐ前にあります。基隆へ足をのばしたときは、ここのカフェで休んでみるのもいいかもしれません。

台北賓館

2006-06-04 11:13:34 | 台湾の歴史建築
今日6月4日は旧台湾総督官邸の台北賓館の一般公開日でした。ここはこれまでに3度ほど取材をしていますが、大規模な修復工事が行われてからは初めての公開です。当日はあいにくの雨でした。事前予約が必要と聞いていましたが、当日直接現場で申し込みもできるようになっていました。公開されたのは1階部のみでとても残念。実は2階の客間がなかなか凝っているのです(修復工事が間に合わなかったのかな)。しかも、写真撮影の制限が厳しく、不満も聞かれました。今後は定期的に開放していく予定とのことです。それにしても、台湾の人々って建築や歴史に興味があるんだなあと改めて思いました(笑)建物の歴史については、拙著『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』(戎光祥出版)と『台湾土地・日本表情』(台湾・玉山社)をごいただけると幸いです。

商工会議所の講演会をしてきました

2006-06-02 12:52:51 | Weblog
本日6月2日は台北市日本人商工会議所にお招きいただき、1時間ほど講演をしてまいりました。テーマは「もっと知りたい台湾」ということで、ガイドブック執筆者、トラベルライターという視点から台湾の魅力を自由に語らせていただきました。画像データを使用しながらお話ししたのですが、最近はこういった切り口でお話しをする機会がずいぶんと増えてきました。旅に個性を求めるようになったことと、やはり、台湾という土地の奥行きの深さが浸透し、「もっと知ってみたい」という欲が旅人の間に育ってきたのでしょう。それにしても、ホテルの大会議室というのは、何度やっても緊張しますね(笑)

MRT土城線開業

2006-06-01 16:09:58 | 台湾の鉄道
今日5月31日はMRTの土城線の開業日でした。早速一番電車にのるべく行って参りました。式典は板橋駅で行われ、一般乗車は午後13時から。午後に乗った時にはそんなに混雑もなく、極めて普通の感じでした。電車は板南線と直通運転で終電は始発も板南線に準じます。駅は新埔の先板橋(ここまでは板南線)ほか計5駅。一応全駅下車してみましたが、地下鉄ということもあり、それほどの個性は感じられませんでした。個性と言えば、板橋駅はとんでもなく大きい割に人が少なく、近未来のゴーストタウンのようです。MRTの後は台鐵で基隆へ向かう最後のEMU100形イギリス製自強号のお別れ乗車。見事なまでにがらがらで寂しい限りでした。

EMU100が基隆・東部幹線方面から撤退

2006-06-01 02:12:49 | 台湾の鉄道
台湾が誇るイギリス製自強号、EMU100ですが、5月31日をもって、運転区間が短縮。台北ー基隆、台北ー花蓮の区間から撤退しました。そこで、お別れ乗車&録音をしてきました。写真は雨の基隆駅で出発を待つEMU100。うーん、寂しいなあ。