メルバーン卿「最近はエリザベス女王がお気に入りのようで?」
ヴィクトリア「彼女に倣って独身を貫こうと思って。恋人ぐらい持つけど?」
メルバーン卿「そうですか… それコーベルクのいとこはご存じで? ご兄弟でこちらに向かわれているとか」
ヴィクトリア「アルバートとエルンストが? 呼んでないけど?」
メルバーン卿「それでもじきお見えに」
ヴィクトリア「はぁ… レオポルドおじさんの仕業ね。呼ぶなと言ったのに。このままでいいってどうしてわからないのかしら?」
メルバーン卿「私はずっと首相ではいられません」
ヴィクトリア「それは言わないで」
メルバーン卿「でも事実です。会うだけ会ってください。アルバート王子も変わっているかも」
ヴィクトリア「今のままでいいのよ」
メルバーン卿「わかりますが、ずっとお一人では幸せにはれない。恋人がいたとしても。結婚すべきです。あなたに愛と、敬意を、注げる人を」
ヴィクトリア「そんな相手いないもの」
メルバーン卿「ちゃんとお探しになっていないでしょう?」
ヴィクトリア「今まで幸せだった」
メルバーン卿「幸せというのは、心を静めればいつでも呼び起こせるものです」
ヴィクトリア「あなたも幸せだった?」
メルバーン卿「ご存知のとおり」
ヴィクトリア「あなたのために結婚する気はない」
メルバーン卿「ええ、ご自分のためでないと」
ヴィクトリア「彼女に倣って独身を貫こうと思って。恋人ぐらい持つけど?」
メルバーン卿「そうですか… それコーベルクのいとこはご存じで? ご兄弟でこちらに向かわれているとか」
ヴィクトリア「アルバートとエルンストが? 呼んでないけど?」
メルバーン卿「それでもじきお見えに」
ヴィクトリア「はぁ… レオポルドおじさんの仕業ね。呼ぶなと言ったのに。このままでいいってどうしてわからないのかしら?」
メルバーン卿「私はずっと首相ではいられません」
ヴィクトリア「それは言わないで」
メルバーン卿「でも事実です。会うだけ会ってください。アルバート王子も変わっているかも」
ヴィクトリア「今のままでいいのよ」
メルバーン卿「わかりますが、ずっとお一人では幸せにはれない。恋人がいたとしても。結婚すべきです。あなたに愛と、敬意を、注げる人を」
ヴィクトリア「そんな相手いないもの」
メルバーン卿「ちゃんとお探しになっていないでしょう?」
ヴィクトリア「今まで幸せだった」
メルバーン卿「幸せというのは、心を静めればいつでも呼び起こせるものです」
ヴィクトリア「あなたも幸せだった?」
メルバーン卿「ご存知のとおり」
ヴィクトリア「あなたのために結婚する気はない」
メルバーン卿「ええ、ご自分のためでないと」