ごくまれ日記

思いついたこと、書きたいことをごくまれに投稿します。

麒麟がくる第14回

2020-04-20 05:24:48 | 映画・ドラマ
信長「山城守様に名乗るがよい」
「佐々成政にござります」
「前田利家にござります」
信長「この両名、尾張の小さき村から出て参った、土豪の3男坊、4男坊、すなわち、家を継げぬ食いはぐれ者にござります。されど、戦となれば無類の働きをいたし、一騎当千の強者でござります。食いはぐれ者は、失うものがござりませんゆえ、戦うて家をつくり、国を造り、新しき世を創る、その気構えだけで戦いまする。父信秀はよう申しておりました。『織田家はさしたる家柄ではない。元は越前の片田舎で神主をやっていたとか、斯波家の家来であったとか。それが尾張に出てきてのし上がった成り上がり者じゃ』と。『よろず、己で新たに造るほかない。それをやった男が美濃にもおる。そういう男は手ごわいぞ』と。家柄も血筋もない、鉄砲は百姓でも撃てる。その鉄砲は、金で買える。これからは、戦も世の中もどんどん変わりましょう。我らは変わらねば。そう思われませんか?」
道三「なるほど。帰蝶はわしを見て育った。わしと同じだと思うておるのだろうな、信長殿を。信長殿はたわけじゃが、見事なたわけじゃ」
信長「それは誉め言葉でござりますか?」
道三「誉め言葉かどうか、帰って誰ぞにお聞きなされい」
信長「そういたしましょう」
道三「うん、それがよい」