「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

寛容を唱えながら非寛容な人たちへの疑問

2011-10-09 | 様々な空気
アメリカをはじめ、世界各国で様々なデモが行われているようです。
その多くがかなりの逮捕者が出ているようです。
それに比べると、日本で行われたフジなどでのデモは非常に紳士的で大人しいようです。
大人しすぎてだらしないとさえ言えるかも知れません。
にもかかわらず、アンチ・ネトウヨに凝り固まった人たちは、
日本のデモが過激だと必死に吹聴しています。
(日本人の恥の文化を悪用する戦略でしょう)
このダブルスタンダードはよくよく記録しておく必要があると思います。

どこの国でも、自国のデモに対する反対意見はあります。
アメリカでも同じです。
http://mainichi.jp/select/world/news/20111007k0000m030026000c.html

しかし日本と違って民主主義が確立しているので、
マスコミがデモをもみ消したりはしないようです。

日本人は、普段から主張する外国人が大声で主張することには
なぜか何も言いませんが、日本人がそれをやると途端に
「恥ずかしい」「恥だ」「みっともない」など、
他者の目を気にしながらの罵声を浴びせます。
恥の文化があるとは言え、自国民のデモを認めないのは、
まだ民主主義の精神を持っていないと言わざるを得ません。

デモの主張への賛成・反対も関係ありません。あるフランス人の、

「私はあなたの主張には反対だ。しかしあなたがそれを主張する権利を尊重する」

という言葉が印象に残っています。
たとえそのデモの主張に反対であっても、デモを尊重する姿勢が、
民主主義の精神なのだと痛感します。
意図的かつ一方的にデモを差別問題にすり替えた上、
主張する権利さえも尊重しない日本人とは大違いです。


さて今回は、フジや花王へのデモをはじめ、
世界的に見ればごく普通のネットユーザーを中心とするデモ
(左やレッテル主義者たちが右翼、ネトウヨなどと呼んでいるもの。A群と呼ぶ。)
に対する、この国の権威主義者、事なかれ主義者たち(B群と呼ぶ)の「非寛容」
について考えてみたいと思います。

A群が、韓国の日の丸を焼くなどの幼稚なデモを行うなどの反日感情について批判すると、
B群は韓国に対してはやけに寛容に振る舞い、何も言いません。言ったとしても、
「彼らが反日感情を持つ理由を考えるべき」などと擁護するのが関の山です。

しかし彼らB群は、逆にA群が韓国に対して批判的な感情を持つことに対しては、
その理由についてまともに考えようとしません。
単に「就職難で憂さ晴らしをしている」「劣等感を吐き出している」などと、
理由の本質に気が付かない、もしくは気が付いていても
都合が悪いのか感情的に憎んでいるのか、
意図的に本質から逃げようとしている分析が多いのです
(そんなもん、マスコミや学校による、「過度に韓国に気を使う教育」
が原因であることは簡単に分かるはずですが。)

結論としては、B群は韓国に対してはやたら寛容なのに、
A群に対しては極めて「非寛容」です。
日本人も外国人も同じ基準で考えるべきだという考えを持つ私にとっては、
このようなダブルスタンダードの時点でB群を全く評価できないのですが、
なぜB群がそのような思考回路を持つのか、ちょっと考えてみたいと思います。

A群の人たちはすぐにB群はみんな在日だとか言いますが、それも芸がありません。
私はB群の中の、日本人を前提にして考えます。


<身内と人様を完全に分ける島国的発想>

最初に思いつくのは、B群のいかにも島国的な発想によって、
同じ日本人のA群が行う激しい主張は全て「身内の恥」ととらえる感覚があり、
「人様」である韓国人と同じ基準で見られないということです。
だから韓国人がいくら幼稚なことをやっても笑って終わりだが、
日本人がちょっとでも幼稚なことをやると恥ずかしくて叩いてしまう。

この見方については、私がB群に対してかなり好意的に解釈している、
ように見える人も多いかも知れません。
ただ私の感覚から言えば必ずしもそうでもありません。
B群は普段から日本の国際化を訴えている人が多い中、
そのような矛盾を平然と主張していることに私はかなり厳しい見方をしています。

例えば中国などの気が狂ったように暴れまわるような幼稚な抗議活動などが
テレビのニュースで取り上げられる際、よくコメンテーターが笑っていることがあります。
そしてコメントは「まあナショナリズムが強くて困ったものですね(笑)」
のような雰囲気のものも多い。あの笑いって一体何なんでしょう?
私から見ればそれこそ「差別」ではないかと感じるのです。
内心バカにしていて、それでも特別な理由で批判はしない。

もし日本人も中国人も差別なく同じ基準で見るならば、
ナショナリズムについて中国人に対しても日本人に対しても同じ反応であるべきです。
つまり、批判するのであればどちらも真剣に批判し、
批判しないのであればどちらも批判しない。
ところがB群はそれを全くできていない。ダブルスタンダードな訳です。

ちなみに話を韓国に戻しますと、この幼稚な抗議が韓国のものだと
最近はそこまで取り上げなくなってきた印象があります。
それもテレビ局の情報操作が働いているのかも知れません。
(中国と韓国に対する扱いが微妙に違うということ)


<特権階級>

今の日本では、韓国人と直接仕事をしているのは、
社会的に裕福だったり権威のある層が多いのが実態です。
例えば政治家、マスコミ関係者、映画関係者、その他芸能人などです。
それだけ韓国が国家予算まで使ってロビー活動をしている証拠でしょうけど、
最初にB群の中に「権威主義者」を入れたのはそれが理由です。

そういう人たちにとっては、韓国の国家予算と一緒に仕事をできる
「権威のある」自分たちを誇りたい。そしてそういう仕事ができない一般人を見下し、
自分たちはそういう下々の連中とは違うと思いたい感覚があると思われます。
(例えば最近のロンブーの淳などに強く感じられる雰囲気です。
彼はここ数年で芸能人としての地位も収入も上がり、自分が特権階級である
という意識が強くなり、庶民感覚を失ってきているように見えます。)

そういう感覚に陥る連中は最低だとも思いますが、ある程度仕方ない面もあります。
人間、特別扱いされるとどうしても舞い上がってしまうものです。
(逆説的ですが、特別扱いされた経験のない人に、特権階級の気持ちは分かりません。)
これは日本人に限らず、どの国の人間も陥ります。
実際欧米人でも、韓国の札束攻撃に完全にほだされている人もいます。
それだけ韓国がロビー活動への投資という努力をしているのも認めざるを得ないでしょう。

もっともロビー活動自体、日本人から見れば卑怯な戦略で、我々の考える企業努力
(人様に迷惑をかけず、真面目に自己鍛錬する)とは異質なものですから、
「企業努力だから当然」などという韓流への擁護は実質的に無意味です。
本当は韓国よりはるかにお金を持っているはずの日本がロビー活動をしないのは、
恥の文化によるものだからです
(私個人的には、そういう卑怯な努力も今の日本には必要だと考えていますが)。

しかもタチが悪いことに彼ら特権階級でありながら、
韓国がらみのことは「可哀そうな弱者」だと強弁できるのです。
自分たちが批判を受けると、それを悪用して相手をやり込めようとします。
フジへのデモをすべて差別問題にすり替えようとする人間をよく見かけますよね。


B群の人たちからすれば、私の今回の分析は悪意のあるものだと感じるかも知れませんが、
それを言うならば、あなたたちB群が普段A群について行っている分析は
もっと悪意に凝り固まったものに見えているということを認識してください。

私の分析にも当然バイアスはある訳ですが、他でほとんど見られない分析である
という点で価値があると思います。今回私が言っている「特権階級」というのは
日本人側の一部についてであって、在特会が言っている在日特権とは別のものです。
A群の人たちの中にはかなり若い人も多く、「すべて在日の仕業だ」のようにしか
言えない人も多いので、そういう立場の弱い人たちの側に立つ人間も絶対に必要です。

11 コメント

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泣きたいやら、腹立つやら! (晴美)
2011-11-12 18:42:21
もう少々ウツ状態の毎日です。私が身震いするほど許せないのは眞子様の彼氏の件。まぁ、20才だし、若さを謳歌してくださいね!と申し上げたいのですが、相手は在日じゃないですか(`з´)
奴らがある魂胆を持って近付いて来たのはハッキリしているのに、宮内庁は一体何をしているの!?と殴りたい思いですよ(●`ε´●)イライラ

悠仁様で、もしも同様なこと起こったら大変ですよね!!

こうゆう事件が起こる(←怒る)と、やはり現代版華族が必要なんでは?と思っちゃいます。へんな虫が近寄らないように心有る国民は知恵を絞らねばなりません!(怒)
返信する
久々にコメントを… (かず)
2011-11-26 21:02:41
久々に読み辛さと、話の飛び具合が半端無いコメントを投稿します…。

>アンチ・ネトウヨに凝り固まった人たちは、
日本のデモが過激だと必死に吹聴しています。

(いきなり本題から逸れますが…)その一方で、ネット掲示板を閲覧していると、「ネトウヨは○○に対してはデモしないのか?」といった主旨の書き込みを時々見かけます。

つまり、この書き込み者が言う「ネトウヨ」ならば、その偏向報道に対するデモだけでなく、あるいはそのデモよりも、「○○という別の事柄、問題に対してもデモを起こすべきではないか」という内容です。

一つの指摘と言えばそれまでなのかも知れませんが、もし書き込み者自身が「○○」という事柄に対して問題だと認識しているのなら、書き込み者自身が仲間を集めるなりなんなりして、デモを起こすべきではないかと思います。
それを棚に上げて、逆に、人を批判する道具として利用する、それこそ卑しい連中が居ることにも憤りを感じます。


>恥の文化があるとは言え、自国民のデモを認めないのは、まだ民主主義の精神を持っていないと言わざるを得ません。

自身の生活に追われている為、もしくは難しそうだからという理由で、大袈裟に言えば、政治的・経済的・思想的・哲学的な運動や、連帯関係を結ぼうとせず、問題から逃避し、「何か違和感がある」けれど「厄介そうだから手を出さない」レベルに留めている時点で、民主主義を放棄していると言っても過言ではない様に思います。

選挙権を行使するだけが、民主主義ではありません。

権利保護や権利の主張はよくされますが、(批判噴出間違いなしでしょうけど…)権利の行使の仕方や、権利が義務と表裏一体になっていて、義務を遂行する事以上に、選挙権の様な権利の行使に対して、慎重であるべきだという事が指摘されず、また教育も余りされていない事も問題だと思います。


>単に「就職難で憂さ晴らしをしている」「劣等感を吐き出している」などと、理由の本質に気が付かない、もしくは気が付いていても都合が悪いのか感情的に憎んでいるのか、意図的に本質から逃げようとしている分析が多いのです

この様な社会学者や心理学者、評論家等々の分析・主張は、ここ10年内に急激に増加したと思われます。
大抵の論者は、問題点を「各国政府の社会政策に問題がある」と結論付ける。
更に進むと、ナチスを引き合いに出し「各国政府はその様な排外主義的な主張を根付かせることで、政府や政策に対する批判をかわすだけでなく、他国を攻撃出来る材料として利用する」との主張を行います。
少なくとも、東アジア圏でいうと、中共政府や韓国政府に対してはこの主張は当て嵌まるかも知れませんが、内外から批判が止まないばかりか、尻拭いとしての役目を押し付けられている日本政府には当て嵌まるのか、大いに疑問です。

それはさておき…、
『理由の本質に気が付かない、もしくは気が付いていても都合が悪いのか感情的に憎んでいるのか、意図的に本質から逃げようとしている分析』
この太一さんの指摘は極めて重要です。


>そしてコメントは「まあナショナリズムが強くて困ったものですね(笑)」
のような雰囲気のものも多い。あの笑いって一体何なんでしょう?

掲示板なんか、その様な苦笑いというか、含み笑いというか、嘲笑に満ちた書き込みが溢れています。
まるで他人事。
自分には関係ないと思うから、せせら笑える。
「ネトウヨウォッチ」と称して、デモ参加者や、人の意見を馬鹿にする。
馬鹿にする人々からすれば、デモ参加者や、「ネトウヨ」はトチ狂っている奇異な存在という事なのでしょうか?
それとも、馬鹿にすることで溜飲を下げているのか。

ネットで保守・護国派の見解を頭ごなしに否定し、デモ活動を貶す人々は、他国のデモ参加者や、臆することなく世間に対して堂々と意見を主張する一般人をどう思っているのでしょうか。


>A群の人たちの中にはかなり若い人も多く、「すべて在日の仕業だ」のようにしか言えない人も多い

従来の報道や教育、巷に溢れる空気に多分に影響を受けた上で、物事を判断してきた人々(ほぼ思考停止に近い状態…)が、ネット等を介して、そういったモノの見方、考え方に対して疑問を持ち、違った観点からモノを考え、ネット等でその意見を述べたり、連帯するのは良い事だと思います。
しかし、太一さんが記された『すべて在日の仕業だ』といった類の書き込みを、ネット上で何年間も続け、延々と自己盲目化・思考停止を繰り返す人々。
また、自身の主張や筋論、解釈ばかり拘って、表立って主張を展開したり、何らかの行動や戦略により、何かの成果を上げた訳でもない人々が、保守・護国的な人々に多いのが、正直に言って、厄介です…。
人心を惹きつける術や、敵対する勢力の行動・心理の研究等々にも、目を向けるべきだと思うのですが…。

これも、目先のことばかりに囚われ、対外的な政治力を極端に欠き、「外圧を利用して…」と言えば聞こえはいいものの、外圧が無ければ問題を解決、物事を是正する事が出来ない。
つまり、自浄能力が無い日本人らしい特性に由来するものなのかも知れません。


また唐突に話は飛び…。
報道自体、全くと言っていいほど目を通していない人間が言うのも何ですが…、マスコミ報道が多いと思われる事柄の中から、門外漢ながら幾つかコメントを…。
(おかしな部分あれば指摘してください。この件に限りませんが…)

嫌米主義者やユダヤ陰謀論者、左翼系でなくとも、関税撤廃等々により、雇用の喪失や、様々な経済的損失、公的サービスへの悪影響を極めて懸念するTPPへの参加に対して、本来であれば各地で抗議デモが行われていても不思議ではありません。
自分達の生活や、権益自体が脅かされる可能性が高い為です。
(因みに…、根拠が無い、あるいは可能性が極めて薄い“断定”をしている訳ではないにも関わらず、何かに対する懸念を述べれば、即、陰謀論者扱いされては堪ったものではありません…)

また、ギリシャの汚職による財政危機に端を発した、ユーロ・EUヨーロッパ連合存続危機や、EU加盟各国の経済・財政に対する悪影響と、EU圏外の国々や企業、株価に対する悪影響、つまり負のドミノ倒しの様な現状を見て、上記のTPP参加や、貨幣価値や政治体制、経済状況、国民性等に大きな開きが有りながらも、推進する声が絶えない、東アジア共同体構想や、東アジア各国とのインフラ共有化構想等に対する、大きな批判が聞こえてこないのも不思議です。


マスコミが盛んに報道している事柄においても、所詮この程度。
自らに火の粉が降りかからない限り、その火の粉を振り払おうと努力もしないし、「何かおかしい」と感じながらも、その火の粉や火種(具体的な問題点)に気付くことさえないのかも知れない。

はっきり言って、国防・経済・文化等々、あらゆる分野が無政府状態にあり、左翼的に言えば、日本が他国から搾取される様な立場だ、と言っても差支えない現状でありながらも、それを傍観している日本人というのは、それこそ他国の人々からすれば異常以外の何ものでもありません。
(近代化、情報化、外国産品や価値観の流入等により、価値観の統一化が図り辛く、様々な面が脆弱になっている気もします…)

暴動や暴徒が良いとは思いません(余程民衆が追いつめられた状況ならば仕方無いでしょう)が、並外れた既得権を死守する事や、ただ目立ちたい、世の中を掻き乱したいという目的を除き、自分達の生活を守る為のデモや、運動、連携が具体的に行われないのは、その国で暮らす国民にとって、果たして良い事なのでしょうか?



>晴美さん

太一さんのブログですから、太一さんの今回の記事や、太一さんのブログついて思った事を幾らか記された方が宜しいかと…。
僕も人の事は言えませんが…。

>私が身震いするほど許せないのは眞子様の彼氏の件。
>相手は在日じゃないですか

その件は知りませんでしたが、少なくとも雅子様の関係者、例えば、雅子様の父親で、国際司法裁判所所長を務める小和田恆氏が創価学会と人脈があるだとか、ブラジルにて池田大作氏ら創価学会関係者が出席する式典に皇太子殿下が出席され、聖教新聞に取り上げられたとか…。
(後者の件で、検索して出てきた保守系ブログのリンクです。
ttp://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/628524/)

皇室に関して、他にも頭を抱えざるを得ない事柄が山ほどあります。
そして、国民が皇室に対してどれだけ関心を持っているのか。
実質、ただの休みの日と化している、祝日の意味をどれだけ理解しているのか。
甚だ疑問です。

その様な現状ですから、眞子様の件に限らず、保守・護国系なら怒りたくなったり、落ち込んだりする様な出来事が次々発生しても、何ら不思議ではありません。

>やはり現代版華族が必要なんでは?

僕もそう思うことはありますが、国民がどれだけそれを許容するか。
マスコミはどう報道するのか等の問題も浮かんできます。

>心有る国民は知恵を絞らねばなりません!

団結して知恵を絞るのは大事ですが、そこまでの団結力を、現在の保守・護国系がどの程度有しているのか。
例え結論が出たとしても、往往にして、「口だけ」の連中にどれだけ実行力があるのか、疑問です。
「これ以上何も為すべき事が見つからない」
諺だと「人事を尽くして天命を待つ」というぐらい、徹底的に万策を尽くしたのなら、思わぬ希望材料、幸運が降り注ぐ可能性も十分考えられますが、最初から他力本願で、他者や他者の手法を批判してばかり、揚げ足を取るばかりで、問題の解決に邁進する努力を欠く連中に、幸運が舞い込む可能性何ぞ、たかが知れてます)

それ以外にも現実的な障壁は多いですが…。


>もう少々ウツ状態の毎日です。

少々の鬱なら、どうってことないですよ(笑)
一つ二つの悩みなんぞ。

国防や自浄という観点から、下らない希望的観測を排して、様々な物事を真剣に見ていけば、言語に絶します。
怒れるうちはまだまだマシです。
深淵の入口の入口の入口に立ったに過ぎない。

本当に絶望したとしたなら、コメントすることさえ出来ないぐらい酷く、醜く、悲惨な精神状態になるのでしょうが、僕は一応そこまでには至っていません。

どこかで希望、いや、それこそ他力本願な心を有しているのでしょう…。

今回のコメントは一端ここまでにします…。
返信する
>晴美さん (太一)
2011-11-26 23:05:31
>私が身震いするほど許せないのは眞子様の彼氏の件。
>相手は在日じゃないですか

私もそれは存じませんでした。

「そうやっておいて、日本が朝鮮人に謝意があることをアピールしたい」

と考えている勢力があるんでしょうね。
いくらやっても、向こうは付け上がって
猛攻を仕掛けてくるだけなんですけどね。
返信する
>かずさん (太一)
2011-11-26 23:06:04
>「ネトウヨは○○に対してはデモしないのか?」

おそらく、自分の嫌いな人たちの矛盾を突いている「つもり」なんでしょう。
しかし基本的にデモや民主主義を分かっていない証拠ですね。
かずさんの仰るように、それぞれが抗議したいものに抗議するのが民主主義ですから。

>選挙権を行使するだけが、民主主義ではありません

見事な表現だと思います。

>そしてコメントは「まあナショナリズムが強くて困ったものですね(笑)」
>のような雰囲気のものも多い。あの笑いって一体何なんでしょう?


についてですが、私は日本の若者の抗議についてではなく、
韓国や中国の抗議デモに対しての、日本のテレビのコメントの傾向を述べたつもりでした。

おそらく日本の若者の抗議に対しては、そのように軽く笑うというよりは、
もっと怒るような態度を示すコメンテーターが多いと思います。
それは、韓国や中国に抗議して怒らせるのはマズイという焦りと同時に、
「身内の恥」という日本人独特の感覚があるのでしょう。

一方韓国や中国の抗議デモに対しては、それほど真剣に見ないフリをして軽く笑う。
韓国や中国の抗議デモに対して、「こちらは怒っていない」という態度を示すと同時に、
デモ慣れしていない日本人にはやはり滑稽に見えるために笑っている面があるんでしょう。

そういう態度に対して私は、「中韓のデモに対して真剣に怒るべき」だと思います。
それをせず、軽く笑うことは、むしろ彼らに対する差別ではないかと。

つまり、左が「右翼」と呼んでいる人たちはむしろ中韓を差別せず真剣に向き合っていて、
左こそが差別して軽んじているのではないか、と言うことですね。

>TPPへの参加に対して、本来であれば各地で抗議デモが行われていても不思議ではありません

私の住んでいる日本の僻地では農業関係者が抗議デモをやったそうですが、
全体的に見て少なすぎますね。

反対派が全国でもう抗議し、さらに賛成派がそれに対する抗議をする、
という状態が、普通の民主主義国家のあり方だと思います。


ちなみにTPPについては後程述べるかも知れませんが、私は「やや反対」です。
今の日本では、何より先に「食料自給率アップ」に向けて議論しなければならないところ、
(震災もありましたし、外交でも強く出るためには食料自給が必要)
その議論が全く行われていない。

そして、確かに農協の腐敗は大きな問題ですが、
それを解決する方法が相変わらず外圧頼みというのが、日本らしくて情けない。
日本は大半の改革を外圧で行おうとする。
日本人が外国人に弱いから、「何でも問題を外国人にチクる」という感じで
あまりに情けないと思います。
返信する
また書き足します… (かず)
2011-12-18 19:24:53
>太一さん
>かずさんの仰るように、それぞれが抗議したいものに抗議するのが民主主義ですから。

全くその通りで、暴徒化・激化しない範囲で一定のルールに従い、主張を発する事。
また、主張の内容まで是認する必要性・強制性は必要では無い代わりに、主張の場を認め、主張の内容・意図を、最大限理解する努力を皆が行うこと事、つまり、相互理解こそ民主主義の根幹ではないかと思います。
(あくまで、主張の内容を「肯定」する事と、主張の内容を「理解」する、つまり読み解く事は違います。
「ある人、ある集団が言いたい事は理解し、尊重するけど、その主張自体を肯定することまでは強制すべきでないということです…。)


>ちなみにTPPについては後程述べるかも知れませんが、私は「やや反対」です。
>今の日本では、何より先に「食料自給率アップ」に向けて議論しなければならないところ

太一さんとほぼ同意見かも知れませんが、TPPを行うにしても、まず農協に従事、あるいは農協に関与する人々による組織改善や、国民の手、そして政治力による組織の浄化、是正。
更に、たとえ自由化、国際的な資本主義の荒波に襲われたとしても、戦っていけるだけの日本の農業に。
補助金行政に頼り、農協を恐れ、柵に甘んじる農家の自立を達成してからでなければ、日本の農業は壊滅的な被害を受けたり、国内産品より安全性が疑われる、もしくはその安全性をクリアし、安全性を全面的に押し出した外国産の安価な野菜(農政)に負けてしまう可能性が非常に高いでしょう。
(農業・農家の法人化、会社化等による効率化が必要でしょうが、従来の農業従事者がその流れについていけない場合、淘汰される恐れもありますが…)

この農政のみならず、矛盾点や是正すべき問題があるにせよ、社会保障制度や国内経済、労働環境、国内文化保護の観点からTPPには、やはり反対寄りになってしまうのですが、日本人の自浄力・政治力を考えると…、もう悲惨です。(苦笑)

これに関連してもう一つ。
環境工学に精通し、「環境問題はなぜウソがまかりとおるのか」の著者でもある、名古屋市立大学教授の武田邦彦氏も、あるテレビ番組で発言されていたことなのですが…。
現在、農業や漁業同様、日本の林業を担う若き人材が不足し、戦後に植えられた山の樹木が手入れされず、荒れた状態で放置されている山が多くあります。
(その樹木というのは、主に花粉症の素因となる樹木の一つとして有名な、杉)

一方、日本は、安価だということで、支那で製造された割り箸を大量に使っている。
安全性は二の次。

つまり、日本の林業を、そして野山を復興・復活させる為、荒れた野山に自生する杉等の樹木を間伐し、その間伐材を使って割り箸を製造すべきではないかと。
間伐することにより、残された木が陽の光を多く浴び、太く生き生きと、しっかりと根を這わせた木として成長し、山の保水力を高め、山崩れ等の自然災害の減少、延いては、山の栄養が流れ込む川や海の再生の一端になる可能性も秘めています。
人と、山に生息する野生生物の境界である里山をも再生出来れば、餌を求めて山を下りてきた野生生物が人間と接触することにより発生する死亡事故を減少させることも出来るでしょう。

林業・産業・自然・文化の再生、人材の育成・活用、安全性の向上の為に、国内で出来る事はまだまだある筈なのですが、皆、目を向けようとしない。
目を向けていたとしても、自ら動こうとしない。

これも、隣の芝生が青く見える為に、その青い芝を追い求めてばかりで…。
物事を俯瞰し、様々な立場や視点から、物事やその背景・構図を考えたり見たりすることが出来ず、「自分」という一つの立場・視点からでしか考えて立ち回ることしか出来ない日本人の民族性が為せるものなのでしょうかね。
返信する
引き続きテーマから逸れた戯言を… (かず)
2011-12-20 01:07:21
日本人批判、というか日本人嫌悪や、アメリカ批判(アメリカに偏重していますが、他の諸外国にも当て嵌まる様な事)等、テーマから逸れた事を書き連ねていますが…。
もう少し続けます。(苦笑)

今回のTPPに限らず、主にアメリカからは企業や組織運営における法令遵守、所謂コンプライアンスを求める要望が行われ…。
また、会社の会計的評価を行う場合、日本では、資産を取得した時点での価格に基づいて行う簿価会計が採られてきたのですが、アメリカ(それ以外の国もあるかも知れませんが…)からの要求により、資産を現時点での価格に基づいて会計的評価を行う、所謂、時価会計制度を日本の会社が導入する流れにさせられ、各企業がその会計制度や、会計的評価に伴う影響に四苦八苦しているという話を聞いたことがあります。(如何に僕は世間知らずなのかと…)

何れにしても、日本の企業や組織における不正を防ぐ為に、透明化を求める要望であるとも言えますが、それよりも、「日本を同化させたい」「日本を抑え込みたい」というアメリカ(ヨーロッパ等の諸外国も含まれるでしょうが)の都合が盛り込まれた要望だったのでしょう。

また、話は横道に逸れますが…。
過去、指摘されて「そう言えば、そうだなぁ」と思った事の一つに、毎年日本に対して、改善してほしい、改善すべきと思った点を纏めた、所謂「年次改革要望書」がアメリカから渡されるのですが、それを日本のマスコミが殆ど取り上げようとしなかったという謎があります。

(訴訟リスクや、記者クラブからの排除、各方面からの圧力、スポンサー離れ等を気にするが故に、誘拐等の刑事事件における人質の人命保護を目的とした報道規制を除き、官公庁や企業等の組織が行うプレスリリースや、公式発表・記者会見が行われるまで報道を控える弱腰振り。本来なら、情報の裏取り、つまり、齎された情報や自ら掴んだ情報に対して、丹念な調査取材を行い、確証を得たものに関しては報道するのが筋だと思うのですが、その調査能力や、行動力は殆ど無く、様々なものへの恐れにより自主規制を敷く始末…。現在のマスコミは報道機関として最低レベルです。)

まあ、ただ単に、取り上げる価値がある程のものではないと思っていただけなのかも知れませんが…。
(逆に言うと、特に政治・経済はそうでしょうが、マスコミが報道しない事柄、報道出来ない事柄がそれだけ多く、マスコミさえ認知していない事柄も山の如く、腐る程存在しているのだと思います。
表で大きく報道されるものだけが重要なものではない。

また、国籍法改定にも影響した最高裁判決に関するニュースの様に、皆がその当時、殆ど関心を持つことの無かった、取り上げられる事が極めて少なかった小さなニュースが、その後、安全保障や社会保障に大きく影響する事もあるのです。
報道されたとしても、受け手の側は気に留めない、関心を持とうとしないけど、実際は極めて重要である事柄も多いのではないでしょうか。
「政治は夜動く」という言葉を聞いたことがありますが、政治〈に限ったものではありませんが…〉はマスコミ報道からは窺い知ることの出来ないところで大きく動いているのではないでしょうか。
事実、もしくは事実と思われる事を並べたて、確証も無い壮大な陰謀論を創造する人や、組織に従事する一部の人が不祥事を起こしたからといって、その組織や分野全てを同一視して批判や嫌悪をする、つまり味噌も糞も一緒くたにする様な人、になるべきではありませんが…、表に出ている事は、良くも悪くも氷山の一角だと認識しておいていいと思います。)

これは主に、嫌米主義者や反米保守派が唱えていた事なのですが、一方で日本からアメリカに対しても要望書が渡されている(双方の要望書が交換される形式になっている)事や、EUが日本に対して行う年次改革要望書については、アメリカからの年次改革要望書の様に触れ様としない、問題視しない、自分勝手さも気になりましたが…。
(日本がアメリカに対して行った要望が、アメリカでどれだけ実現されているのかは全く関知していませんが…。)

(大国の象徴として選んだのかも知れませんが…)「アメリカに物言う政治に」とかいうスローガンをポスターに載せていた共産党の様に、「憎き敵」、あるいはその象徴としてアメリカばかりに拘り、他の大国、諸外国の動向を観察する事や、主張する事を怠る姿勢は如何なものかと。
(まあ、左翼だろうが保守だろうが、何に対してどう主張し様が自由だと言われればそれまでですし、「世界の政治・経済に多大なる影響を与え続けるアメリカを初めとした白人国家に対抗する為、日本を初めとしたアジア人が協力をして対抗すべし」という論調も理解出来なくはないですが…。)
返信する
上記コメントに追加… (かず)
2011-12-28 20:42:15
本当は、アメリカ批判より、世の社会風潮や、日本人の特性・改善すべきと思う点、良い点も悪い点も含めた人間の矛盾性、防衛、司法関連の話。
そして、大学で習う様な、あるいは、権威ある学者達が論じる様な、枠組み、社会の在り方ではなく、自分なりの解釈に基づいた心理学・社会学“的”なモノの見方。
あとは、枠組み、制度、様々な出来事・現象等々を記すつもりだったのですが…。
(本当、太一さんが提供するテーマ関係無しになっています…。)


最近、オリンパスや、同族会社である大王製紙が行った損失隠し、実質的な粉飾決算が度々報道されていた様ですが…。
訴訟リスクや、事件の経済界全体への波及を恐れてか、独自取材に基づいた報道ではなく、当事者や官公庁からの公式発表を待ち、それに基づいた報道を行った、日本のマスコミ各社が、

「これはオリンパスだけでなく、日本の経済界全体を蝕む問題である」「この損失隠しに関連して、日本のヤクザにも金が流れたのではないか」等と、紙面で口火を切った、アメリカやイギリスのマスコミに怖気づいてなのか、倣ってなのか、利用してなのかは分かりませんが、
兎に角、オリンパスや大王製紙の粉飾を、バブル崩壊に端を発した負の遺産の隠蔽に、同族会社を初めとした、今までの日本人的経営手法が加わった為、問題が大きく膨らんだ。
それを改善する為には、欧米の様に、またオリンパスを解任させられたウッドフォード前社長が主張する様な、風通しの良い経営手法を取り入れるべきだと、捲し立てる様に報じました。

あくまで僕は、資本主義の根幹を揺るがす様な不正(粉飾決算等)や、会社の興隆を促したり、危機的状況を建てなおす為ではなく、自分が満足する為だけに行うワンマン的経営手法には反対の立場です。
また、損失隠しや粉飾は、オリンパスや大王製紙だけの問題ではないと思っています。
外国と競り合う社会変化の中で、日本人が行ってきた経営手法が何もかも適合するとは思いません。

しかし、「欧米に倣え」といった論調に基づいた報道や、知識人と呼ばれる人々のコメントというのは全く頂けません。
また、これは邪推でしかありませんが、オリンパスを買収したい外国企業・外国勢力、もしくは金儲けの道具として利用したいヘッジファンドや、所謂ハゲタカファンドが利する為。
それだけでなく、この件を足掛かりとして、日本企業の買収促進や、大袈裟に言えば、日本国外に所在する投資ファンドを初めとした、外国勢力による乗っ取り…。
(その様な事を推進することにより利する日本人も含め)
それらに貢献するかの様な、一方的報道、言動には、極めて首を傾げたくなります。

例えば、広告の掲載料を得ているくせに、自社を批判する雑誌広告の該当部分は、平然と黒塗りにしてから紙面に掲載する報道機関があるぐらいですから、上記の様な一方的報道も、素知らぬ顔で出来るんですかね。
(無理矢理、コメントに捻じ込んでみました…)

まあ、雑誌社が新聞に広告を掲載する様な、ある種、持ちつ持たれつの関係にある国は、世界中見渡しても日本だけではないかと…。

(雑誌と言えば…、芸能人のスクープ記事を紙面に掲載し販売する数日前、遅くても前日に、あらかじめ、対象の芸能人が所属する芸能事務所・芸能プロダクションに電話を入れ、紙面に所属芸能人の記事を掲載する事や、その内容を告げるそうです。
その記事により、その芸能人や所属事務所、関係者、果ては芸能人が広告塔となっている企業・団体のイメージを毀損する事が無いか。
つまり、捻くれた言い方をすれば…、訴訟リスクや圧力を軽減させる為、雑誌編集部は芸能事務所に対して、お伺いを立てるようです。
特に、人気のある芸能人が多数所属していたり、番組製作会社としての機能も有する等、芸能界やマスコミ業界に対して力を有する芸能プロダクションならば尚更でしょう。
ヤバいと判断されれば、記事を没にするか、記事や写真を大幅に改編するのでしょう。
最近は活躍の場が減り、露出度も少なくなっているだろう芸能リポーターもそうですが、芸能界やマスコミ業界、果ては経済界や政界、宗教団体等々に気を遣い…。
いや、寧ろ、自分達が生き残る為、それらの手先となり、御先棒を担ぎ、太鼓持ちとしての役割を演じています…)


以降、テーマから離れたコメントは、次の「自由トピック」にコメントさせていただきます…。
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まだ続きを… (かず)
2011-12-30 01:23:21
前のコメントで、『テーマから離れたコメントは、次の「自由トピック」に…』と記しましたが…。

前のコメントにも若干関連することなので、ここに記します。
人や、世の中、構造、仕組みの矛盾を毎度毎度記す自分自身が、一番、人間(のみならず、自然、万物)が有する矛盾性を体現してますが。(苦笑)

端的に言うと、グローバル化・国際化という流れ、それらの名の下に、会社の横文字化や英字化が図られています。
最近でだと、NHKの教育テレビが、対外的に「Eテレ」という呼称に変わり、今回、太一さんが提示されたテーマである、フジテレビデモ、韓流偏向デモで登場し、主要メディアに大きな影響を与える大スポンサーの1つとして君臨する、洗剤・化粧品等を販売するメーカー、花王の表記が英語表記「KAO」となりました。

国際的に認知される為、国際的な競争の中で勝ち残る為には致し方のない事ではありますが…、段々と日本語表記のみならず、日本の文化面全体が埋もれいき、代わりに欧米・特亜等の外国文化に染め上げられていく様な感じで良い気がしません。
(外国の文化でも、日本人なりの取り入れ方をしている為、日本人・日本らしさが失われる事はないとも、まあ言えますが…。)

日本の文化の退廃だけでなく、人口侵略や、日本人が再び立ち向かって来ない様にする為の方策の1つとして利用されている可能性も高いので…。
返信する
投稿したいコメントは山ほどあるのですが… (かず)
2012-01-10 07:10:26
上記のオリンパスの件で続きを…。

株式市場(に限らず経済、いや政治・社会・その他様々な分野もそうですが…)について知識の欠片もありませんが、そんな僕でも思った事なのですが…。

オリンパスの損失隠し(粉飾決算)は、オリンパスという企業全体の組織的犯罪ではなく、旧経営陣(と野村證券OB)のみによる犯罪なので、他の企業や投資家等への影響も踏まえて、東証からオリンパス株の上場廃止をすべきではないとの考えと、12月14日までに中間決算を発表した事(12月14日までに中間決算を発表しないと自動的に上場廃止に)により、オリンパス株は上場廃止を免れました。
上記の考えに基づき、上場廃止を回避させたのは、まあ合点がいきます。
(因みに、オリンパスを上場廃止にしてしまうと、上場廃止の前例の1つとなってしまう為、今後、同様の企業や類似のケースが出て来た場合、厄介な事になる為、廃止を避けたという可能性も十分考えられます。
また、有力者がオリンパス株を保有していた、もしくはオリンパスが上場廃止になる事により不利益になる人物や出来事があった為、その有力者や関係者からの圧力や鶴の一声の有無に関わらず、上場廃止を避けた。
あるいは、外資からの何かしらの圧力や、注文・意見が東証に対して行われたのかも知れませんが…。)

しかし、この事件によりオリンパスに目をつけた。
あるいは以前からオリンパスに目をつけていて、虎視眈々と機会を狙っていた外国企業・ファンド等がオリンパス株を買い漁り、マネーゲームに利用し始めました。
オリンパス株を募り、掻き集めて、一挙に売りに出し、オリンパスの株価が底値と思われるところまで下がったと同時に、株を買い戻すことにより、売値と買値の差額で儲けを得る、空売りという、典型的なマネーゲームに利用されるだけでなく…。
オリンパスは内視鏡という優良資産を持っている為、外資がオリンパス全体の買収を図り、一番金のなる内視鏡事業だけを残して、それ以外の部門を全て売り飛ばす。
つまり、旨みだけ搾り取って、後は全て処分するという手法を実行する可能性が十分にあるのです。

東証一部上場というのは、昔は各企業が重要視していた事です。
それは、上場する事により、「こんな企業があったんだ」と世間に認知してもらえる絶好の機会であり、また、上場企業だという事で資金力があり、信用のある優良企業だと見てもらえるからだったのではないでしょうか。
(これは企業がプロ野球の球団を持つ理由とも被っているでしょう)

しかし、現在は以前程の宣伝効果も無いでしょう。
そもそも資金繰りの悪化が叫ばれる昨今、株式市場から資金を調達するのも難しい訳ですから、上場している価値や意味がありません。

従って、上場維持によるメリットよりも、上場廃止によるメリット・上場維持によるデメリットの方が上なのではないかと思います。

ネット上だと、オリンパス全てを悪と見做す人物(不正を防止する、企業統治という観点では、会社運営がきちんとされていなかった訳ですから、分からなくはありませんが…)や、上場廃止=企業として終わりとでも思っている人(因みに上場廃止企業の再上場は可能)、もしくは上場廃止になった方が面白いと思っているアホ等、目先の事に終始する人が、数え切れない程存在してイラッとしましたが…。
(僕の場合、最近はイラッとしない事の方が少ないですが…。)

まあ、自主的にでも上場廃止にする方が得策なのではないかと感じます。
(上場廃止したとしても、買収を狙う企業の場合、自社の調査部門を駆使したり、調査会社を雇う等して、株主達を探り、買収に漕ぎ着け様とするかも知れませんが…。)


続いて、このオリンパスの件とも関係してきますが…。
原発の管理に関して東京電力、特に社長等の幹部達が槍玉に挙げられていると思います。
(何回も書いていますが、僕は地上波の報道を全くと言っていいほど視聴していません。ネットで気になった情報をチラッと閲覧するか、周囲の人間から漏れ聞く情報を頼りにしているに過ぎません…。)
皆、現場に理解のない社長(幹部)が居たから発生した事態であり、今後は他の企業も含め、理系・技術畑、現場をよく知る人物を社長にすべきではないかと思うでしょう。
確かに、現場に理解があり、あわよくば現場に精通した、その現場に従事していた事のある人物達を、社長や幹部に揃える事は良いと思います。
しかし、現場に理解がある、もしくは精通しているだけでは経営が成り立ちません。

上記のオリンパスの損失隠し事件の場合、歴代社長や監査役等、財務に精通した人物が損失隠しに手を染めていた訳ですが、理系・技術畑出身の幹部達は疑問を抱きつつも、「財務をよく知っている」幹部、つまり損失隠しの首謀者に、上手に丸め込まれていたそうです。
現場出身者が、財務の知識をそれ程有していなかったが為に、丸め込まれてしまった訳です。
(疑問に思っていたという、技術畑出身の幹部達に財務の知識があったら、ここまで事件が拡大しなかったとは何ら言えませんが…。)

また、社長というのは、会社という組織を俯瞰し、今後の事業展開を考え、設備や人等に莫大な投資をする決定を行う立場にあります。

要するに何が言いたいのかというと、社長というのは現場を知らなさ過ぎる・現場の意見を無視する人であっても、経済・財務・経営の才が無い人であってもならないと思うのです。

経営の才が無ければ、会社を存続させる事が極めて厳しいからです。
たとえ、護送船団方式で保護されてきた企業であったとしても。

(因みに…、現場を知り過ぎるが故に、大事な決定をし損ねる場合も考えられます。特に日本人の場合、そういう傾向が諸外国に比べ高い気が…。)


何か、事件・事故・不祥事・問題が明るみに出ると、それらを引き起こした当事者を皆が一斉に批判を始め、それまで行われてきた事の一切を否定し、その逆を取り入れ様と必死になる。

それも、事件・事故・不祥事・問題の全容が明らかになる、もしくはそれら非常事態が収束する前に、結論を得よう、解決させようとする。
(確かに、批判の拡大を防ぐ為、問題を起こした企業や官公庁等の組織・団体は、早急に手を打とうとします。
しかし、マスコミや消費者(国民)等、批判する者達は、その行為に手を貸すが如く、当事者達を吊るし上げる。)

そして、十分観察してから結論を導き出すべき、現在進行形の問題や非常事態に対し、見誤った結論を基にした策を講じ、余計、問題を深刻化させる。

こんな馬鹿げた事が、延々と繰り広げられています。

そんな光景を見てほくそ笑んでいるのは、日本の資産(特に護送船団方式で来た企業や組織)を狙う外国勢力でしょう。


問題が起きれば、一方を否定して、直ぐもう一方に縋ろうとする。

一旦、考察・俯瞰し様としないのか。
バランスを取ろうとはしないのか。

自分で自分の首を絞めて、何が楽しいのか。

今回のコメントも、そんな現状を物語る極々一例を記してみました。

また関連した話をここに記すかも知れません…。
(記したい事があり過ぎて整理に苦しんでいますが…、太一さんが提示されているテーマ、あるいは前出のコメントから著しく逸脱するものは、いい加減、「自由トピック」に記します…。)
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>かずさん (太一)
2012-01-12 21:39:28
>国内で出来る事はまだまだある筈なのですが、皆、目を向けようとしない。
>目を向けていたとしても、自ら動こうとしない。
>これも、隣の芝生が青く見える為に、その青い芝を追い求めてばかりで…。

日本は「人様至上主義」「国際信仰」「グローバル信仰」が強く、
海外に行くことが何でも上だという固定観念がありますよね。
そう言えば、タイの洪水で日本の製造業の工場が被害を受けた時、
ある企業が「それでも日本には絶対に帰らない」と強調していました。

それを聞いた私の知り合いの年輩の人が、
「そういう日本の雇用を作ろうとしない企業は被害を受けてざまあみろと思う」
と言っていました。
ある程度同意しますね。

>「日本を同化させたい」「日本を抑え込みたい」というアメリカ(ヨーロッパ等の諸外国も含まれるでしょうが)の都合

捕鯨問題でもそうですが、白人という人種はどうしてあんなに押し付けがましいんでしょうね。
一神教によるものかも知れませんが。

>調査能力や、行動力は殆ど無く、様々なものへの恐れにより自主規制を敷く始末…。現在のマスコミは報道機関として最低レベル

報道機関としての最低レベルにも到達していないような気がしますね。

>左翼だろうが保守だろうが、何に対してどう主張し様が自由だと言われればそれまで

それなら、それに対してかずさんが批判するのも自由ですよね。

>白人国家に対抗する為、日本を初めとしたアジア人が協力をして対抗すべし

私も最終的にはそうすべきだと思っています。
しかし中韓の現状を見るに、それは不可能ですね。
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