ごくまれ日記

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「おんな城主直虎」第46話~直虎・瀬名姫

2017-12-03 02:43:29 | 映画・ドラマ
瀬名姫「万千代、殿の策は必ず実るのですか?」
万千代「必ず?」
直虎「徳川殿は、死力を尽くしておられる」
瀬名姫「しかし実らねば、信康はやはり、殺されてしまうのではないですか? ならば、やはり私が通じたとしたほうが、間違いなく信康を救い出せるのではないですか?」
直虎「あの時、今川館に閉じ込められた折も、すんでのところで徳川殿の策は実ったではないか。ここはひとつ、徳川殿の運の強さを信じてみぬか? の?」
瀬名姫「ええ、私はあの時、殿の運の強さに命を救われたのだと思います。あそこで死んでおってもおかしくはなかった」
直虎「そうであろう、ならば」
瀬名姫「ゆえにこそ、その命は、殿と、殿の愛する息子のために使いたいのです。徳川家の妻として、母として」
直虎「死んでいく奴は皆左様なことを言う! お家のために命を捨てるは己の本懐、そんなことばかり言いよる! 残される者のことを考えたことはあるか? 助けられなんだ者の無念を考えたことがあるか? もう二度と、私はあのような思いはしとうない! 徳川殿を大事と言うなら、どうか、左様な思いをさせないでくれ!」
瀬名姫「信康が戻ってきたら、徳姫と子宝祈願をしてやってください」
直虎「そなたがおらねばせぬ!」
瀬名姫「その子はきっと、私にございます! ですから、何も悲しむことはないと、殿にお伝えくだされ」
直虎「左様なことを、己の口で言え!」
瀬名姫「お暇いたします、姉様」


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