日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

おばあさんの行動。

2014年12月09日 02時58分12秒 | 日記
うたた寝をしていて、今の時間のブログ更新、いかわたいきです。

私、仕事柄市内外含め、色々な所に移動します。

先日、新幹線にて本州から九州に帰ってる車内で、3列シートの私が通路側、窓側にはおばあさんが座っておりました。
(ちなみに後で意味に気付いたのですが、フィリピン人らしき人が英語で話しかけてきて「席を替わってくれ」と話してたと思うのですが、私終始頭に「?」が浮かんでおり、そのフィリピン人らしき人が最後に話した「OK……」という寂しい発言と共に去っていったのを今でも覚えております(笑))

そして、小倉駅にてそのおばあさんが降車し、私も博多駅で降車しようと荷物を取ろうとした時、おばあさんが座っていた席には、残していったゴミがそのままに…。
ちょうどその時、車内アナウンスで「ゴミはゴミ箱へお持ち頂く等、車内美化に御協力下さい」との事。私、席に残してあったゴミを持ち、ゴミ箱へ向かう途中、各座席が気になってのでチラチラと見て回ったら、それなりにゴミが残されておりました。

ここで、申し上げたいのが「他人のゴミを捨てる自分カッコいい!」とかではありません。よく海外から日本人のイメージとして「真面目」、「時間に正確」、「綺麗好き」等々あるかと思います。しかし、この時見た現状はそうではありません、私、何が言いたいかと言うと、「コレが今の日本人の現状」という事です。かと言ってこういったモラルがない方を非常識として切り捨てる、見下すというのは違うと考えます。

よく組織において言われる2:6:2の法則があります。
2が人財、6が人材、2が人罪、言い換えれば2が組織を引っ張り、6が追従をし、2が従わないという事です。ちなみに従わない2を切り捨てたとしても新たに残った組織にて2の部分が生まれ結局、構図は変わらないという事です、これは政治を含めた色々な部分でも言えると考えます。要らないモノ、不要なモノを排除するのは簡単です。しかし、我々日本人は、「和を以て貴しとなす」の如く調和と協調を尊重します。

これの例えとして、仁徳天皇の民のかまどが当てはまるかと考えます。

それを踏まえ、私が考えるに組織において、人において、モラルにおいて、最低基準がその国自体の基準となります。
となると、排除するより全体の底上げが1番の有効手段ではないか?と考えます。私もこのゴミの状況を見た時、「あー、残念だなぁ。でも、どーすればこの方々がゴミを捨てられる考えや状況を作れるかな?」とすぐ考えました。
ブログを書いておきながら、今の私には有効手段が無いに等しい状態です。もし、コレだ!と考えを持つ方が居ましたら何なりとお申し付け下さい。私はまちづくりも人づくりもひいては、この国の未来づくりも「人」以外に無いと考えます。





博多駅のイルミネーションにて、お別れです。



では、また。