~ それでも世界は希望の糸を紡ぐ ~

早川太海、人と自然から様々な教えを頂きながら
つまずきつつ・・迷いつつ・・
作曲の道を歩いております。

富士の山 不死の国 〜震災を忘れない〜

2015-03-02 20:31:00 | 音楽
3月が巡って来ました。
東日本大震災発生から、4年が経ちます。

お亡くなりになられました方々に対し
謹んで哀悼の意を表しますと共に、

被災地の復興を願い、
被災された方々が心身ともに健やかな生活を
お送りになられます事を、心からお祈り申し上げます。


才や財の有る無しにかかわらず、まずもって出来ること。
それは「震災を忘れない」ということであり、
あの時、何が起き、何が行われ、何が行われなかったのか?
を学び、考え続けることである、と思います。

東京都江東区の門前仲町には、
成田山東京別院・深川不動堂があります。

震災遺児の支援に力を注いでおられ、
春夏秋冬、毎日5回行われる護摩行の後、
必ず僧侶の方が、復興支援・震災遺児支援への募金を
呼びかけておられます。

その募金箱の横には、遺された子供たちが書いた
文集が置かれていて、そこには、
亡骸となった自分の親と対面した時の様子が綴られ、
読ませていただく度、その深い悲しみに触れ
言葉を失います。


大自然のエネルギーによって生を受け、
大自然のエネルギーによって生かされている以上、
大自然のエネルギーによって被害を受け、
あるいは命を天に返さざるを得ない事は、
生きとし生けるものの宿命であり、さだめでもあります。


それでも人間は、そうした事象のひとつひとつに

「あぁ・・あれは、こういう事のために起きたのか」とか
「こんなにツライのは、きっと何か目的があるはず」

という風に、意味を見いだす事が出来る生命体です。


他者には理解されなくても、
そこに自分だけの意味を発見し創り出してゆくことで、
小さな希望が灯り、その希望の明かりが
翻って本人を照らし、やがて大きく導いてゆく・・と、

そう信じたいです。

3月が巡って来る度に

東日本大震災発生の意味に思いを致し、
「忘れない」という誓いを新たにし、
至心に祈りを捧げたいと思います。



富士の山 不死の国 ~ 震災を忘れない ~



ソプラノは、新藤清子(すみこ)さん

オペラ・ミュージカル・ポップスの全てに精通し、
一つ一つの曲に瑞々しい生命を注ぎ入れる音楽家で、
その人柄と共に展開される「新藤清子の世界」には
ファンも多く、御存知の方も多いと思います。

楽曲に魂を授けて頂きましたことに、
あらためて感謝を申し上げます。




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