書道をしよう

Reisinより書道の魅力をお伝えします

我人生悔無

2008-06-25 | 書道
先日、ご案内致しました『日本教育書道藝術院同人書作展』
が本日より開催されております


私は平日は足を運ぶことが出来ませんので、頑張って今週末、
…と言いたいところですが、論文の進捗状況芳しくなく(
もしかしたら来週末まで見に行くことが出来ないかもしれません・・

うぅぅ 


私が出品したのは、サイズ横53cm×縦253cm 1枚ものです。
今まで同人展を見たことのある方であれば想像つくと思いますが、
このサイズ1枚だと、あの美術館では 「あ、ちっちゃい
と感じられることと思います。
本当に大作がじゃんじゃん出品されていますから。
辻玲芯 ―見つけ出せなかったら、受付の方に聞いてください。
優しく教えてくださることと思います。


さて。今回、私が書いたのは

『我人生悔無』

これって、アニメ『北斗の拳』の中に登場するセリフなんだそうですね。
全然知りませんでした

ちょうど、同人展の作品どうしようかな~と思っていた頃、
北京オリンピックの柔道代表が騒がれていた時でした。
スポーツ好き、熱血好き、元武道家の私は、
柔道の代表が誰になるのかと、テレビをよく見ていました。

そして、応援していた井上康生選手が残念ながら最後に負けてしまい、
現役を引退することになってしまいました。
そして、引退会見の時に言ったのが「我、柔道人生に悔い無し」だったのです。

私は「北斗の拳」は見たことがないのです
男性陣からは非難ゴーゴー。
だって、私、少女漫画好きですから・・・
ですので、全く井上選手の会見を見ても、気づきませんでした。

真剣な眼差しで「我人生悔無」を書いていた時、
「それって、北斗の拳だよ」と後から聞こえる声…。

そうなんですか。


でも、この言葉が大好きなんです。
こんな風に胸を張って言えたら、格好良いと思いませんか

こうなりたい。
私は今も、これからもそう思い続けると思います。


また、スケジュールが上手く運び、会場で写真撮影できましたら、
作品掲載いたします。

とりあえずは、是非足をお運び、生作品をご覧下さいませ



同人書作展開催間近カウントダウン!!!

2008-06-23 | 書道
いよいよ!

6月25日(水)~7月6日(日)
日本教育書道藝術院の同人書作展が開催されます
沢山の皆様のご来場お待ちしております


会期:平成20年6月25日(水)~7月6日(日)
    午前10時~午後6時(初日12時開場、7月1日は休館日)

 会場:国立新美術館
     東京都港区六本木7-22-2
      千代田線乃木坂駅6出口(直結)
      日比谷線六本木駅4A出口 徒歩5分
      大江戸線六本木駅7出口 徒歩4分


宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」vol.8 発売のお知らせ

2008-06-21 | 書道
今日は朝から
湿度90%???? なんて感じるジメジメした“ひより”です。

“ひより”というと、なんだかこんな陰気な空模様でも、
ちょっと穏やかなイメージを受けませんか?

この“ひより(日和)”とは、
「天気」から出来た生じた女房詞(にょうぼうことば)です。
鎌倉から室町時代の頃、御所などの女房達は、
上品に且つ優雅に、柔らかな表現をすべく、
色々な言葉を違う言葉に変化させ使っていました。
当時、女房達が使用し始めた言葉を「女房詞」といいます。
面白い慣習ですね。
頭に「お」をつけることも女房詞からだそうです。
おなか(腹)とか、おでん(田楽)とか。
大阪の方は色々な言葉に「お~さん」というそうですね。
“お豆さん”とか、これも女房詞の名残のようですよ。

…さっきまで本を読んでいたので、忘れないうちに豆知識 

 
さて。本題。

『宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」VOL.8』発売のお知らせ です。

イメージは、キングインターナショナルさんのHPをご覧下さい
http://www.kinginternational.co.jp/contents/2008/06/unovol8.html

今回は、今までとは全くイメージの違うジャケットとなっています。
本日手元に届き、早速ソファの上に載せ、写真を取ってみたのですが、
やっぱり素人の私には、実物の雰囲気を上手に伝えられそうにありません。
キングさんのHPをリンクさせていただきました。
これは結構色の感じも実物どおりかなぁと思います。

CDのジャケット、それもクラシック音楽のCDのジャケットに
筆文字を採用されたキングさんの試みは、
相当な賭けだったろうと思います。

今回で8作目、私の作品はそのうちVOL6を除く7作ですが、
VOL7より墨色ではなく、カラーになったことで
全く違う印象を与えるようになりました。
私も出来上がったものを見せていただくのがとても楽しみに。

もちろん、書家としてはそのまま使用していただくことも
醍醐味ではありますが、
こうしてちょっと手を加えていただき、
素敵に、オシャレに創り上げていただくのも
私にはとても嬉しいことです。

最近は、パソコンがあれば、書道を勉強していなくても、
デザインの勉強をしている方が、様々の筆文字をデザインされ、
パッケージデザインや、ロゴを手掛けています。

私は書道に携わる者として、街を歩いていても、看板の筆文字や、
お酒のパッケージなどについつい目が留りますが、
素敵だな と目につくものが、必ずしも、書家の作品ではありません。
デザインを勉強している方の作品ということも沢山あり、
というか、その方が多いのかも。


そんな中で、書道を勉強してきた私には、どんなものが書けるのか。

折角なんだから、書道を勉強してきたからこそ出来る作品に
を心掛けています。「創る」ではなく、「書く」ことで表現する。
人間らしく、肉筆という生々しさを表現したいなぁと。

今回のVOL.8はカラフルですが、
筆の息づかいが感じられるデザインとなっています。
是非、実物を手にとって感じていただければと思います。


ご購入お待ちしておりま-す

父の日 ・・感謝・・

2008-06-15 | 書道
今日は父の日です


今日思うことを書に表すとしたら

  

という言葉。


私は三年前に大学に入りなおしました。
高校卒業後、短大に2年通いました。
当時は、高い学費を出してもらいながら、
本当に有意義に学生生活を過ごしていたかと振り返ると、
決してそうではなかった気がします。

自分で学費を払い、仕事の合間に勉強してみて、
なんて勿体無いことをしていたのかと反省しきりです。

時間もたっぷりあったし、学費まで親に出してもらって、
交通費だって、お小遣いまで貰っていたし…
そのお小遣いがお兄ちゃんより少ない~なんて文句まで言って
なんて我儘娘だったんでしょ。


あ~ もっと頑張ればよかった~
と何度も悔やまれました。


当時は当たり前だったことが、
本当はとっても大変なことで、
それを自分でやらなきゃいけなくなったとき、
初めてそれに気がつきました。

だから、今日の一言は「感謝」です。


当たり前じゃない。
色々な人に支えてもらっているから、
今の自分がある。


それを感じながら、口に出さなくても、
気づいてさえいれば、
毎日幸せを感じることが出来ると思います。

父にだけでなく、
ほんの些細なことでも、
例えば、ご飯を食べられる幸せ、
お風呂に入ることが出来る幸せ、
ゆっくり布団で寝られる幸せ… などなど


当たり前のことじゃなく、
すごいことなんだ! と感謝の気持ちを感じられたら。

人生何倍も楽しくなること間違いなし

「水無月」の疑問

2008-06-07 | 書道
東京は、梅雨の晴れ間が気持ちの良い一日でした
溜まった洗濯物を頑張って洗濯した皆様、お疲れ様です。
そして、私もお疲れ様

ちょっとしたトラブルはありましたが、無事大学に卒論を提出して参りました。
ほぅ~ 一安心。
今夜からは、ちゃんと残りの論文頑張ります



さて。突然ですが、今日は「水無月」のお話を。

「水無月」って、違和感無く聞き流してしまいますが、
文字にすると、変な感じしませんか?
だって、一番雨(水)が多い月なのに、「水無月」。

調べてみました。


小学館『日本国語大辞典』より、以下抜粋
 ↓
“「水無月」―(「な」は、「ない」の意に意識されて「無」の字があてられるが、
本来は「の」の意で、「水の月」「田に水を引く必要のある月」の意であろう)
陰暦六月の異称”


ほぅ~


「水の月」というならば、なんで「無」なんて文字を当てたのだろう。
不思議不思議・・・ 
「「ない」の意に意識されて」って、イマイチ理解出来ない。
もう少し表現無かったのでしょうかねぇ。

また、辞書にある「田に水を引く必要のある月」ですが、
普通に考えると、田植えはもっと早いはず。
これは、「陰暦」というところにミソがあります。

「陰暦」とは、太陰(月)のみちかけをもとに考えられた暦。
いわゆる、日本の旧暦です。

現在日本で使われる暦は太陽暦。
地球が太陽の周りを一回転する時間を一年とし、
一年を365日、4年に一度を閏年とするという考えを用いています。

これは、思ったより歴史は浅く、
明治5年(1872)11月9日に「これからは暦の数え方を変えますよ~」となりました。
そして、その年の12月3日が明治6年1月1日とされたそうです。

変な感じですよね~
だって、本当だったら、明日は11月10日になるはずだったのに、いきなりお正月ですよ~ 不思議~

ですので。
現在の6月は、旧暦でいうと、2ヵ月近く戻るので、4月に当るのです。
田植えがそろそろ… という
まさに、「田に水を引く必要のある月」ということになるのです。

ふぅん~ へぇ~


と、まぁまぁすっきりしたところで。

「水無月」を筆で書いてみよう~ と試みましたが、
んんん・・・

私の大嫌いな「水」という文字。どうもバランスが取れない。
昔から、不得意ベスト3位に入っちゃう天敵なのです…
やっぱり気に入ったものが書けず、今回掲載無し



久しぶりの日記

2008-06-06 | 書道
最近、越後製菓「味の追求」シリーズ “大柿”
http://www.echigoseika.co.jp/freecontents-14/detail_freecontents-14_contseq_5.html
にはまってしまっているReisinです。

毎日毎日“大柿”が食べたくなって、帰宅するや否や“大柿”の袋にハサミを入れる
ちょっとだけ… 10粒まで… 半分までで何とか我慢しよう…
とあっという間に一袋食べきる

あ~ こんな生活を2週間ほど続けています。
反省反省また反省… 下腹がぽっこりです。


大学の卒業論文が書きあがりました。
明日大学に提出して参ります。
まだ、単位認定の論文が残っているのですが、
緊張感が途切れてしまい、こちらの方が深刻かも。
あと少し、あと少しの頑張りが必要です


書道の方も継続中です。
昨日で、専門科の授業も3ヶ月続いた「何紹基」の授業が終わりました。
次回より、漢字かな交じり文の授業が始まります。
本多先生の漢字かな交じり文が、今からとっても楽しみ

漢字かな交じりの作品は、私もよく展覧会で取組みますが、
漢字作品と比べて、変化を出し辛いと壁にぶつかる事が多いのが事実です。
しかし、一番の魅力は、読めるから人に思いが伝わりやすいということ。

―伝えたいことを、書で表現する―

素敵だと思いませんか。
これからの半年間授業を通して、自分の作品がまた一歩変化出来ることを
期待します。


“大柿”ではじまり、書道でしめる

お粗末さまでした