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Reisinより書道の魅力をお伝えします

宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」vol.8 発売のお知らせ

2008-06-21 | 書道
今日は朝から
湿度90%???? なんて感じるジメジメした“ひより”です。

“ひより”というと、なんだかこんな陰気な空模様でも、
ちょっと穏やかなイメージを受けませんか?

この“ひより(日和)”とは、
「天気」から出来た生じた女房詞(にょうぼうことば)です。
鎌倉から室町時代の頃、御所などの女房達は、
上品に且つ優雅に、柔らかな表現をすべく、
色々な言葉を違う言葉に変化させ使っていました。
当時、女房達が使用し始めた言葉を「女房詞」といいます。
面白い慣習ですね。
頭に「お」をつけることも女房詞からだそうです。
おなか(腹)とか、おでん(田楽)とか。
大阪の方は色々な言葉に「お~さん」というそうですね。
“お豆さん”とか、これも女房詞の名残のようですよ。

…さっきまで本を読んでいたので、忘れないうちに豆知識 

 
さて。本題。

『宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」VOL.8』発売のお知らせ です。

イメージは、キングインターナショナルさんのHPをご覧下さい
http://www.kinginternational.co.jp/contents/2008/06/unovol8.html

今回は、今までとは全くイメージの違うジャケットとなっています。
本日手元に届き、早速ソファの上に載せ、写真を取ってみたのですが、
やっぱり素人の私には、実物の雰囲気を上手に伝えられそうにありません。
キングさんのHPをリンクさせていただきました。
これは結構色の感じも実物どおりかなぁと思います。

CDのジャケット、それもクラシック音楽のCDのジャケットに
筆文字を採用されたキングさんの試みは、
相当な賭けだったろうと思います。

今回で8作目、私の作品はそのうちVOL6を除く7作ですが、
VOL7より墨色ではなく、カラーになったことで
全く違う印象を与えるようになりました。
私も出来上がったものを見せていただくのがとても楽しみに。

もちろん、書家としてはそのまま使用していただくことも
醍醐味ではありますが、
こうしてちょっと手を加えていただき、
素敵に、オシャレに創り上げていただくのも
私にはとても嬉しいことです。

最近は、パソコンがあれば、書道を勉強していなくても、
デザインの勉強をしている方が、様々の筆文字をデザインされ、
パッケージデザインや、ロゴを手掛けています。

私は書道に携わる者として、街を歩いていても、看板の筆文字や、
お酒のパッケージなどについつい目が留りますが、
素敵だな と目につくものが、必ずしも、書家の作品ではありません。
デザインを勉強している方の作品ということも沢山あり、
というか、その方が多いのかも。


そんな中で、書道を勉強してきた私には、どんなものが書けるのか。

折角なんだから、書道を勉強してきたからこそ出来る作品に
を心掛けています。「創る」ではなく、「書く」ことで表現する。
人間らしく、肉筆という生々しさを表現したいなぁと。

今回のVOL.8はカラフルですが、
筆の息づかいが感じられるデザインとなっています。
是非、実物を手にとって感じていただければと思います。


ご購入お待ちしておりま-す