嘉義駅です。昭和時代初期によく見られたターミナル建築です。玄関部に付けられた車寄せがものすごい不格好です。地元でも評判はよくありません。現在、駅舎脇の貨物倉庫群は嘉義鉄路芸術村として開放されています。
新駅にバトンタッチし、その役目を終えた旧駅の様子です。現在、敷地は芸術村として整備されています。町はここを中心に開けており、駅前広場は公園になっています。駅舎の脇には日本統治時代に建てられた鉄道員の官舎が残っています。
台中県の旧泰安駅は新ルート開通によって廃止され、現在は同駅名で高架駅になっています。旧駅舎は日本統治時代の老建築で、現在は台中県が指定する古蹟になっています。詳しくは、拙著『台湾日本統治時代の歴史遺産を歩く』の123ページをご覧いただきたいのですが、1935年の震災から復旧したことを記念した石碑が残っています。駅舎はここしばらく修復工事が施されていましたが、それも完了。現在の泰安駅からは一キロほどなので、途中下車をしてみるのもおもしろいかもしれません。
日本最南端の駅。指宿枕崎線の西大山駅です。2004年に敢行した日本一周の旅の途中に寄りました。この駅は中学2年の頃に行ったきりで、前回は開聞岳がよく見られたのですが、今回は頭の部分が雲に隠れていました(涙)。列車の接続がとにかく悪く、山川でタクシーを奮発して往復。運転手さんがとても良い人だったのをよく覚えています。