たいぴろのきままDiary

四兄弟と家事と仕事と趣味と...たいぴろ家は今日もてんやわんやです。

寂しいです

2018年03月01日 | 
3月に入ると潮干狩り用のカゴが売れ出します。段々とアサリも取れなくなっているので、昔ほどは売れませんが。数年前までは佐久島の民宿から潮干狩り客に販売する竹カゴの注文が沢山ありましたが、今島アサリは禁漁ですから、引き合いも無くなりました。それでもちょこちょこ一般のお客様が店に買いに見えたり、憩いの農園で売れたりします。

カゴはうちの父が作っていましたが、ここ数年は他の仕事で忙しく 父の兄弟弟子の岡崎の職人さんにお願いしていました。昨日電話して、潮干狩り用のカゴを注文しようとしたら、体の具合が悪くてもう作れないとおっしゃるのです。ただ在庫が少しあるから取りに来てと言うので伺うと、去年の夏にお会いした時よりもはるかに痩せて弱々しいお姿になっていました。大腸癌だそう。

今年で81歳の職人さん、跡継ぎはいません。残念だけどもうカゴ屋は廃業、後は治療に専念するとの事。仕方ありません、ゆっくり養生して元気になってもらいたいです。


先日ダンナが伺った沼津の竹屋さんの大親方も車椅子でした。技術を持ったカゴ屋さんがみんな高齢になり仕事が難しくなっています。元気印のうちの父も いつかはそういう日が来ます。
我が家はダンナがカゴ編みを継ごうという気があるので、父が出来なくなっても 簡単な物ならやれそうかもしれませんが。
何でもかんでも中国製に変わるのは阻止したいですからね。

父は元気で余計な事までしてダンナに叱られていますが(馬の耳に念仏だけど)、母は最近ちょっと調子が悪く、今日も市民病院に長男が送って行きました。まだ詳しい病名は判りませんが、何にせよ家族に病人がいると心配ですね。

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
寂しいですね。 (フィール・パージュ)
2018-03-01 15:34:42
素晴らしい技術をもった職人さんが高齢やご病気で廃業されるのは寂しいですね。
たいぴろさんの所はだんな様や息子さんが継がれているので安心ですね。
お母様、大事ないと良いですが・・・。
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たいぴろさんへ (温泉ドラえもん)
2018-03-01 16:16:31
 こういう技術を持った方々が高齢になって、伝承が難しくなってきましたねえ。
 今日、浮世絵の復活番組を観ましたが、江戸時代の技能の高さに現在の技術者が驚嘆していました。
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こんにちは (やいま)
2018-03-01 16:31:07
昔からのものがなくなっていくのは寂しいですね。
プラスチックの籠より竹の籠が良いし
中国産より日本産が良いです。
高齢化する職人さん達の技術を
若い人が受け継いでくれると良いのですが。。。

お母様、深刻な病気ではありませんように。
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職人さん (ルパン)
2018-03-01 17:52:56
すばらしい技術を持った、職人さんも
高齢になると後継者が難しいですね、
若者は地味な仕事は嫌がるのかな?
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職人さんの心意気 (定年(諦念)おじさん)
2018-03-01 21:45:35
職人さんの高齢化は大変な問題ですね。直ぐに修得できないところが職人技ですね。それにしても長男さん、やる気十分なのがイイですね。職人さんの心意気を感じます。最終的には、親父さんの職人技と長男さんのコンピュー技術の融合でしょうかねえ。
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竹籠 (猫親父)
2018-03-01 22:28:42
こういった竹籠を作れる職人さんも減ってきてるんでしょうね。
中国製やプラスチック製のものより、昔ながらの職人さんの手作りが長持ちするんですけどね。
手仕事の技術が絶えないように頑張って下さい。
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こんばんは (たいぴろ)
2018-03-01 23:17:49
KAZUさん こんばんは
そうですね、後継者がいない人がほとんどです。うちも数年前まではあまり竹籠のことは考えていませんでしたが最近は技術を継承していかなければいけないかなと考えているようです。

温泉ドラえもんさん こんばんは
そうですね、新しい人は増えない技術ですね。まあ需要自体が減っていますから。
昔の技法はびっくりするものがありますね。建築技法とかも精巧なものが多いと言いますね。
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こんばんは (たいぴろ)
2018-03-01 23:22:31
やいまさん こんばんは
そうですね、なかなか後継者がいない物つくりですね。すぐに出来るものではないし。
中国産もどんどん質が低下しています。同じように作る人が減ってると思います。

ルパンさん こんばんは
そうそう、すごーく地味ですからね。根気が要るような仕事は今の若者にはそっぽをむかれますね。まあ私もあまりやる気はないのですけど(笑)
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こんばんは (たいぴろ)
2018-03-01 23:27:36
諦念さん こんばんは
そうですね、まともな籠が出来るようになるには数年かかりますから。今の若者はナタを持った事のない人がほとんどですしね。
今はうちの商売も垣根仕事が主体ですから、籠編みは継承するのは大事だとは言え、なかなか父のようにはいかないと思います。

猫親父さん こんばんは
そうですね、減っているから85歳の父でさえ遠くの県の人から注文が来るのでしょうね。竹の本場、別府でも職人さんはどんどん減っているようです。
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竹籠 (サンキュー)
2018-03-02 05:33:46
竹籠職人が減る中で貴重な人達が
少なくなるのは確かに寂しいですね
でも体が一番ですので早くよくなって
少しづつでも出来ると良いですね。
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