書道をしよう

Reisinより書道の魅力をお伝えします

いろは歌

2008-09-23 | 書道
こんにちは、Reisinです
東京は快晴。
先週より完治しない風邪のため、おとなしく秋分の日を過ごしています。

わずかな時間でしたが、隅田川沿いを自転車でちゃりちゃりしていると、
爽やかな秋の空気と、心地よい風で何ともいえない平和な気分を実感しました。
皆さんはどんな秋分の日を過ごされていますか?
冬を前に、貴重な短い秋を満喫されていますでしょうか。


さて。話はがらりと変わりますが。

私は、三十数年の人生の中で、
「眠れなくて困る」という経験はわずかしかありません。幸せなことです。

その私が、最近、夜になると目がランランと輝き、
毎日夜更かしをしています。
もちろん夜更かししているので、昼間職場では眠くなります


眠くないから書くのか、
書きたいから眠れないのか


その原因ともいえるこちらの本




故大渓洗耳先生が書かれた『漢字かなまじり文』の教本です。

現在は絶版となっている和綴じバージョン。
二ヵ月ほど前でしょうか。手に入れることが出来ました。
残りわずかの在庫分が私の手元に届いたのです。

現在販売されているバージョンよりも、応用パターンが多く、
漢字かな交じり作品の創作では大変役に立ちます。

簡単そうで、漢字よりもずっと作品にするのが難しい平仮名。
私も今まで何度も漢字かなまじり作品の時には、壁にぶち当たりました。

そのたびに開く、大渓先生の「いろは歌」


数日前、ちょっと開いてみようかな。

私のコレクションに仲間入りした『漢字かなまじり文』の教本を開くと、
思わず筆を執りたくなりました。
腐りかけてガビガビになった墨に水をたらす。

筆から紙に落ちた瞬間、何ともいえない墨色が出ました。


夜な夜な秋の夜長を「いろはにほへとちりぬるを・・・」と口ずさみながら、
「いろは歌」を書く。
やっぱり芸術の秋なんだなぁ~


でも。

はたと思い出す会社の同僚の言葉

―明日のお休みは書道なんてしないで、風邪治してくださいね
 昼間眠くなっちゃうから


一喝