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卒業通知

2008-09-15 | その他
巷の例に漏れず、三連休を迎えた私。
お正月以来の実家への里帰りを終え、昨日家に戻ると、
待ちに待ったお知らせが届いておりました。

―ご卒業おめでとうございます―


大学から、無事卒業単位充足が承認されましたのでお知らせ致します
という通知と共に、卒業式のご案内が同封されておりました。

やった~

嬉しいです。素直に。


大人になって、それも三十代も後半になって、
このような卒業通知を受けることになるとは、
想像もしていませんでした。

私が短大に入学したのは将にバブルの頃。
短大の方が就職率もいいし というアドバイスと、
推薦入試という楽チンな魅力に後押しされ、短大への進路を決めました。

「短大の推薦に申し込もうと思っているんだけど」
と父に告げると、想像もしていなかった猛反対。
当時の私は、大学に行かせたいなんて親の見栄だと思ったけれど、
その時の父の言葉

―短大の2年間なんてあっという間だ。
大学の4年間はかけがえのない人間関係を作る場所で、
勉強だけでなく、社会人になったら創り得ない大切な時間なんだぞ。
お父さんは大学に行って欲しい―

結局、兄や母が説得し、私の強い意志に父も折れ、短大へ進みました。


もちろん、短大での生活はそれなりの貴重な時間で、
今もなお信頼できる友達が出来た学生生活でした。
しかし、社会人となり、十数年が経った今、父の言葉が思い浮かびます。

あの頃には戻れない。
三十代になって通信という手段で大学に編入し、
卒業という有り難い経験をしたけれども、
やはり十代~二十代にかけて体験する大学生活とは違うのだろうと思います。

この連休を利用し、実家に帰ると、
中学生の甥が新しく一人部屋になったとのこと。
私が実家に残してきた荷物を整理していると、
懐かしい高校時代のものがあれこれと。
なんでこんなもの と思ってしまうような部活動の記録や、成績表まで・・

ただ前にある道に進んでいた学生時代。
自分の考えが正しいと信じて歩んでいた頃。
全てが新鮮で純粋に将来を夢見ていた当時を思い出し、
これから進む人生を考えました。


おそらく、今は私の人生のちょうど半分。
今までの時間を考えれば、まだまだ沢山のことに挑戦できるでしょう。
三十代で大学を卒業し、四十代で何が出来るか。

母が言いました。
―何かに夢中になっている人は若いわね―

この言葉そのもののおばあさんになれるよう、
これからも新しいことに挑戦したいと思います。

楽チンな人生を選択することもしかり。
しかし、頑張った分だけ得る喜びもしかり。

今回の大学生活で得た「やり遂げた充実感」はちょっとした感動でもあり、
これからの自信に繋げ、新しい一歩を踏み出したいと思います。


卒業式は25日。
有給休暇の申請も終わってます。
無事、卒業式のご案内 ほんとに届いて良かった~